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『レコード芸術』、それは半世紀以上の歴史を持つ、クラシック・ソフト情報誌。日本でこの世界に迷い込んだ者で、読んだことのない者はいないだろう…って、最近じゃ、ネットが発達しているからそうでもないのかな?それはともかく、権威的存在であることは間違いない。いや、間違いなかった。そんな『レコード芸術』の読者とは?!

5年前の調査なんだけど「読者データ」を見つけた。興味深い。実に、興味深い。

まず年齢。40代以上が92.7%。50代以上にしても72.4%。20代と30代は足しても、6.7%。そして、男女比率、男性97.3%。要するに、『レコード芸術』の読者のほとんどは、50代以上の男性と言うことができる。これ、さすがにクラヲタの一般ではないと思う。

「好きな音楽のジャンル」は、交響曲が1位、2位に協奏曲、3位に管弦楽、4位に器楽曲、5位に室内楽、6位にオペラと続く。報告書ではこのありがちな結果を分析して曰く「音楽の趣向は、交響曲・協奏曲・オペラなどクラシックのコアな音を探求する本物志向の姿が読み取れます。」…そうなのか。

「ソフト所有枚数」は、71.8%が1,000枚以上。一番少ない選択肢が、500枚以下と言うレベルの高さ。流石です。「月平均CDソフト購入枚数」は、約半数が5枚以下。所有枚数から見ると少なめに見えるが、年齢層が高いので、辻褄は合うのだろう。「音楽ソフト購入時の参考情報」は、『レコード芸術』がダントツに多い。当然か。しかし、国内盤と輸入盤どっちを買うかという質問には、43.5%が「輸入盤が多い」と答えている。残りのうち16.2%は「作品・価格による」としている。『レコード芸術』ってほぼ国内盤情報じゃん。海外情報に力を入れていると言ってもねぇ。と言うわけで、ここは辻褄に合わず…なんていうのは、酷かな?このジャンルで「国内盤が多い」が40%占めているので、やっぱ『レコード芸術』だな、と思わないでもないけれども。

「インターネットの利用について」は、55.9%が「毎日利用する」と答えている。年齢層から考えれば、高いと言える。音楽配信は、87.6%が「利用しない」と答えている。流石に、そこまでは進んでいないか。5年前の調査だし。

あとは、「『レコード芸術』への期待」に関する調査なので、さらっと流しておいて、随分偏っているとは言え、なかなか面白い調査だった。HMVの「クラシック音楽に関する意識調査」と比較して見ておいてもいいかも。


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今日はヴァイオリン教室の合同レッスン。ヴァイオリンやチェロの他のクラスの人たちと大合奏。課題曲は、パラディスのシチリア―ナと葉加瀬太郎の冷静と情熱の間。普段のレッスンで練習をしておいて、合同レッスンでみんなで楽しもうって企画。

ところが、6月はあまりレッスンに行けず、ほぼ無策で挑み、見事玉砕。いやー、面目ない!

特に冷静と情熱の間は、レッスンよりテンポがだいぶ速くって、いつも難なく弾けている部分ですらまったく追いつかず。練習もあんまできなかったしなぁ。あと、負け惜しみじゃないけど、なんか、葉加瀬太郎の曲って、あんまり弾いていて楽しくないんだよなぁ。これは、完全に個人の好みだけど(汗)。聴き心地はいいんだろうけど、ね。

帰宅後、TVを観たら偶然、G線上のアリアがはじまったところだった。鈴木雅明さんとバッハ・コレギウム・ジャパン。コンサートマスターは寺神戸亮さん!何とも美しい…。こういうのを見るとやはり頑張らないと、と思う。G線上のアリアは一応、レッスンでやった曲なんだけれどもね。

あ、そうそう、TV、PCで観たんだよね。実は最近、PCにTVチューナーを増設したのだ。デュアルモニタも26インチのTNモニタを27インチのIPSモニタに。ちなみに、もう一つは、27インチのVAモニタ。両方とも三菱になった。つっても、滅多にTV観ないんだけどね。NHKの音楽番組は押さえたい。BS観られないけど…(涙)。

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スコットランド旅行中から様子がおかしかったレンズをニコンに持ち込んだ。結果、VR(手振れ防止装置)など不具合発覚。知らず知らずのうちに衝撃を与えていたっぽい。修理代20,000円オーバー。お高いけれども、買いなおすより全然安いのでしゃーなしと諦める。

さて、話は飛んで飛んで、音楽のお話。今年は、アルカンジェロ・コレッリ御大没後300年。よって、あれやこれやと新しい録音が出てきている。それはそれで嬉しいんだけど、最近、動画で素晴らしい演奏を見つけたので、ご紹介しておこうと思う。曲は、合奏協奏曲作品6の第4番。サヴァールとコンセール・デ・ナシオンがオノフリとミナジと言うイル・ジェルディーノ・アルモニコ出身のヴァイオリン独奏者2人を迎えて演奏したもの。2挺のヴァイオリンの闊達な掛け合いが見事。丁々発止という言葉がこれほど当てはまる演奏も珍しい。流石としか。正直、若干退屈に感じることもあったコレッリだが、これ聴いたら退屈なんて言えない。Youtubeの動画はこちら。CD化して欲しい…。

ところで、ミナジってやはり母親が日本人らしい。Riccardo Masahide Minasiと言う表記のCDもあることから、何か関係があるんだろうな、とは思っていたけれども。ソースはこちら。母親は三島出身とか。妙に身近に感じてしまう。日本語は少しだけ話せるみたいだ。そうか。遠慮なく、日本語でファンレターを書くか(笑)。それと、ソースの記事に従って今後はミナーシと表記することにしよう。本人がそういうんだから間違いない。で、いつ来日公演があるんだろう?日本には15回行ったことがあると書いてあるのだが。

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タワーレコード秋葉原店では、よくアイドルのイベントをやっている。先日も、CD発売の記念か何かで、「なにか」をやっていた。何かはよくわからないんだけど、レジに同じCDを何枚も持っている客が並んでいるんだよね。買った枚数だけ「なにか」に参加できると言うパターン。とは言え、だ。こんなことを自分が言うのもなんだけど…「そんなにCD買ってどうすんの?」
 

それ自体は自己満足だし、人の趣味はそれぞれだし、とやかく言うのは、おかしいとは思うけど、ね。でも、ネットなんかで情報として知っているよりも、目の当たりにすると違和感凄く感じるのだ。それとアーティストの方に訊きたい。「そんなんでCD売れて嬉しいか?」と。

しかし、なんだ、そんな一般論よりも「そんなCD買ったって聴き切れないよ」と批判を浴びていたクラヲタからしてみれば「あれよりマシでしょ?」と言う、よりどうしようもない比較対象が出現したことに重要性がある。もちろん、だからと言って「聴き切れないものは聴き切れない」のだけれども、妙な自己正当化の理由になったり…しないか(笑)。

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ラトルがベルリン・フィルの音楽監督を勇退することになった。と言っても、2018年の予定だけど。個人的には、長期政権に期待していたんだけどなぁ。ちょっと残念。

で、さて!こうなると盛り上がるのが、後任者はだれか?と言う話。ベルリン・フィルは、代々長期政権になる傾向が強いので、それなりに若い指揮者を据えてくるだろう。とは言え、当然実績の少ない指揮者にはならない。もちろん、音楽性もあって、ピリオド奏法を積極的に取り入れている指揮者は、ちょっとベルリン・フィル向きではない。あー、と言っても、ラトルは古楽オーケストラとか振っているしなぁ。最近のベルリン・フィルはピリオド奏法を否定しているわけではない。そこん所は時流で、ほかのヨーロッパのオーケストラと一緒。つっても、さすがに、唐突にピノックがやってくるわけもない。

うーん…だれだろう?欧州の楽壇通ではないんだけれども、最近のベルリン・フィルへの客演数をみるとティーレマンあたりが最有力とみていいのだろうか。あるいは、ネルソンスが急激に伸びてくるとか。ドゥダメルが、このまま勢いに乗ってその座を射止めてしまうとか。それとも、パーヴォ・ヤルヴィとか。サロネンは、絶対にないだろうなぁ。最近、ベートーヴェンとか似合わないことやっているのは、その布石だったりして(笑)。まぁ、本人は、作曲に集中したいと言っているので、まずないだろうけど。

それにしても、良い指揮者はいくらでもいるのに、ベルリン・フィルに打って付けと言う人がいない。なんつうのか、案外、個性派揃いのような気がする。それはそれで楽しい時代だと思うんだけど、ベルリン・フィルとしては今のイメージのままではいけなくなってしまうんだろうなぁ。シュターツカペレ・ドレスデンなんか、16世紀から存在するんだから何度も何度も変革を繰り返しているはず。ベルリン・フィルも少しずつ変わっていく。たぶん、ヨーロッパの聴衆たちは、それに慣れていくはず。日本の聴衆はいつまで、カラヤンについて語っていくのだろうか。これは未知数。

好みは別として、今のところの予想を書いておこうか。ティーレマンが第1候補。これは、保守路線。第2候補…うん、いない(笑)。個人的には、パーヴォ・ヤルヴィとか面白いと思うんだけど、そもそも、ベルリン・フィルに登壇したことないと思うし(未確認)、ベルリン・フィルって感じの指揮者じゃないよなぁ。それでこそ、大変革になるか、指揮者がベルリン・フィルに染まるか。後者なら止めてほしいな。ドゥダメルは、ない話じゃないと思うけど、若いうちから名門オーケストラを振り過ぎていて、どこまで個性を出していけるか。期待はしたいけど、不安もある。

まぁ、しばらくは、この話題で楽しめそう(笑)。

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■ CD離れ

イギリスのHMVが倒産した。日本のHMVは別法人なので関係ないのだが、数年前のTower Recordsの倒産に続く、大型倒産だ。もはや、店頭でCDを売る時代は終わってしまったのだろうか。

この手の話になると必ず出てくるのが、Amazonだ。大量の在庫を抱え、しかも安い、と言うイメージ。クラシックCDでもそう。店頭の管理をする必要がないから、安くできるっていう道理だ。しかし、日本の場合、実際には、AmazonよりもHMVの方が安いことは、よくある。もちろん、店頭では敵わないが、Onlineでは、互角と言っていいと思う。イギリスではどうだったかは、わからないけれども、Amazonの存在だけを、倒産の理由にするわけにはいかないだろう。一因にあるとしても、である。

じゃぁ、何か、と言えば、単にCDが売れなくなっている、ってことだと思う。まぁ、ホントの理由は知らないけれども、兎に角、CDが売れなくなっていることは確かであって、HMV倒産の一因になっていることは容易に推察することができる。おいらみたいに、CDをよく買う人は少なくなってきていて、どちらかと言うと、古いタイプの人間に分類されてしまっているのだ。じゃぁ、CDを買っていない人は、音楽をどうやって入手しているのか。答えは簡単で、ネットで落としているんである。iTuneなんてのが、その代表だろう。しかし、これだって、どれだけ広がっているのかわからない。CDの売り上げが減った分を補うほどのものではないだろう。

と言うことは、みんな音楽を聴かなくなっている、と言うことだ。なんでか。趣味の多様化が劇的に進んだせいだと思う。昔は、流行の歌とか有名なTV番組の最新ネタを知らないと、非常識人扱いをされたけれども、最近はそういうことがない。そもそも、流行歌と言うものが少ない。昔の中高年は、TVで流れている音楽を聴いて、若者の文化を察することができたけれども、今は、そう簡単ではなくなっている。TVに洗脳されて、一斉に同じ方向を向くということをしない。その結果、TVでしか音楽を得ていなかった層が、CDから離れていった(たぶんこの人たちは、そもそも音楽に興味がないんだろうけれども)。

何の裏付けもない、おいらの妄想半分な仮説だけれども、そんなことで、日本では音楽離れ、CD離れが進んでいると勝手に信じている。イギリスでも、同じような状況だったのかもしれない。

さて、それで、だ。クラシックはどうなのか。時たま、のだめブームのようなことは起きるけれども、基本的にはTVに流されて云々とか、流行が云々と言うのはない。とは言え、メジャーレーベルが、スター演奏家のCDを製作すれば、必ず売れるという時代は確かにあって、今はそうではなくなっている。ここでも趣味の多様化が進んでいるんじゃないだろうか。メジャーレーベルが大苦戦している半面で、小さなレーベルがどんどん出てきて、面白い企画のCDを提供してくれている。たぶん、これは大して売れていない。でも、そこそこやっている(んじゃないかな?)。結局、同一のものを大量生産して大量消費すると言う時代ではなくなっているのだろう。それは、ポップスと同じかもしれない。ただ、クラシックの場合、ポップスに比べてデータ配信がそれほど進んでいるとは思えない。これは今後どうなっていくのか、興味深く見守っていくしかないだろう。

いずれにせよ、時代に合わせて対応していかなければならないだろうけれども、クラヲタとしては、良質な音源が安定的に供給され続けることを祈るばかりである。

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あけましておめでとうございます。新年もよろしくお願いいたします。

今年も、めでたくニューイヤー・コンサートが行われたようだけれども、どうだったんだろう?日本から見るとスター指揮者が順番で登壇して、それを観るのが楽しみだったりするわけだけれども、このコンサートが、こういう制度になったのって、さほど歴史があることじゃない。

1939年から始まって、1986年までに登壇した指揮者は極僅か。創始者のクレメンス・クラウスが12回、そのあとを継いだコンマスのウィリー・ボスコフスキーが25回、更にそのあとを継いだロリン・マゼールが7回。それと戦後の2回はヨゼフ・クリップスが登壇したけれども、たったこれだけ。

それが今みたいになったのは、1987年にヘルベルト・フォン・カラヤンが振って以降。次年度の指揮者は楽団員の投票によって決められるが、この制度が始まったのが、その頃なんだろう。

なお、今年の指揮者はフランツ・ヴェルザ=メストだったが、来年はダニエル・バレンボイムが振る予定となっている。オーストリア人なんだし、ヴェルザ=メストが人気なんじゃ?と思ったけれども、1987年以降、2年連続で登壇した指揮者はいない。連続で選ばないと言うルールでもあるんだろうか。

個人的には、そうだなぁ…アーノンクールあたりをもう1回見たいかなぁ。

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■ 大晦日

いよいよ大晦日。今年も色々行ったり聴いたり。クラヲタ度合いは深まっているのは確かなようで、めでたいんだか、残念なんだか(汗)。数年前に比べると、ここ近年は、コンサートにもちょくちょく行っていて、その辺の充実具合も今年はまぁまぁだったかな、と。ゴールデン・ウィークはラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンは見送っちゃったけど、その代わり、ミュンヘンとパリでたくさんコンサート聴けたからよかった。ヨーロッパに行くと、“今”が実感できるんだよね。日本だと昔ばかり振り返ってしまっていて、なんか、時代遅れの趣味にしがみついているような感じがしてしまう。

CDは相変わらず。どこでブレーキをかけるべきなのか…といつも考えているんだけれども、アクセルばかり踏んでしまう。古楽系の好奇心の欲求がある程度落ち着かないと駄目かな(笑)。まぁ、しかし、好奇心を失ってしまったら、すべてがつまらなく写ってしまうような気もするし、これはこれでしょうがないのかな、と。どんどん新しい音楽世界を覗いてみたい。

さて、来年はコレッリ・イヤー。確実に、ワーグナーとヴェルディに埋没させられるけれども、古楽好きとしてはコレッリに期待したい。あと何気に、『春の祭典』初演100周年。シャンゼリゼ劇場は何かやるんだろうか。みんなで暴れるとか(笑)。まぁ、何はともあれ、良いお年を!
 

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NHK交響楽団の首席指揮者にパーヴォ・ヤルヴィが就任することになった。2015/16シーズンから。

えーっとぉ…これはどこから突っ込んだらいいのかわからないが、とりあえず、役職から。首席指揮者ってなっているんだが、これは何なのか。各楽団によって指揮者の役職名は違うとしても、N響ってどんなだっけ?よく覚えていないんだが、首席指揮者と言う役職名は、N響としては、やけに目新しく見えたので、調べてみた。

結論は、こちらのホームページを見れば、一目瞭然。N響の指揮者には、一貫した役職名はない。名誉指揮者、桂冠指揮者はともかく、常任指揮者、正指揮者、音楽監督と言った一見、その楽団を統べる役職名が、不定期的に出てくる。これを見て思い出した。デュトワが常任指揮者に就任した時に、「久し振りにN響に常任指揮者!」みたいな話を聞いた。これ、ちょっとした話題になっていたと思う(忘れていたけど)。で、おいらは、ウィーン・フィルみたいな体制を取っていたのかと思ったんだが、常任指揮者でなくても指揮者の役職はやたら多くって、これはこれで独特な体制だったのだ。デュトワの場合、常任指揮者と言う役職名でなくて、「一人の指揮者を中心に活動を行うこと」が久し振りで話題になったわけだ。現に、デュトワは2年ほどで常任指揮者から音楽監督になっている。

それで今回のパーヴォ・ヤルヴィである。首席指揮者。先ほどのホームページを見る限り、初登場の役職名である。彼は一体何をやるんだろうか…。つか、どういう決まりでこうも複雑なこととなったのか。

続いて、何で、パーヴォ・ヤルヴィ?と。良いんだけどね、良い指揮者だし。定期的に彼の演奏が日本で聴けるというのは、聴衆としては、嬉しい限り。だけど、しつこいようだけど、何で?

N響に客演した回数が少ないし、そもそも、音楽性が真反対じゃないだろか。N響はドイツ・オーストリア音楽が得意、パーヴォ・ヤルヴィも評価が高い…と言っても、ピリオド奏法を取り入れて、尖鋭的な演奏をするパーヴォ・ヤルヴィの指揮って、保守的なN響に合うんだろうか。ヨーロッパのオーケストラに比べて日本のオーケストラって恐ろしく保守的で、未だに1980年代までの響きを守り続けている感がある。パーヴォ・ヤルヴィによって、ヨーロッパの新しい風が少しでも吹き込んでくれれば有り難いとは思うけど、ドイツ・カンマー・フィルとのベートーヴェンを聴く限り、あの指揮にN響が付いて行けるとは…。

それと、もう一つ、突っ込みどころ。パーヴォ・ヤルヴィ忙しすぎじゃないか?パリ管弦楽団、フランクフルト放送交響楽団、ドイツ・カンマー・フィル…この3つでも異常事態なのに、加えて、東の果ての日本でどんだけできるのか。パーヴォ・ヤルヴィの凄いのは今掛け持ちしている3つの楽団で、上手く振り分けて演奏・録音活動をしているところ。それで、N響はどういう立場になるのだろうか。今後、ほかのヨーロッパのオーケストラにも呼ばれるだろうしなぁ。録音がお世辞程度に1つ2つ出ておしまいになると言うのは避けたい。デュトワの時のように。

まぁ、何はともあれ、楽しみにして待とう。まだ先の話だけれども。

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ドビュッシー、生きていたら150歳記念イヤー。盛り上がるという言葉が似合わない作曲家の一人だが、一応、超の付く大物なのでちょいちょいCDも出ている。コンサートも開かれているのかな?

個人的には特に何をするということもなく流れているドビュッシー・イヤーだが、今日、街を歩いていて面白そうなイベントを見つけた。東京駅八重洲口からもほど近い京橋のブリヂストン美術館で開催される、「ドビュッシー、音楽と美術―印象派と象徴派のあいだで」と言う企画。オルセー美術館とオランジュリー美術館の協力で開催されるらしい。

多分、おいらがゴールデンウィークにオランジュリー美術館で観た企画と同じだと思う。展示物が全く同じかどうかは判らないけど、同じだと仮定するなら、クラヲタ激推。CDのジャケットや解説書、あるいは、本やネットあらゆるところで見かけたことのあるドビュッシーの肖像画を観ることができるし、自筆譜やドビュッシーが影響を受けた絵画が盛りだくさん。折角、日本でやるんだから『海』にインスピレーションを与えた葛飾北斎の神奈川沖浪裏なんかも展示されると、ドビュッシーの音楽世界がワーッと広がると思うんだが、どうなんだろう。

開催期間は7月14日(土)~10月14日(日)。丸っと3カ月。ドビュッシーの記念イヤーに貴重品がこれだけ長期間、日本で展示されるなんて、嬉しい限り。長くやっているので是非…と言いたいところだが、これだけ長期間だと逆に見逃してしまう人間の難しい心理。早めに行っとこう。

ちなみに、作曲家を題材にしたこう言う展示会って意外と少なくって、これまでおいらが行ったのは、ラ・フォル・ジュル・ネ・オ・ジャポンのモーツァルトくらい。まぁ、基本的に実際音楽が聴けるわけじゃないから音楽家を楽しむには、ちょっとした知識が必要だし、需要はマニアックなのかも。モーツァルトの生家の展示会とかあれば面白いんだけど。

ブリヂストン美術館の特設ホームページはこちら

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