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「交響曲第○番といえば、これ!作品番号別人気投票」…番号的には前回が最後なんだけど、一応総括してみる。おいらが挙げたのは以下の9人の作曲家。

第1番  ウォルトン(イギリス、1932~35)
第2番  ラフマニノフ(ロシア、1907)
第3番  ヴォーン・ウィリアムズ(イギリス、1921)
第4番  ニールセン(デンマーク、1914~16)
第5番  メンデルスゾーン(ドイツ、1830)
第6番  マルティヌー(チェコ、1951~53)
第7番  ドヴォルザーク(チェコ、1884~85)
第8番  ベートーヴェン(ドイツ、1811~12)
第9番  シューベルト(オーストリア、1825?~26)

うーむ…なんと、統一感のないことか(;><)。イギリスが2人はやっぱ多いだろうな。ただ、イギリスを偏執的に好む…というところまでは達していないか。北欧系をもっと入れたかったような気もしたが、余地がなかった。やはり、自分的にはチェコ>北欧なんだろか。交響曲の黄金期、19世紀を支えたドイツ・オーストリアが3人…これは一般的には少ないだろう。でも、最後の2曲はばっちりとロマン派の大物で〆てみた。うん。満悦。

作曲年代は、20世紀が5曲、19世紀が4曲となった。案外、20世紀偏重型。交響曲は19世紀が最盛期だったのに…。20世紀の作品は過去の遺物てきな扱いだもんな。でも、傑作多し。

まぁまぁ、そんなわけで、この企画は、今回がホントに最後の最後。結構、面白い企画だったなぁと思う。あ、いや、おいらがね。みている方はうんざりでしょうが(;><)。クラヲタの皆さんも是非是非。遊び気分でやってみてくだされ。

あ、別に9番の縛りなくてもいいんじゃないかと。つっても、やっぱ、難しいな、9番以上は。

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■ だいく。

「交響曲第○番といえば、これ!作品番号別人気投票」、今回は交響曲第9番。第九ってやつ。多くの作曲家の最後の交響曲。なので、この企画もこれにて最終回。一杯あった書きたいことを抑えて、抑えて、ここまで来たのだ!(;><)

ウソはともかく…第九。一般的には、ベトベンバンザイで終わる番号。もちろん、ベトベンの第九は神。なので、別枠…とか言うつもりはないけど、おいらは別の曲で。あと有名な第九は何てたって、ドヴォルザーク!From The New World!この曲も良いっすね~!クラシック屈指の有名曲。

さて、おいらが選ぶのはその次くらいに有名なシューベルトの作品、その名もThe Great。決して、和訳してはいけない。交響曲第9番『偉大』とか…偉そうで、カッコ悪すぎるから(;><)。あくまでも、The Greatで。それより、この作品で考えなくっちゃいけないのは、肝心の番号のこと。暫くは、9番で定着していたんだけど、最近では、幻の7番が実はこのThe Greatだったと言う説が有力になり、番号を繰り上げて、8番とすることが多くなってきた。ちなみに、以前は7番説もあったくらいThe Greatの番号は安定しない。

なので、この曲を9番で1番のお気に入りと言うのは、ホントは矛盾している。だけどだけどだけど…そんなこと関係なく、良い曲なのだ。大体、気にしていたら、未完成とThe Greatは、超名曲にして、この企画には登場できないことになってしまう。それはあまりにももったいない。なので、都合よく解釈して、ここでThe Greatを採用してしまうのだ。それに、いまだに、交響曲第9番『グレイト』と表記しているCDは多いわけだし…。もっと言ってしまえば、7番が今もどこかにあると思ったほうが、面白くないでしょか?

と、まぁ、言い訳はこの辺にしておこう(;><)。さて、この曲だけど、実は、作曲家の生存中は陽の目を見ることがなかった。作曲家の兄の家にあった自筆が発見されたのは、作曲家が没して10年以上経った頃のこと。かの大作曲家、シューマンが発見し、メンデルスゾーンがライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団を指揮して初演したと言う。こういうことだから、シューベルトの後期の交響曲は番号が滅茶苦茶になるのだ…。あ、メンデルスゾーンも番号滅茶苦茶だな。影響受けちゃったのか…wそれにしてもシューマン発見、メンデルスゾーン初演とはデビューの仕方はあまりにも華々しい。ちなみに、The Greatとは、シューマンが初めて、そのスコアを目にした時、あまりのスケールの大きさに、感嘆して命名したという。ああ、シューマン…結構、シンプルな思考回路だぞ…。いや、ああ松島や…の心境なのかな?

作品は、ロマン派初期の作品としては、長大と言って良い演奏時間を要する。そして、メロディは息が長い。音楽評論家、岩井宏之はベートーヴェンよりブルックナーに近いのではないか?と述べているが、なるほど、そう思えなくもない。少なくてもベトベンにあるようなあの高揚感はやや減退し、悠揚と流れるスケール感が強まっていることは、確かだ。終楽章は、躍動感があるが決して、魂の高揚と言った熱いパッションが迸るようなものでもない。その替わり、おおらかな音楽の中をゆったりと流れるメロディをたっぷり聴かせてくれる。歌曲王の曲だけあって、歌いたくなるような感じだ。“長いクラシック”入門に最適。是非、のだめで紹介してもらいたところ。

演奏は、ベーム盤が良い。ベーム盤と言っても幾つかあるだろうけど、オススメしたいのは1979年にシュターツカペレ・ドレスデンを振って録音したもの。シュターツカペレ・ドレスデンの古雅な響きが、無理にThe Greatっぽさを強調しすぎずに、メロディを歌ってくれる。老境のベームの指揮もこのオーケストラの響きにぴったりだ。名盤の誉れ高い録音だけれども、ベルリン・フィル盤が同じドイツ・グラモフォンから出ており、それが全集と言うまとまった形で出ているせいか、よく廃盤になる。もったいない…。いまはどうなっているんだろうか。

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「交響曲第○番といえば、これ!作品番号別人気投票」、今回は交響曲第8番。8番と言えば「『千人の交響曲』じゃろ」と言ってしまうのはおいらだけだろか。だって、この番号にサブタイトルを与えている作曲家は少ないもんで。ドヴォルザークのは、はっきり言うてあだ名の域を出ていないし。

とは言え、8番と言う番号からして、作曲家晩年の傑作が揃っているのは間違いない。ブルックナーとか、ブルックナーとか、ブルックナーとか…。しかし、敢えて、おいらはここで切り札を切る!楽聖ベトベンがこの番号最強の交響曲だ!!

リズムの聖化7番と最後の大物第9に挟まれた一見地味なやつだが、その内包されたパワーは、7番にも負けない。ただ、若干ノリが軽い…。だけどだけど、そのパワーに煽られるような躍動感、生命力は確かに、後期の楽聖ならではのもの。充実の逸品だ。大物に挟まれた小物と思っていると損をする。Adagio、Andanteの楽章がなく、全楽章強靭な力とリズムに溢れているのも聴きどころ。曲も、交響曲にしては短く、初心者向けともいえる。

こういう交響曲だから…カルロス・クライバーに録音しておいて欲しかった…。無念。ただ、楽聖だからにして、録音量は膨大。この曲の魅力を知らしめてくれる演奏は少なくない。

おいらがよく聴くのはカイルベルト盤。カップリングは、『コリオラン』序曲と交響曲第7番。演奏はバイエルン放送交響楽団。何で買ってしまったのか、解らないようなCDだ。そもそもカイルベルトって…超大物だけど、ドイツ・ローカル色が強い。が、そのなんとも朴訥とした派手さのないパフォーマンスが良いのだ。質実剛健、ゲルマン魂萌え…!カップリングの曲も素晴らしい演奏。のだめ好きにもオススメして、7番のついでに8番も好きになってもらいたい…。1967年の演奏ながら録音も良好。ライヴの臨場感満載で、◎。

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「交響曲第○番といえば、これ!作品番号別人気投票」、今回は交響曲第7番。のだめ的には絶好調にベトベンな番号だけど、ディープなヲタ達にとっては、ブルックナー最強の番号。若者たちにとってはショスタコーヴィチ。標準的にはシベリウス。案外総じて不毛な番号。って全部、おいらの思い込みだwこんにゃろ!と思った方は反論歓迎。謝罪するのだ。

で、おいらは案外素直にドヴォルザーク。これも有名曲。ドヴォルザークと言えば、7番~9番の後期3曲がだんとつで有名で、あとは随分とマイナー作品扱いされている。案外、いいのでオススメなんだけれども…。いや、今回は7番のお話だ。

この曲、ブラームスの交響曲第3番の影響を受けているせいか、ドヴォルザークの作品の中でも何となく、ドラマティック。独特の緊迫感と劇的な色合いが濃厚な作品。もちろん、ドヴォルザークだからにしてボヘミアン。ボヘミアの情景に寄りかかりつつ、ロマン派の影響を受けてみた…って感じだろか。音楽史上屈指のメロディ・メーカーの作とあって、歌心溢れる旋律の数々も楽しい。CDを聴きつつ一緒に叫んでみるのも吉。ただし、コンサートではNG。

有名曲だから、録音も多い。名盤の誉れ高き録音も多数存在するが、おいらは、ドホナーニ盤を推す。セル退任以降、やや低迷を続けていたクリーヴランド管弦楽団に第2の黄金期をもたらしたドホナーニ。そのクリーヴランド管音楽監督就任直後の演奏が、これ。新コンビとは思えないほど充実した内容だ。弛緩の欠片も感じさせない引き締まったアンサンブル、テンポよく盛り上がった微かに熱を帯びた演奏は、歌心もあり、全く飽きさせない。お国ものに頼らない(頼れない)アーティストの快演。

他は、クーベリック盤も素晴らしい演奏。ベルリン・フィルの圧倒的なアンサンブルの前に平伏しつつ、ちょいとやかましいなぁ、と思うかも。ノイマン盤は、朴訥。チェコ・フィルの音色は美しいが、力強さはない。叫ばない演奏を好む人向け。

まぁ、録音はたくさんあるので、お好みの演奏家で、どうぞ、と投げやりなことを言ってもいいかもw

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「交響曲第○番といえば、これ!作品番号別人気投票」、今回は交響曲第6番。この番号で有名なのはベートーヴェンの田園とチャイコフスキーの悲愴。次点でマーラーの悲劇的かな。あとはそれほど知名度は高くないでしょう。

さて、おいらは…マルティヌーが一押し。交響的幻想曲というサブタイトルの曲。ベルリオーズの幻想交響曲と似たタイトルだけど、マルティヌーの曲はラリッた若者の幻覚ではないので、ご安心をwフランス語では、Fantasies Symphoniquesと複数形になっていることから、それぞれの楽章が幻想曲となっていることが伺える。

戦後の1953年に完成。交響曲の世紀を19世紀とするならだいぶ遅れて出てきた交響曲である。だからといっていいのかな?形式に縛られない自由なかたちの交響曲。そういう曲。楽章は3つ。第1楽章がLento; Andante moderato; Poco Allegro、第2楽章がPoco Allegro、第3楽章がLentoとなっている。曲想は前述のように、ベルリオーズの幻想交響曲のように物語性のあるものではなく、抽象的な幻想性を表している。と言っても、やはり19世紀、ロマン派近辺の幻想曲とはわけが違う。確かに幻想的で美しい表現ではあるんだけれども、響きはコンテンポラリー。幾何学的と言うか、デッドと言うか、そういう響きに満ち溢れている。独特の美しさ。適度に不協和音も混じる。こういう幻想曲もありだろう。

CDは、依頼主であるミュンシュ盤が名盤。ボストン響の豪放磊落な演奏が聴ける。50年前の録音だけれども、録音はそこそこ優秀。あとは、ノイマン盤も有名だけれども、不勉強にして聴いたことなし。買ってみようとは思っているけど…なかなか買いださないCD。

んで、おいらのオススメはと言うと、ビエロフラーヴェク盤。マルティヌーのスペシャリストと言う極一部マニア限定向けの扱いをされるだけあって(ホントは、そんなことないぞ)、演奏は流石のもの。現代的な響きを殊更強調せずに、柔らかい音色に仕上げていて実に聴き心地がいい。テンポも速すぎず、たっぷりと幻想感を味わえる。チェコ・フィルの響きも魅力的。美麗。少し前に、チェコ・フィルと交響曲全集をスプラフォンに出す計画があって、実際に交響曲第3番、同第4番はリリースされたのだけれども、この曲はまだ。立ち消えになってしまったのだろうか。

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■ ごばん。

「交響曲第○番といえば、これ!作品番号別人気投票」、今回は交響曲第5番。日本で『運命』と呼ばれているベートーヴェンの作品をはじめ、ショスタコーヴィチ、チャイコフスキー、マーラー、ブルックナーなど名曲の多い番号。作曲家中期の傑作が多いと言うことなのだろうか。何気に、ドヴォルザークの作品なんかも隠れた名曲といっていいと思う。

んで、おいらのお気に入り。正直、ここは悩んだ。悩んだのは、シベリウスとメンデルスゾーン。悩んで、悩んで…シベリウスはカッコイイ、だけど、やっぱメンデルスゾーン!となった。メンデルスゾーンが最後まで出てこないってのは、メンデルスゾーン好きとしてはあかんなぁ~と思った次第。なんてったって、メンデルスゾーンは5番までしかないから。好きさ加減も甲乙付けがたいところなんだけど、紙一重でメンデルスゾーンじゃないかな?

メンデルスゾーンの交響曲第5番は『宗教改革』と言う副題を持つことからも解るように、宗教的な敬虔さに満ち溢れている曲。教会で演奏されても、ごく自然に調和していくだろうと思う。そもそも、この曲のタイトルは、ルターの宗教改革300周年を記念して作曲されたもの。だから、曲にも宗教色が色濃く出ているわけだ。その象徴的なものが、第1楽章に出てくるドレスデン・アーメンの音型。祈るような美しい静寂が漂う。2楽章はAllegro vivace。馴染みやすい心温まる音楽。が、この曲の聴きどころは、フィナーレ。Andante con motoからAllegro maestosoにテンポが変わってからが圧巻。畳み掛けるような音楽に飲み込まれてしまう。なのに、宗教的、敬虔。清澄にして、破竹。21歳の若さの爆発もあるのだろうが、実に、素晴らしい音楽になっている。

なお、メンデルスゾーンの交響曲は、1番→5番→4番→3番→2番の順番に作曲されている。番号と作曲年代はほぼ関係ない。ややこしい。なので、5番は若書きであり晩年の作品ではない。もっとも、メンデルスゾーンは早熟の天才であり、20歳前後に創作の一つのピークがあったと考えられていることから、『宗教改革』は絶頂期の作品であるとも言えるのだ。

さて、オススメの録音。亜流と言うか、若干邪道的な存在のメンデルスゾーンだが、クラシックの王道ドイツ・ロマン派のビックネームだからにして、録音は多い。カラヤン、ミュンシュ、トスカニーニ、パレーら往年の巨匠から、ドホナーニ、マゼール、アシュケナージ、コリン・デイヴィス、マズア、アバド、ノリントン、ガーディナー、フロールなどなどなど現役の名匠、巨匠たちがこぞって録音してくれている。なので、CD選択には困らない。

個人的によく聞くのはマゼール盤。終楽章のフィナーレでの追い込みが凄まじい。Allegroに入ってから急激にスピードを上げて一気呵成にまくし立てる。Andanteの部分との落差が凄まじい。勢いを楽しむなら、これ!って感じかな?ベルリン・フィルの強靭なアンサンブルも聴きもの。なお、録音は1961年。今から半世紀近くも昔のもの。マゼールがまだまだ出たてで、鬼才の名を欲しいままにしていた頃のもの。この演奏聴いたら、今のマゼールはどうしちゃったんだろう?っておもうこと請け合い。

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■ よばん。

「交響曲第○番といえば、これ!作品番号別人気投票」、今回は交響曲第4番。ベートーヴェン的には、第3番『英雄』と第5番(『運命』)に挟まれた地味な存在。他の作曲家も地味な曲が多いけど、メンデルスゾーンやブルックナーは、作曲家の代表する作品だし、チャイコフスキーやシューマン、マーラーなどは人気の高い作品だ。

さて、そんなちょっと微妙な作品の中からおいらが選ぶとしたら…やっぱ、ニールセン!不滅(滅せざるもの)ってタイトルからしてカッコイイでしょ?どことなく哲学的でもあったりして…。英語だとThe Inextinguishable…長い。人の命の不滅を謳ったもの…ってことでこのタイトルが付けられた。この曲は第1次世界大戦中に作曲されており、そんな中、どんなに戦争で命が粗末にされようとも…人間は不滅です!!とこの曲でニールセンは、主張したのだ。うん。素敵。やっぱかっこいい。

ちなみに、千秋がフランスでデビューしたのがこの曲。これ、今日では、最も重要な注釈か…。正月のスペシャル版では、演奏してくれるんだろうか??楽しみ(なさげだけど)。

曲は波乱万丈、躍動感満載。細かいパッセージで駆け巡り、うねる弦。歌い、叫ぶ金管。そして、フィナーレでは、2つのティンパニーが轟き渡る。恐ろしく、ポジティブな反戦音楽だけど、これがニールセン。見事に生命の力強さを表現している。凹んでいる時に励まされる音楽だ。ニールセン節に飲まれに飲まれて、煽られまくって、なんなら一緒に叫んでしまうのが吉。ストレス発散、明日も一日元気で行こう!って何か違うな…。

さて、オススメはブロムシュテットの新盤。サンフランシスコ交響楽団との演奏。アメリカの楽団ってことで、やっぱり、パワーを感じさせてくれる。圧巻。豪快に鳴りまくって、圧倒的な勢いで曲を推し進める。こういうのはあり。ただし、一般的に人気があるのは、ベルグルンド盤。デンマーク王立管弦楽団との演奏。この楽団は、ニールセン自身が、在籍していたこともあり、また、その交響曲の殆ど全てを初演している(はず…)ことから、曲に対する共鳴感は抜群。ニールセンの演奏になると世界のトップクラスの楽団に躍り出る、ニールセン・スペシャルの楽団。ブロムシュテット盤よりも深い音楽といえるかも。こちらもオススメだ。

他の演奏だと、カラヤン盤が有名。ベルリン・フィルを率いて、超弩級の鈍重な演奏を聞かせてくれるが、どうも、この曲の本来の姿ではないような。もっと躍動感を、もっと生命力を吹き込んで欲しいところ。後は、ラトル、サラステなどなど、名指揮者の演奏は多いので、好みの演奏家のものから選ぶのもいい。そう言えば、最近、マルティノン盤が復活した。楽団はシカゴ交響楽団。マルティノン時代のシカゴ響は低迷期といわれているけれども、それは本当なのか?興味のある方は、こちらで是非ご確認を…。

ちなみに、千秋がフランスでこの曲を振っているのは前述の通りだけど、フランスの楽団がこの曲を演奏するのは相当レアではないだろうか。おいらの知っている限りでは、録音では存在しない。フランスの指揮者と言う観点なら、マルティノンがそうではあるが、やはり、ちょっとした違和感、色物感が出てくる。頭固いかな?

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「交響曲第○番といえば、これ!作品番号別人気投票」、今回は交響曲第3番。さり気なく超激戦区。結構悩むところ。サン=サーンスやシューマン、それにベートーヴェンあたりが世間一般では人気が高い。この作曲家たちもいいけど、個人的には、ブラームスも、シベリウスも、ニールセンも大好き。そして、メンデルスゾーンがこれまた絶品!!マーラーも捨てがたい…。

でもねぇ、これだけ、名曲が揃いに揃っていておいらは、ヴォーン・ウィリアムズ(以下、めんどいのでRVWと略す)を選んでしまう。ひねくれ者!と言いたければ言うがいい。一般的にはそれほど人気のある曲ではないだろう。しかも、作曲者はタイトルを“田園交響曲”として、番号を与えていない。参考程度に(交響曲第3番)とされる。でもまぁ、次に作った曲が第4番なんだから、第3番と言うことで問題なし。一般的にも通用する見解だろう。

さて、田園と言えばなんてったって、ベートーヴェン…ああ、いや、のだめ調に言えば、ベトベン(いつかは、のだめにヴォン=ウィリアムズ!と叫んでもらいたいもの…)。小川のせせらぎ、かっこうのさえずり、嵐、そして、人々の楽しげな集い、うん、のどか、シワワセ~~~…それがベトベンの田園。だけど、RVWの田園にはそんな楽しいものはない。低い草と所々に木々の生えているような緩やかな丘陵地帯をひたすら、ひたすら、超低空で空撮を続けているような曲。あるいは、具体的な風景描写ではなく、さらりと印象的に田園風景を描いていると捉えてもいいだろう。生命の息吹はあまり感じられず、音と言えば、そよ風が時折さらりと感じられるだけ。

何とも茫洋として捉えどころがない曲のようではあるけれども、ひたすら清純で透明度の高い演奏だと清涼感が徹底されていて、爽快な、それでいて極めて瞑想的な曲になる。メリハリがなく、退屈と言えば、退屈。ただ、はまるとドップリ引きこまれてしまう名曲だ。同じ田園でもベトベンとは明らかに趣向が異なる。

第1楽章からこの曲独特の雰囲気は楽しめるが、何と言っても、おいらが魅了されたのは終楽章。台詞のないソプラノとヴァイオリンのソロが瞑想的で爽快。涼しげにサラリサラリと涙を誘う。一番聴きやすいのは、第3楽章。唯一、Moderato pesante; Prestと指定されており、メリハリもそれなりにみられる。もちろん、こういう曲なので、激しい感情とか、崇高な哲学は求めてはいけないけど…って、こんな交響曲あっていいのか?って少し疑問に思うのが普通。繋がりのある、連作交響詩的捉える向きもあっていいだろう。

とにかく、美しいこの曲。さて、一押しの名盤は?と訊かれたら、スラットキン盤を推す。最初に聴いたCDであり、刷り込みは否定しないけど、スラットキンのスマートな演奏は何気にこの曲に合っていると思う。弦を分厚く鳴らさずに、ややデッドに鳴らす。ベトベンの田園ではないから、温かみよりは透明感が良いのだ。もちろん、感情的ではいけない。涼しげに、スマートに。そういう意味では、フィルハーモニア管弦楽団の音も良いのだろう。評判の高くないスラットキンのRVWだけれども、良いと思う。なお、1曲目にグリーンスリーヴスによる幻想曲が入っているのも○。2曲目が田園交響曲なので続けて聴いても、違和感はない。ただし、直後に交響曲第4番を持ってくるのはいただけない。この曲、不協和音の鳴り響くやかましい音楽で、田園交響曲の後では一番聴きたくないタイプの音楽なのだ。RVWならタリス幻想曲とか、揚げひばり、RVW以外ならディーリアスなどの曲を持ってきて欲しい。

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■ にばん。

「交響曲第○番といえば、これ!作品番号別人気投票」、今回は交響曲第2番…なんだけど、微妙な番号なんだよなぁ。その昔、「シベリウスの交響曲は2番が有名」ってはじめて聞いたときの違和感…なんで、2番が有名なんだって。すんごく奇妙な感じがした。そんくらい名曲不揃いな印象の番号。

メジャーなのは、前述のシベリウスと4曲全部超メジャー名曲のブラームスくらいかな?あとは、マーラーとか、シューマンとか…。でも、彼等の作曲した交響曲の中では特にメジャーではないんだよね。ラフマニノフは彼の作曲した3曲の交響曲の中ではメジャーだけど、ラフマニノフの2番といえばどうしてもピアノ協奏曲だろ!ってなってしまう。可愛そうな存在。

んで、さて、おいら個人が好きな曲…。実は、密かに一時期はまっていた曲が幾つかある。一つは、ベートーヴェン。最初の交響曲と超有名曲『英雄』に挟まれたとっても地味な存在。だけど、若いベートーヴェンのエネルギーを迸らせるような演奏だと何気に萌え…いや、燃えまくることができる名曲だ。2つ目は、メンデルスゾーン。『賛歌』と言う副題が付いているように合唱まで加わる大規模な作品。2番とは言え、実は後期の作品であり、なかなか聴き応えもある(メンデルスゾーンの場合、若書きの作品の方が優れていると言う向きもあるけど)。3つ目は、ドヴォルザーク。ロジェストヴェンスキーの演奏が実に雄渾でちょっと気に入ってしまっていた。未熟で習作の域を出ないとの評価もあるけど、メロディを楽しむ分には結構、良い作品だ。

う~ん、でもなぁ、いまいち、1曲に絞れない…と考えていてふと思い浮かんだのがニールセン!『4つの気質』と言う副題を持つ一風変わった曲。ニールセン節満載のカッコイイ曲…だけど、9番までの選曲を考えると、ここでニールセンを持ってくるのはいけない(要するに、あとで出るって事…1作曲家1作品と言う勝手な縛りを付けたので…(;><))。ヴォーン・ウィリアムズも悪くないけど、同様の理由で却下。

と言うわけで、うんうん考えて出た結論→ラフマニノフ。これでいい。男気溢れるパワーとドロンドロンに甘いメロディが溢れかえる超濃厚なデザート感覚の名曲。弾けつつ、とろける。ラフマニノフ節満載な感じ。特にフィナーレの盛り上がり方はシャイなおいらには赤面もの。こういうの大好き。安っぽいとか言わない。美しいのだ、これは。駆け抜けるような疾走感も所々にあって、これはこれでカッコイイ。深いことを考えずに酔いしれるのが吉。とは言え、何となく、デートには不向き。なんか…エロイw

演奏は、プレヴィン盤が有名。だけど、おいらは聴いたことなし。何時も聴くのは、マゼール盤。オーケストラが、ベルリン・フィルなのだ。ガッツリ、バリバリ聴ける。うぉぉぉぉぉ!と燃え上がって聴ける。1980年代前半の録音。マゼールの演奏で良いなと思えるのはこの時期まで。これ以降の演奏であんまり感動したことない。鬼才の鬼抜きみたいな演奏が多いような。次点は、スヴェトラーノフ盤。パワフルでいいんだけど、ぶっちゃけ、うるさい。ボリショイ歌劇場のオーケストラってのもどうなんだろう。オペラ座のオーケストラがこんなに吼えていいんだろうか…良いんです!ロシアだから!なんて理屈は、疲れた耳には通用しない。元気な時は◎。

なお、マゼール盤ジャケットの3Dは立体的に見えるという意味ではない。念為。デジタル録音なら普通3Dだよなぁ…と言う細かい突っ込みは却下。DGの4Dを意識しすぎたか。自爆気味。カップリングは『死の島』。そう言えば、以前、『死の鳥』と読み間違えてくれた人がいた。うん。火の鳥だと、カッコいいんだけど、死の鳥はいただけない。鳥インフルエンザっぽい。

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mixiのコミュニティで「交響曲第○番といえば、これ!作品番号別人気投票」と言うトピがあったので、投稿しようとうんうん考えていたら、いつの間にか盛り下がってしまった…。でも、企画としてはとっても面白いので、このblogで勝手にやってみる。あくまでも「好きな」であって、一般的に評価される「偉大な」ではないのでご注意。「えー、そりゃないだろ」ってのは、主観なのでなしにしてくださいまし。あと、何となく、勝手に、「同じ作曲家は2度出してはいけない」と思い込んでしまっていることをあらかじめ述べておく。

まず…今日は(あ、1記事1番号なのだ)、1番。うん、普通なら最初の交響曲にあたる番号。当たり前じゃんか!…って、ブルックナーは0番とか、00番とかあるし、シベリウスはクレルヴォ交響曲って交響曲だかなんだか解らない曲あるし…そう一筋縄ではいかないのが交響曲。しかし、まぁ、初期の作品であることが多いのは確か。なので、未熟な作品が多い。有名にならなかったら、録音されなかっただろうなぁ~って作品もしばしば。

そんな中で、圧倒的な知名度を誇るのは、ブラームスとマーラー。次点でプロコフィエフかな。まぁ、普通ならこの3曲から選ぶのが妥当。うん。だけど、選ばない。おいらは黙って、ウォルトンを推挙する!

ただのひねくれ根性じゃなくって、これ、ホントに素晴らしい曲なのだ。靄を割くように始まる第1楽章からかっこよさ満載。音と音が火花を散らし、炸裂する。激しいリズムの中にどことなく不安げな面持ちを覘かせ、それを煽りに煽って、たたみ掛け、高みで弾ける…ホント、心が震えてしまう。2楽章以降も熱い音楽が続く。そして、フィナーレは輝かしく、しかし、激しく幕を閉じる。1930年代前半の作品とあって、当時の不安定なヨーロッパの世相が音楽に出てきているのだ。もちろん、スタイリッシュで、カッコイイ、ウォルトン節も聴ける。20世紀の交響曲の中でも屈指の傑作だと思う。

オススメの演奏は、スラットキン指揮ロンドン・フィル。一般的には、プレヴィンやラトルが好評らしいけど、スラットキンの都会的ともいえるクールな演奏は、ウォルトンにピッタリだ。弦を分厚く鳴らしすぎないことが、またいい。スタジオ録音ながら緊迫感もある。

なお、この曲、その昔、フルトヴェングラーがベルリン・フィルを振って演奏したことがあるのだ。神降臨。タイムマシンがあったら、行ってみたい演奏会の一つだ。

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