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■ だいく。

「交響曲第○番といえば、これ!作品番号別人気投票」、今回は交響曲第9番。第九ってやつ。多くの作曲家の最後の交響曲。なので、この企画もこれにて最終回。一杯あった書きたいことを抑えて、抑えて、ここまで来たのだ!(;><)

ウソはともかく…第九。一般的には、ベトベンバンザイで終わる番号。もちろん、ベトベンの第九は神。なので、別枠…とか言うつもりはないけど、おいらは別の曲で。あと有名な第九は何てたって、ドヴォルザーク!From The New World!この曲も良いっすね~!クラシック屈指の有名曲。

さて、おいらが選ぶのはその次くらいに有名なシューベルトの作品、その名もThe Great。決して、和訳してはいけない。交響曲第9番『偉大』とか…偉そうで、カッコ悪すぎるから(;><)。あくまでも、The Greatで。それより、この作品で考えなくっちゃいけないのは、肝心の番号のこと。暫くは、9番で定着していたんだけど、最近では、幻の7番が実はこのThe Greatだったと言う説が有力になり、番号を繰り上げて、8番とすることが多くなってきた。ちなみに、以前は7番説もあったくらいThe Greatの番号は安定しない。

なので、この曲を9番で1番のお気に入りと言うのは、ホントは矛盾している。だけどだけどだけど…そんなこと関係なく、良い曲なのだ。大体、気にしていたら、未完成とThe Greatは、超名曲にして、この企画には登場できないことになってしまう。それはあまりにももったいない。なので、都合よく解釈して、ここでThe Greatを採用してしまうのだ。それに、いまだに、交響曲第9番『グレイト』と表記しているCDは多いわけだし…。もっと言ってしまえば、7番が今もどこかにあると思ったほうが、面白くないでしょか?

と、まぁ、言い訳はこの辺にしておこう(;><)。さて、この曲だけど、実は、作曲家の生存中は陽の目を見ることがなかった。作曲家の兄の家にあった自筆が発見されたのは、作曲家が没して10年以上経った頃のこと。かの大作曲家、シューマンが発見し、メンデルスゾーンがライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団を指揮して初演したと言う。こういうことだから、シューベルトの後期の交響曲は番号が滅茶苦茶になるのだ…。あ、メンデルスゾーンも番号滅茶苦茶だな。影響受けちゃったのか…wそれにしてもシューマン発見、メンデルスゾーン初演とはデビューの仕方はあまりにも華々しい。ちなみに、The Greatとは、シューマンが初めて、そのスコアを目にした時、あまりのスケールの大きさに、感嘆して命名したという。ああ、シューマン…結構、シンプルな思考回路だぞ…。いや、ああ松島や…の心境なのかな?

作品は、ロマン派初期の作品としては、長大と言って良い演奏時間を要する。そして、メロディは息が長い。音楽評論家、岩井宏之はベートーヴェンよりブルックナーに近いのではないか?と述べているが、なるほど、そう思えなくもない。少なくてもベトベンにあるようなあの高揚感はやや減退し、悠揚と流れるスケール感が強まっていることは、確かだ。終楽章は、躍動感があるが決して、魂の高揚と言った熱いパッションが迸るようなものでもない。その替わり、おおらかな音楽の中をゆったりと流れるメロディをたっぷり聴かせてくれる。歌曲王の曲だけあって、歌いたくなるような感じだ。“長いクラシック”入門に最適。是非、のだめで紹介してもらいたところ。

演奏は、ベーム盤が良い。ベーム盤と言っても幾つかあるだろうけど、オススメしたいのは1979年にシュターツカペレ・ドレスデンを振って録音したもの。シュターツカペレ・ドレスデンの古雅な響きが、無理にThe Greatっぽさを強調しすぎずに、メロディを歌ってくれる。老境のベームの指揮もこのオーケストラの響きにぴったりだ。名盤の誉れ高い録音だけれども、ベルリン・フィル盤が同じドイツ・グラモフォンから出ており、それが全集と言うまとまった形で出ているせいか、よく廃盤になる。もったいない…。いまはどうなっているんだろうか。

schubert-bohm.jpg






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