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ちょっと前にエッシェンバッハ&フィラデルフィア管のマーラーの交響曲第6番『悲劇的』(ライヴ盤)が安くなっていたのでついつい買ってしまったのだ。この曲、イギリス・ルネサンス音楽の作曲家トーマス・タリスのエレミア哀歌を聴いた翌日に聴くと音楽の進化…つうか、成長を痛感せざるを得ない。

なんというか、情緒が横溢していて、とんでもなく大仰な曲だ。肥大化した楽器編成、大げさな身構えで豪壮に鳴らしまくる。ド派手に曲を盛り上げていく。響きが豊かになったと言うより、贅沢になったような感じだ。変に俗っぽい。爛熟ってやつなんだろう。しかし、クラシック≒ロマン派の現代感覚だとそんなことは感じない。音楽とはそんなもんだ、と。違和感なく聴いてしまう。逆に、現代人にルネサンス音楽は平坦で淡々とし過ぎている。ルネサンスの清澄な響き、ノスタルジーは“退屈”と一言で片付けられてしまうだろう。

あ、いや…ゲンダイ音楽、たとえば、ペルトなんかは、ルネサンス音楽に近い響きがあるようだ。まぁ、あまり一般的に広く聴かれている音楽とは言えないかもしれないけど(ゲンダイ音楽ではメジャーだ)。

さて、エッシェンバッハの演奏の方だけど、意外といいのだ。あ、「意外と」と言っては失礼か。今までCD買ってこなかった指揮者だし。このCDが出たときだって、「ジャケットがギンギラギンだ!」と言う印象しかなかった。そして、「フィラデルフィア管、次の指揮者にならないかなぁ」と無礼にも思ってしまっていた。

ところが、冒頭にも書いたけど、SACD仕様のこのCDが安くなっていた…それで「フィラデルフィア管のマーラーって珍しいんじゃ?」と思って買ってみたのだ。

なんと、マーラーなのに、しかも、6番なのに、重苦し過ぎない。1楽章から、独特のタメが退屈をさせないでいてくれる。どっぷーり歌わない。だけど、とても美しい。マーラーにけばけばしさを求める向きには、どうにも物足りない演奏だとは思うが、おいら的には、全然、「あり」だ。これは買って良かったなぁ。

mahler-6.jpg






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