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■ 佐渡裕

佐渡裕、ベルリン・フィル、デビュー。興味ないなら書かなきゃいいんだが、なんだか、話題になっているようなので書いておこう。

興味ないっつーのは、何かって言うと佐渡裕がダメだから聴かないってことじゃなくって、殆ど聴いたことがないから何とも言えないってレベル。どっかで映像を観たことはあったような気がするけど、あんまり印象は残っていない。

では、世間一般の評価はどうなんだろうか、とHMVのレビューをみてみてびっくり。ここまで叩かれている指揮者ってのも珍しい。同国出身者を低く評価する同族嫌悪っつうのかな、そう言うのって、ないとは言えないかもしれないが、大野和士や大植英次はきちんと評価されているんだからそれだけじゃないんだろう。ただ、どうしたわけか、吹奏楽の録音はやけに評価が高い。若し聴いてみるなら、吹奏楽からどうぞ、ってことなんだろうか。

うーん…と思ってみていて、「これは…」とすぐに違和感を感じたのが、レーベル。Avex Classics。なんじゃそりゃ。だいぶ前に、Avexがクラシックに進出したって話があったんだけど、結局、目ぼしい録音は出せていないと言うイメージだった。それが、こんなところで細々と生き残っていたとは。

で、Avexの何が疑問かって、録音技術。やっぱり、HMVで評価をしている人の中にも、これを指摘している人を見かける。オーケストラを録音するにはあまりにも経験不足ではないか、とはすぐに思ってしまう。Avexと言えば、国内のポップスではどメジャーな存在かもしれないが、クラシックに入って行けば、旧6大メジャーや個性的なマイナーレーベルたちの中で埋没しかねない存在だ。クラシックのレーベルはharmonia mundiなら古楽、ERATOならフランスもの、NONESUCHなら現代音楽と言う風に得意ジャンルの録音技術に磨きをかけ、小うるさいヲタクたちの支持を得てきた。その中で、音楽的に存在価値を示すことは、確りとした技術力と明確なコンセプトがなくては難しい。

しかし、ものは考えようである。Avexの強みと言えば、ポップスで培ってきたマスコミへのPR手法(ってのかな?)。これを使わない手はない。今回の件だって、「こんなニュースになるか?普通…」ってのが正直な感想だ。ベルリン・フィル振ったからと言って、偉大な先輩である若杉や小澤、朝比奈と同等の評価ができるわけではない(ちなみに、ベルリン・フィルを振った日本人は14人目らしい)。正直なことを言えば、最近のベルリン・フィルを振っている面子を見ると、巨匠不足の裏返しで斬新っつうか、まぁ、ひと昔前のベルリン・フィルなら絶対出てこないような人がちょくちょくいる。ピノックとか、アイムとか…。佐渡裕とは違って全くベルリン・フィルに憧れていなかった人たちである。ベルリン・フィルを振ることのハードルが下がったってわけじゃないかもしれないが、ベルリン・フィルも色々と試してみるんだなぁ…ってのが、最近の印象。

それよかベルリン・フィルで言えば、安永徹に続いて、樫本大進が、コンサートマスターの座を射止めたこと、清水直子がヴィオラの首席になったことだって、日本人には嬉しいニュースのはずだ。それと東日本大震災へのチャリティーコンサートなんかも本来はニュースにして欲しいところだ。なのに佐渡裕ばっか。Avexの力じゃないかなぁ、ってのは穿った見方だろうか。

こうして、ニュースで話題を作っておいて、それだけで終わらず、すぐにCD化、民放でドキュメンタリ放映をする。次々と大衆にPRしていく。もともとのクラシック・ファンにはそれほど売れないだろうが、マスコミの作り上げた流行に“流行りものに敏感な大衆”が飛びつくだろう。Avexの真骨頂だ。で、それが悪いことかと言うとそうではないと思う。のだめ効果が薄れてきた今日、クラシック普及のためのこういう広告塔は大切だ。理由は何だっていい。ニワカだろうが、なんだろうが、それで確り、クラシック・ファンが増えて行けばそれでいいんである。

ただ、残念なのは武満とショスタコーヴィチと言う演目。流行りものに飛びついた大衆が楽しめる演目じゃございませんね。新世界とかやっときゃよかったのに…。非クラヲタは「自分の知っている曲」が好きだからなぁ。

さて、佐渡裕、今後どうなるのやら…ベルリン・フィルの常連になって、ウィーン・フィルやコンセルトヘボウに登場するようになっていけば、本物なんでしょう。おいらは、ほかに聴きたい演奏家が多すぎるので財政的に試しにCD買って聴いてみるかって余裕はないけど、同じ日本人としては頑張って欲しい。

 

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ミュンヘンのガスタイクで東日本大震災救済コンサートが行われた。出演したオーケストラは、バイエルン放送交響楽団、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、バイエルン国立管弦楽団。指揮は、つい先日もNHK交響楽団を振ったズービン・メータ。ヒューマニズム溢れる巨匠。N響の時と同じベートーヴェンの交響曲第9番。

このミュンヘンのコンサートでは12万9千ユーロの募金が集まったと言う。えっと、ざっと1,500万円か。え?1,500万円って、1回のコンサートでか?これは入場料としての収益なのか、会場での募金活動の結果なのか…。ちょい古い文献では、このホールの座席数は2,387席。入場料として集まった金額なら、さほど不思議ではない(一般のコンサートに比べれば多少高いかもしれないが)。しかし、純粋に、募金として集まったのだとしたら結構な金額じゃないか?1人当たり約6,500円。日本国内なら不思議ではないが、地球の反対側、ヨーロッパでこんなにも!ありがたい話だなぁ~。

是非、こういうコンサートの様子を被災地の方たちに観て欲しいと思う。NHK教育で各地の支援コンサートの様子をまとめて放送しないかなぁ。でも、被災地で人気なのは演歌だって言うしなぁ。被災者の年齢層、地域的にしょうがないけど…。

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■ 暗黒の都

富山からひとっ飛び。夜、東京に帰ってきた。

夕方から夜の便だと窓から観る、東京の夜景がなかなか見もの。そんなわけで、今回も窓側に座ったんだが、想像以上に東京は暗くなっていた。あの光は無駄だったのか?よく「あの明かりがなくても不便じゃない」ってなことを言っている人を聞くが、そりゃそうで、プラハから比べたって、たぶん今の東京の方がまだ明るい。それでも、別に不便なわけじゃない。生きていくために絶対必要ってわけじゃない。しかし、巨大な経済規模を持ち世界的に見れば贅沢しまくっている日本人には必要なものだったんだろう。必要っつうか、象徴するもの、って言った方がいいかな。

それで、今は自粛ムードが続いているから「いいじゃないか、これくらい暗くても」ってことになっているけど、さて、何年も続くとしたらどうなのかな?おいらは全然かまわないけど。贅沢に慣れちゃうと、そんな簡単に我慢できないんじゃないかな?って思うんだよなぁ。

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フィラデルフィア管弦楽団が破産した。おいらはアメリカの破産法のことは良く判らないんだけれども、消滅だけは免れて欲しいと願う。当座の公演活動は続けるってことだけれども…。

最近の動向は、おいらはちっとも掴めていなかったんだけれども、ここまでのビッグネームがそこまで追い込まれるってどういうことなんだろか。景気が悪いのはそうなんだろうけど。

ちなみに、おいらの寡聞の知識では、アメリカのオーケストラではいかにスポンサーが集められるかってのが経営の成否の分かれ目らしい。オーケストラ主催のパーティでは、首席指揮者(音楽監督)がいかに後援者たちとコミュニケーションをとることができるかが大切だと言う。

バレンボイムがシカゴ交響楽団でいまいち成功しなかったのは、パーティでのコミュニケーション不足だったと何かで読んだことがある。前任者のショルティはそのあたりを良くわきまえていて、それがシカゴ交響楽団の黄金期を築き上げたとか。(うろ覚えなので正確な情報ではないが)

最近のフィラデルフィア管弦楽団はどうだったんだろうか?前任者のエッシェンバッハは当時、パリ管弦楽団との兼任、後任のデュトワもロイヤル・フィルとの兼任と言う状態。それに加えて、世界的な巨匠マエストロ不足と言われる今日。両マエストロ共に多忙を極めていたことは想像に難くない。きちんと後援者への対応はできていたのだろうか?不況の今日、バレンボイムの時代よりもそれは大切なことになっていると思うんだけれども。まぁ、原因はなんだか知らないけどなぁ。

さてさて、巨匠マエストロ不足の反面、若手の台頭が著しいのも確か。ってことで、フィラデルフィア管弦楽団も2012年からネゼ=セガンに将来を託すこととしていたけれども、今回の処置でどうなってしまうのか。ぜひ、この若い指揮者とともに復活を遂げて欲しい。いちファンとして切に願う。

ちなみに、ヨーロッパのオーケストラはこの点、そこまで厳しくなさそう。チェコ・フィルなんて一番いい席で3,000円だからね。採算度外視(汗)。たぶん、国がたんまり補助金出しているんだろな。

今は、エッシェンバッハのサン=サーンスの交響曲第3番『オルガン付き』を聴いてから、オーマンディのコープランドの作品集を聴いている。もちろん、両方ともフィラデルフィア管弦楽団の演奏で。

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■ HMVの価格

HMV onlineの価格設定ってちょこっとややこしいよなぁ~。例えば、マルチバイ特価、3点で30%OFFと言うのは、一般価格からの30%OFFなのであってオンライン会員特価からの30%OFFではない。そりゃ、そうなんだが、あんまり一般価格で買う人っていないと思うから、「あれ?30%もOFFされていないじゃん!」と一瞬思ってしまう。で、この滅多に使われないであろう一般価格ってのが、凄く高いのだ。さらに○○レーベル特価ってのが絡んでくると更に複雑になる。

例えば、マルチバイ特価、3点で30%OFF、しかも、あるレーベル全品50%OFFだとしたら、価格は後者が優先されることになる。もちろん、ここで言う50%OFFの対象は一般価格。この場合のHMVの価格表示は、下記の通りの表示となる。

マルチバイ特価(税込):¥1,500
値引金額:¥1,500
オンライン会員特価(税込):¥1,500
一般価格(税込):¥3,000

マルチバイ特価の30%OFFは一体どこに行ったのか、と一瞬首をかしげたくなる。慣れないとなんだか、解せないような気がする。まぁ、おいらは慣れてきたけど。

それでも、現状ではCDを買うにはそれなりに安い値段で買えるので、石丸が消えた今後、HMVへの依存が高まるのはやむを得ないだろうなぁ。店舗で衝動買いをしたいと言う欲望は、タワーレコードへ…なんだけど、渋谷や新宿までわざわざ行く気がなかなかしない。

やっぱ、石丸の撤退は痛すぎるなぁ…。

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遂にこの時が来てしまった…。石丸電気ソフト館閉店。一時期は、秋葉原に何軒ものソフト専門店を展開していた石丸電気だが、最後の砦だったソフト本店の閉店で遂に秋葉原からその姿を消すこととなった。残ったのは、家電を売る2軒だけ(だと思う)。そのうち本店のワンフロアにだけ細々とソフトコーナーが存続する。クラシックは若干置くだけ。事実上の撤退となる。秋葉原の大型家電店舗が姿を消していく中で、石丸電気がその存在感をここまで保てたのも、ソフト販売があったからこそだと思うのだが、家電だけでどこまでやっていけるか…。

そんなわけで最終日を見届けてきた。ソフト販売からの大幅撤退とあって、在庫処分価格。1枚で60%OFF、10枚買うと80%OFFになる。3,000円のCDでも600円。ただ、年初から始まった長期のセールの最終日とあって、残ったCDは極僅か。交響曲、管弦楽曲、協奏曲と言った人気ジャンルは、殆ど売れてしまっていた。対して、声楽曲、宗教曲、現代音楽等はそこそこ残っていて、おいらは思っていた以上に目ぼしいものがあった。まぁ、そんなもんだろうなぁ。

これで、石丸電気でのCD購入は最後になるのかな…。中学校の頃はじめてCDを買って、そこからどんどん新しい音楽の世界が広がって行って…音楽はおいらにとって、とっても大切なものになった。その原点に石丸電気の存在があったことは言うまでもない。ここで出会った音楽は、大切な宝物であると思う。

石丸電気の存在はそれだけに、他のCDショップとは異なる意味があって、感謝の気持ちも大きかった。そして、居心地も良かった。だから、ネット販売が広がって、石丸電気の価格的優位性が薄れていっても、石丸電気を利用させてもらい続けていた。

しかし、これでほぼ終了。あの店員さんたちとも会えなくなってしまうかもしれない。親しげに会話をしたことはないけれども、ほぼ固定のメンバーで色々とお世話になって10数年。寂寥感は大きい。これからは、ネット購入に頼るしかなくなるんだろうな。それは合理的には悪くはないんだけど、対面販売での人の温もりみたいなものはなくなってしまう。感傷的かもしれないけど、おいらは、なんだか、とても残念でならないのだ。古い人間だと言われるかもしれないけれども、石丸電気の店員さんに親切にしてもらってきたこと、その思いは忘れることはないと思う。

感謝の意を表するとともに、いつか、ナントカっていうトンチンカンな家電屋から分かれて復活することを、微かに期待して、またの日を待つことにしよう。

 

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世界各地、多種多様なジャンルで東北地方太平洋沖地震への支援の動きが広がっている(日本人としては、栄村地震のためにも何かできないか、考えていかないといけないけど)。

もちろん、ヨーロッパの楽壇でも徐々に活動が始まっている。その中でも、今のところ、最も大きなイベントは、バレンボイムがシュターツカペレ・ベルリン、ラトルがベルリン・フィルを振る救済募金コンサートじゃないかな。前者はチャイコフスキーの交響曲第6番『悲愴』、後者はブラームスの交響曲第4番を演奏する。バレンボイム、ラトルのヒューマニズムには頭が下がるばかり。特に、バレンボイムは中東和平のためにも活動していて、その志の高さは定評のあるところ。今回は、私たち日本のために、早速動いてくれた。絶対に音楽は、力になると思う。

で、さ。出来れば、NHK教育かなんかで、放送して貰った方が良いんじゃないかな。救済募金コンサートとは言え、日本人が聴けないのって、もったいない。ちなみに、ネット環境が整っていれば、日本から有料で観ることができる。ライブ配信の収益も寄付されると言うことなので、是非。コンサート情報は
こちら。バレンボイムとラトルのメッセージも聞くことができる。

このほか、ベルリン・フィルでは、既に3月16~18日の演奏会を日本国民に捧げていて、その演奏会の前にもラトルとベルリン・フィルのヴァイオリン奏者ヘーシュが、メッセージを発信している。映像は
こちら。ヘーシュは流暢な日本語で、ラトルは英語でのメッセージ。

また、ロサンゼルス・フィルでも、ドゥダメルによって、日本人に向けて、演奏会の冒頭にフリーメイソンのための葬送音楽が演奏されている。

色々あるけど、日本人としては「ありがとう」って気持ちで一杯。

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3月になっても、寒い日が続いている。日曜は部屋で暖房ぽかぽか焚いて、転がっていようとずるいことを考えていた。しかし、まぁ、そんな怠惰は良くないもんだで。ヴァイオリン教室の仲間からメールが来た。別の仲間が、オーケストラ・デビューすると言う。しかも、うちの近所。

冷たい空気の中、ふら~っと出かける。近所のホールなのに、ふと思い返してみると一度も足を踏み入れたことがない。プロのオーケストラもやってくるが、演歌やポップスのコンサートにも使われる多目的ホールって感じ。区の税金で建てたものだし、活用しないとなぁ。

開演時間は14時。のんびりとホールに入ると1階席はだいぶ埋まっている。無料のコンサートだし、せっかくなので、2階席中央前方と言う滅多に座れない絶好のポジションをゲット。座るとフワッとしたクッション、そこそこ広い座席間隔。あー、日本のホールは座席空間では最強だよなぁ。

演目は、フォーレの『ペレアスとメリザンド』組曲、リストの前奏曲、チャイコフスキーの交響曲第5番。まだ若い楽団で、初心者が多いと言うことだけど、意欲的なプログラム。ひねたもんじゃないけど、シシリエンヌなんか、弦の響きの良し悪しが出ちゃうだろうからなぁ。

演奏は真剣そのもの。「ちょろいぜ!」と余裕で弾きまくる一流オーケストラもいいんだが、1年の成果を緊張感一杯に全力で弾き切るアマオケも、また良し。自分も「明日から頑張ろう!いつかオーケストラはいりたいなぁ」と勇気と刺激をもらって帰宅。なんか、充実感のある午後だったなぁ。

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1月も中旬だと言うのに、今更なんだが…今年もニューイヤーコンサートを観た。今年も…かどうかは実はよく覚えていないが、ポケーッと観ていることが多いような気がする。なんで、そんなに記憶がないかと言うと、ウィンナ・ワルツを聴かないからである。ええ、まったく。要するに惰性。そりゃ、忘れる。

今年も、モニタに向かって、「2年連続のマーラー年の折り返し点なんだからマーラーやればいいのに!」とか、とんでもなく暗いことを語っていた。「新年です。あけおめ、ことよろ。あ、今年は我らがウィーンで活躍した作曲家、マーラーの没後100周年なので、交響曲第7番『夜の歌』をやります」なんつって。指揮者は、ハイティンク。華も何もありゃしない。ここまで来たら合わないんだから、会場の花も全部取っ払って…とか、憂鬱な1年が始まりそうだな。

って、今年のプログラムには、リストが入っていた。黙ってスルーしたい苦手な作曲家リスト。と言うわけで、ここでも一切関わらない。あとは、ウィンナ・ワルツ。ところで、このコンサートって、超一流の演奏家による珍曲紹介大会じゃないか?これ。それともワルツ・マニアには堪らない名曲揃いなのか?おいらは知らない。

さて、今年の指揮者は、ヴェルザ=メスト。いつの間にか、この世代を代表する指揮者に。つか、この世代って誰がいるんだ?パーヴォ・ヤルヴィとか、ダニエレ・ガッティとか…そこそこスター指揮者はいるっちゃいるんだが、地味な世代じゃないか?とか、失礼なことを言ってみる。

とは言え、ヴェルザ=メストはカラヤン以来、半世紀ぶりのオーストリア人のウィーン国立歌劇場音楽総監督である。昨年、来日した時はmixiのコミュニティで「だれそれ?」的な扱いを受けていたけれども、地元的には大歓迎じゃなかろか。そんなわけかどうか、今年は日本人が少なかったように思う。着物姿の人をあまり見なかったような気がするのだ。映らなかっただけかなぁ。その代り、アラブの王様みたいのがやたら写っていた。彼は何者なのだろうか…。

演奏は、さすがワルツで、ノリノリ…じゃなくて、端正なんだよなぁ。ラデツキーどんなだろう、と期待していたら、野暮用が入って、ドナウ以降観られなかった…。

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先日、久しぶりに渋谷に行ったら、タワーレコードで在庫処分セールをやっていた。フルプライスのCDが450円とか…中古より断然安い(いや、そもそも中古ってそんなに安いか?)。と言うわけで当然のように、ガサゴソと漁ってきたわけだが、収穫はボチボチ。いや、凶作と言っていいか。購入は3枚。こんなに安いのに3枚。おいらの好みのCDはなかったなぁ。まぁ、色んなジャンルのCDがあったわけで、クラシックそのものは実はそんなに多くはなかった。

このレベルの安いセールを見ると昔の石丸の在庫処分セールを思い出すなぁ。どれでも1枚400円、3枚買ったら1,000円。しかも、メジャーレーベルは当たり前のこととして、BISとか、CHANDOSとか、普通に高価なものがポンポン置いてあった。特別予算を編成して、目の色を変えて漁ったものである。しかも、そんなぶん投げセールでも石丸の対応はさすがで、欠陥商品はちゃんと取り寄せて新品と交換してくれた。もちろん、今回のタワーレコードのセールでは、「クレーム、返品お断り」である。在庫処分セールとしてはそれが正解で文句を言うつもりはないけれども。

はぁ…昔は良かった。と老人臭いことも言いたくなるものだ。いや、これは特殊過ぎるか。

その後、大規模な在庫処分セールはなくなったが、時々、店の入り口で小規模な在庫処分セールを開催していた。小規模とはいえ、そこそこ欲しいものがあったりして、重宝していたのだが、先日から書いているとおり、石丸電気もいよいよ最終章。こういう夢のような空間はなくなっていくんだなぁ。

ホント、旧石丸クラヲタ館が空き物件のままになっているんだから、復活させてくれるといいんだけどなぁ。秋葉原でもタワーレコードは繁盛しているのに(といっても、クラヲタコーナーは閑古鳥鳴いているのは当然である)、石丸はどうしてここまで衰退してしまったのか。秋葉原のシンボルだったのに。

ま、エディオンのせいなんだろうけど…。

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