面白い!いやいや、面白すぎる!!
先日ホームページ上でやっていたHMVの「クラシック音楽に関する意識調査」の結果が公表された。もちろん、おいらもやった。回答すると、確か、ポイントをもらえたはず…。
調査結果はクラシックユーザーとノンクラシックユーザーに分けられている。
まず…クラシックユーザー編。年齢構成は、クラシック好き嫌いと言うか、あまり高齢の方はネットショッピングをしないと言うことだと思う。20代が少ないのは、クラシックはある程度年齢が行ってから聴かれるもの、と言うことなのか、人気がなくなっているのか…どっちかなんだろうな。
年齢構成よりも驚くのが、男女比。男性77%―爆。理由は、謎。もう、クラシックの普及活動は男子校に行くのが一番なんじゃないか?(ちなみにノンクラシックユーザーは男性54%なので、まぁ、人口比率にも近い数字だ。)確かに、CDショップは男ばかり。コンサートに行くとノンクラシックユーザーの男女比に近くなると思うけど。まぁ、こうなるのも、謎。
「Q1.クラシックの魅力を一言で言うと?」1位の奥深さはともかく2位の「癒し」を選んだ人の大方はコアなクラシックユーザーではないな。クラシックユーザーかノンクラシックユーザーかは、自主申請なので、なんだかなぁな人も混じるのはしょうがない。5位の「多様性」こそクラシックの魅力だと思うが、単に「癒し」と判ずる人とは正反対の意見だと思う。もちろん、3位「美」や4位「飽きがこない」というのはあると思う。
「Q6クラシックのCD、何枚持っていますか?」1位1,000枚以上33%。2位の500枚~1,000枚を合せると60%。HMVとしても喜ばしい結果だ。つか、HMVの調査だしな。コンサート派は少ないかも。と言うわけで「Q7.クラシックの演奏会、1年に何回くらい足を運びますか?」は年間1~5回が約半数。おいらは、今年に限って言えば、既に7回行っており、更にとったチケットがあと4回分あるので、11回となる。が、今年は特別。平年はやはりLFJ込みで5回程度。平均的なHMV利用クラシックファンだ。
「Q9.クラシック好きが高じてついついやってしまった失敗は?」「1位CDを買いすぎてしまう」が圧倒的大差だったとwwHMVさん、貴方のせいだ!自作自演(笑)まぁ、しょうがない。クラシック好きなら当たり前のこと。つか、のだめでクラシック・ファンが増えていると言うけど、CDの販売数が伸びていないのは…ということだ。
続いて、ノンクラシックユーザー編を。まぁ、ノンクラシックユーザーとは言え、まったく興味がないわけじゃないと思う。なので、一般的なクラシックのイメージで勘違いしている人も…。
それが早速「Q2.クラシックのイメージと言えば?」で出てくる。1位「癒し」28%、2位「知的」18%、3位「高尚」11%、このトップ3、未だかつて感じた事なし。「癒し」は曲によっては感じるけど、それは多様なもののひとつに過ぎない。「知的」は、まぁ、バッハとか、すんげぇ、計算されつくされた曲を書いているから、確かに「知的」だけど、古典派は優美だけど「知的」と言うのとは違うと思う。それでこそ、クラシックは多様。何百年の歴史で「知的」で「癒し」の音楽しかないわけがない。とんでもない勘違いだ。LFJはこういう勘違いを正す音楽祭に成長して欲しい。
「Q4.クラシックを身近に感じる(感じた)ものといえば?」「1位のだめカンタービレ」24%。のだめブームが去ったら恐怖だな、こりゃ。24%がごそっと抜ける。まぁ、のだめの影響がさほどコアなクラシック市場に影響していないんじゃないかとおもうんで、HMV的にはどうでもいいか。HMVのクラシックの売り上げ支えているのは確実にコアなクラシックマニアたちだろう(含むおいら)。
「Q5.ジャンルに関わらず、持っているCDの枚数は?」「1位200枚~500枚」クラシックユーザーは買い過ぎ。HMVにとっては、とっても大切な「顧客」になってくている人たちだ。おいらもそうなんで、偉そうに言うのはなんだけど、HMVはこれまでクラシックを大切に扱ってきてくれたと言う印象がある。今後、TSUTAYAの傘下に入るそうだけど、このスタンスは変えないで欲しいと切に願うばかりだ。
以上、ざっくり突っ込みを入れてみたが、ある程度、おいらが普段から感じていたことが、明確に形になったという印象だ。これをもとにHMVはどうゆう活動を展開するんだろうか?クラシック普及のための「なにか」をしてもらいたいものである。
[0回]
PR