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韓国から帰国。

本気で凄い…日本人の女性の多さ(笑)。なにこれ?!大した数の海外旅行経験があるわけではないけれども、ここは異空間。それぞれの国で、特徴があるわけなんだが、その「違い」ではない。日本人女性達が群がる免税店の光景…バーゲン会場かよ、ここは(笑)。が、まぁ、なんだ、この国ならではの土産物ってのが、あまりないと思う。正確に言えば、それなりにはあるんだけれども、それ以上に、洋服(もちろん、民族衣装ではない)、ブランドもの、化粧品ばかりが目立つ。もちろん、それらの殆どは、韓国独自のものではない(化粧品だって、日本で言うところの「おしろい」みたいな独特なものを売っているわけではない)。だから、あまりおいらの好奇心はくすぐられない。旅行好きよりも買い物好き向けの国かも。取り敢えず適当に、キムチと海苔を買っておいた。

さて、最終日の今日は、自由に動けたので、地下鉄に乗って、観光地じゃないソウルを少しのぞいてみて、その後、サムゲタンを食べた。サムゲタンははじめて食べたけど、サッパリしていて、美味しいものだった。付添のキムチも美味。これで900円程度とはお得感たっぷり。これだけを食べに来るのは…それはないな(笑)。

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■ コリアン

野暮な事情でソウルに短期滞在中。自分で企画したら絶対に行かない国韓国。好きとか嫌いとか言うより、何だかよくわからない。何を見れば良いのか・・・。小学校の頃は中国の一部だと思っていたし(汗)。まぁ、そんなだから、何気にいい機会とばかりに嬉々としてやって来た。

街はパッと見、東京っぽいが、やや殺伐としている。裏通りに入れば、ベトナムで感じたような発展するアジアの活気がある。もちろん、ベトナムの活気には到底及ばないが、それでも日本やヨーロッパの成熟した落ち着きのある街とはまるで違う。1960年代の日本はこんなだったのだろうか。中高年の方には懐かしい香りがするのかもしれない。しかも、日本語が通じる。って、ことはそう、異国情緒に大いに欠ける。これは準海外旅行、いや、準国内旅行か(苦笑)。

個人的には王宮の庭に、カササギがいたのが嬉しかった。日本では佐賀のみに生息するカラスの一種。何気に綺麗。人も恐れない。一番の収穫と言っていいな~。

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外国でドライブして帰ってくると逆走しそうになるってのはよくあるけど、エスカレータでどっちに立てばいいのか、少し元に戻るまでに少し迷う。世界的に見ると東京の左側はマイナーかもしれない。どっちがいいのか。おいらは左側に立って利き手の右手がフリーになっている方が落ち着く。何かあったら、とっさに利き手が出せる。右側に立つ方の言い分は利き手でベルトを確り持てるからってことらしい。まぁ、何れにせよ、郷に入っては郷に従え。周りに合わせたい。

さて、今日は今回の欧州旅行のコンサートのまとめをしておく。一般的に8月は音楽シーズンではなくって、コンサートを追うには、計画段階でこれまで以上に色々検討する必要があった。もちろん、音楽祭は各所で開かれているが、人気のある音楽祭はチケットの入手が困難で高価、逆に、マイナーな音楽祭は情報を得るのが難しい。業者に問い合わせたところで、穴場的なマイナーな音楽祭はなかなか出てこない。地道にネットサーフィンを続けるしかない。また、大概は大都市から外れた地方都市、若しくは、片田舎で開かれる。交通手段を考えるのも一苦労だ。そうした中で約1週間で5公演の素晴らしいコンサートを楽しめたのは、情報化社会の賜物であると思う。もっとも、そう言う計画を錬るのも旅の醍醐味であって、ツアーにくっ付いて行くだけってのはちっとも面白くない。と言うのがおいらの価値観。

それでは、まず、備忘録的に一覧から。

8月22日 ロイヤル・アルバート・ホール(BBCプロムス)
ダウスゴー指揮BBC交響楽団
 ブラームス:交響曲第1番 ほか

8月23日 アウグストゥスブルク城(ハイドン音楽祭)
コンチェルト・ケルン
 リジェル:交響曲第8番
 ハイドン:交響曲第26番 『哀しみ』
 ハイドン:トランペット協奏曲
 クラウス:交響曲

8月24日 ケルン・フィルハーモニー
バレンボイム指揮ウェスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団
 ベートーヴェン:交響曲第4番、同第3番『英雄』

8月26日 フィルハーモニー(ベルリン)
ラトル指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 マーラー:交響曲第7番『夜の歌』

8月27日 ヴァルトビューネ
パーセル:歌劇『ディドとエネアス』
 ベルリン古楽アカデミー

続いて、演奏会の雰囲気を…。

僅か1泊で、滞在時間20時間ほどで聴いたPROMS。PROMSにいるってだけで特別な気持ち。あー、あの音楽祭の会場にいるんだな!と。で、何に驚いたって、椅子が回転すること(笑)。まぁ、場所によっては後ろの方の席でも真横に向いてしまうので合理的。平土間に椅子がなくって、皆立って聴いているというのは、すでに情報は得ていたが、意外としゃがみ込んだり寝転んで聴いている人は少ない。それと会場がでか過ぎてクロークが見つからなかった。ないのかもしれない。普通は大きな荷物を持っていると、「持ち込むな」って言われるんだけどな。

アウグストゥスブルク城でのコンサートは普段はコンサートホールではないが、臨時のクロークが設けられていた。お城でのコンサートと言うとオサレで高貴な雰囲気の観光的なイメージがあるかもしれないけど、このコンサートに関して言えば、本格的なもので観客も相当真剣に聴き入っている。コンチェルト・ケルンの素晴らしい演奏もさることながら、複雑な彫刻と高さのある会場の中2階と言う特殊な音響を満喫。これが、古典派の時代に響いていた音楽なのかもなぁ…。時代考証的にも有意義。

ケルン・フィルハーモニーとフィルハーモニーでの演奏会は、まぁ、一般的と言えば一般的な雰囲気。観客も成熟している。あ、ちなみに、PROMSでは楽章間で盛大な拍手が沸き起こるが、こちらの2公演ではそう言うことはない。フィルハーモニーでの演奏会は少しフォーマルだったかもしれないかな。

ヴァルトビューネははじめての野外コンサートだったけど、雨で…。こういうリラックスしたコンサートって東京では開かれないんだろうか。ラ・フォル・ジュルネで日比谷公園あたりでやったら面白いような気がする。出店とか出してね。

以上、ざっくりな、感想。今回はシーズンが夏ってこともあって、冬のコンサートでは味わえない雰囲気を楽しめたかなぁ。シーズン中じゃないとか何とか言って、なんだかんだ楽しめたなぁ。

proms2011.jpg







 

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帰国して1日。ヨーロッパは良かったなぁ、と思いつつ日本を堪能中。しばらく、洋食は食べたくないな(笑)。和食党には、なんちゃって寿司だけでは辛い。

さて、落ち着いたところで、街の雰囲気を振り返ってみよう。

まず、ブリュッセル。ここはEUの本部もあるヨーロッパの要所。TGV、タリス、ユーロスター、ICE全てが乗り入れている交通の要所でもある。それでいて、古き良き街の雰囲気を残している古都でもある。まさに、ヨーロッパの中のヨーロッパ。ざっくりヨーロッパの雰囲気を味わいたいなら、おいらの行った街の中ではブリュッセルが最強。料理もフランスに対抗心を燃やしているのか評判が高いし、実際とても美味しい。ただ、ある程度人種は豊富で、治安はドイツ、オーストリアに比べてあまり良いとは感じなかった(あくまでも体感だけど)。

お次、ロンドン。良くも悪くも大都会。そういうのは東京でOKって思えるような部分も多い。ミュージアムは豊富で見応え十分。ロンドンのミュージアムを十分に堪能するにはどれだけの日数が必要なのだろうか。知的好奇心豊富な人にはとんでもなく魅力的な街。景色としては、どうだろか。有名な景色が多すぎて新鮮さに欠けるのは有名都市故の弱点だろか。写真を撮っても、「あー、見た見た」って写真ばっか。ネットで見ればいいような…。まぁ、おいらはそう言う典型的な写真ばかり撮ってしまうのだけれども。治安的には、おいらの行ったヨーロッパの街の中では良い方ではないかも。まぁ、身の危険を感じるほどではなかったけど、なんつっても、大都会だもんで田舎の観光地よりは治安はそれなりであることはしょうがない。なお、暴動の影響は観光地には一切なし。短期滞在だったので勘違いも多いと思うけど、ざっくり以上のような感想。

ケルンは、ドイツなので治安良好。観光客の他はゲルマン魂を強く感じる人種構成。夜、繁華街に行けば酔っぱらって騒いでいる若者はいるが、夜景を撮っていても危険を感じることはなかった。つか、コンサート後の夜遅くでも撮影仲間がそこそこいるので安心。ケルン大聖堂はドイツ人の大好きな観光地の一つらしくって、思いのほか観光客は多い。何はともあれ、大聖堂の街だけれども、郊外のブリュールでお城を見ながらのんびりするのもいいと思った。

ボンは、夜歩きはしていないので治安としては良く判らないが、旧西ドイツの首都とは思えないほどのんびりとしている。そうそう、ブリュールのアウグストゥスブルク城は、旧西ドイツ時代には国賓のもてなしにしばしば使われたのだとか。程よく田舎、程よく都会。

ベルリンは、ロンドンと似ているのかな。主都なので治安の悪いところは、やはりそれなり。で、ミュージアムがごっそりあって、やっぱりここのミュージアムを十分に堪能するには多くの日数を要すると思われる。小さなところでも、午前1つ午後1つ。大きなところ、例えば、ベルガモン博物館とか、絵画館だと、1日以上は絶対に必要になってくる。スケールでか過ぎ。典型的な風景としてはブランデンブルク門だろうなぁ。みんな写真を撮るけど、やっぱハンコで押したようなものばかりか。こういうところを面白く撮れる技術があると素晴らしいんだろうなぁ。

と言うわけで、今回訪れたのは5都市。観光するなら1にブリュッセル、2にケルンかな、という主観。プラハ最強は相も変わらず(汗)。

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(画像をクリックすると拡大します)

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(画像をクリックすると拡大します)

 

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■ 帰国!

朝早くにホテルをチェックアウト。帰国の途へ。ベルリン中央駅まで行って、そこからターゲル空港行きのバスへ乗る。20分程度で小さな空港に着く。ヨーロッパ1の大国の首都の空港がこの小ささ。近々閉鎖して別の空港が国際線の発着に使われるようになるらしいが、まぁ、日本からの直行便がフランクフルトやミュンヘンに飛んでいるのは、物凄く良く判った(汗)。フランクフルトは前回の旅で使ったっけど、だだっ広かったからなぁ。ベルリンは新千歳より小さいんじゃなかろか。

ここから、アムステルダムのスキポール空港へ。更に成田へ。10時間のフライト。長い。まぁ、しょうがない。土砂降りの雨が降っていたが、定刻に出発、予定の30分ほど前に成田着。

今回の旅は、電車での移動が多くって、しかも、その電車が遅れまくったので、結構気を使ったような気がする。いざ、日本への飛行機に乗ると「ようやく日本に帰れるなぁ」とホッとする。それでいて、またあそこ行きたいなぁ、ここ行きたいなぁと考えたり(汗)。どこでもドアが本気で欲しい…(笑)。

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今日はまず、フィルハーモニーのすぐ隣にある楽器博物館へ。ブリュッセルの楽器博物館よりは小規模だが、見ごたえ十分。古楽器に興味ある人には堪らない。そうでなくても、ストラディヴァリウスがおいてあったり、専門家がドイツ語で説明しながら演奏して見せてくれたりするので結構楽しめる。

続いて絵画館へ。レンブラント、ブリューゲル、フェルメールの絵もある広大な美術館だ。ゆっくり見たら1日がかり。って、まぁ、ヨーロッパにはそのサイズの博物館、美術館がわんさかあるわけだが、ベルリンはその中でも充実しているほうではないだろか。博物館島なんて島もあるくらいだから。

さて、今日はヴァルトビューネでのコンサート。だ、が!雨。しかも、強め。結構、強め。ベルリンの風も冷たい。まじか…。とりあえず、長袖を羽織り、傘とタオルとビニール袋を持って出かける。ヴァルトビューネの最寄の駅まで30分くらい。そこからぞろぞろと群れを成すドイツ人たちにまぎれて会場へ。

会場の入り口は人だかり。何とか、入って席…と言うか、自分の買ったエリアを探す。エリア内は席は自由。まぁ、ベンチなんで指定されるわけ無いんだが。10分くらい前に着いたんだけど、良い席は見つからず。適当に通路側に座る。しかし、ヴァルトビューネはお祭り。酒だの食事だのを買いに奥の人が頻繁に出入りする。しかも、後からやってきた人や係員がやったらうろうろするのでまったく落ち着かない。かと言って、もう別の席を探す気もしない。諦める。

予定時刻になって、司会の声が会場に響き渡る。ドイツ語なので何を言っているかまったくわからない。途中からノー・レインと叫び出すのはわかったけど。で、不思議なことに雨が止んでしまうんだ。寒さは相変わらずだけど。その後、1時間ほどトーク・ショーが繰り広げられる。何を言っているかさっぱりわからないが、会場は大盛り上がり、誰かの誕生日を祝って舞台からケーキを配ったりしている。こんなところで、そんなことをしちゃうのか。

休憩を挟んでようやく音楽スタート。本日はパーセルのオペラ『ディドとエネアス』。ベルリン古楽アカデミーの演奏。当然&残念ながらアンプを通しての音だが、ベルリン古楽アカデミーの演奏はCDで聴いたとおり、エキサイティングで活き活きとしている。舞台は半裸の男たちが透明のプールの中で踊っている。この寒さの中で、である。プールは冒頭だけだが、その後も、半裸で踊りまくる。まぁ、運動しているから温かいのかな。照明の温かさもあるし。

終演後は大喝采。野外でバロック・オペラ、しかも、広大なヴァルトビューネはほぼ満席。凄いなベルリン…。

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ほてっと起きて、博物館島。ペルガモン博物館を歩く。巨大な神殿をそのまんま持ってきました、と言う、超絶大技を見せてくれる凄い博物館。ほかにもイスラム文化など興味深い展示物満載。じっと見ていると、ふと、この遺跡を使っていた時代があって、そこに何人もの人がいたと言う当たり前のことが、じんわりと実感を持って感じられてくる。ちょっとしたタイムマシーンに乗ったような感じ。いつまでも見ていると時間があっという間に過ぎてしまうだろうから、さっくり回る。

そうそう、ペルガモン博物館の前にすし屋に行ったんだけど、ここは凄い人気の店だった。待ちの人も結構いるくらい。店内ではドイツ人がもりもりすしを食べている。案外、箸は器用に使っているが、ガリを醤油につけたり、シャリをびっしゃびしゃに醤油に浸していたりと、まぁ、それなり(笑)。それ、醤油の味しかしないんじゃないか?と突っ込みたくなる。寿司自体はおいらが今までヨーロッパで食べたものの中では、最高。でももちろん、キワモノ。味噌汁と言うより、しょうが汁の味がしたサーモン・スープが印象的。

さて、今日は、かのフィルハーモニー・ホールで、ベルリン・フィルのコンサート。シーズン・オープニングである。つうこって、指揮者はもちろんサー・サイモン・ラトル。曲目は、マーラーの交響曲第7番『夜の歌』。外はまだ明るかったけどベルリン・フィルは夜の歌を歌う!

席は1階前よりのど真ん中と言うなかなかの好位置。存分にベルリン・フィルのエネルギーを感じることが出来た。マーラーの中ではあまり聴く曲じゃないけれども、こんなにも聴き応えのある曲だったとは。あっという間に時間が過ぎてしまった。ちなみに観客の中、つうか、おいらの直ぐ後ろに大物がかたまっていたらしく、お付のカメラマンまで来ていた。誰でも良いが、近過ぎないでよかったなぁ…。まぁ、ベルリン・フィルの開幕となればいろんな人が来るのだ。

夜はホテルの近くのレストランへ。夜の風が気持ちいいビア・ガーデン風。明日は…何を食べよう(笑)。

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意外と、と言っては申し訳ないが、ケルンは面白い街だった。ボンやブリュールと言った見所が近場にあるのもいい。と言うわけで、離れがたいが、予定は予定なので、午前中にICEに乗り込んでケルンを後にする。が、これもそう簡単にはいかなくって、予定していたICEが到着間際になって、ベルリン行きからデュッセルドルフ行きに変更に…。デュッセルドルフって直ぐじゃん…。お客さんたち、ワラワラとホームから離れていく。次の電車を待つつもりだろうか。おいらは、その場で、ポケーッと考える。「待つしかないかぁ。しゃぁなしだ」と思っていた時に、親切な人に「このデュッセルドルフ行きに乗りなさい」と導かれる。

果たして、デュッセルドルフに着くと向かいのホームにベルリン行きのICEが停まっている。こりゃ、ラッキー。と思って、飛び込む。と…車内の表示は消滅されたまま。これホントにベルリン行きなのだろうか、と疑いがよぎる。しばらくして、表示ON。ICE ケルン発ベルリン行き。列車番号も当初の予定のものが表示された。どういう事情か知らないけれど、ケルンから発車できなかったので、デュッセルドルフ乗り継ぎになりました、ってことらしい。ケルンで教えてくれた人に大感謝だ。電車は何事も無かったかのように静かに発車。

で、結局ベルリンには予定通り到着。タリスとは違って、トラブルが起きても直ぐに対応して結局、大きな遅れを出さない。ドイツとフランスの違いなんだろうか。

ベルリン到着後、ホテルで休憩。夜になってフラフラ外出。ブランデンブルク門を見学しつつ、夕食。カップラーメンの値段を知らなかったことで有名な日本の首相も訪れたレストラン。つっても、そんな高級ってわけじゃない。安くも無いけど。カップラーメン何個分の値段かな、おいらも知らないからわからない(笑)。

相変わらず肉は硬いけど、ソースは美味いなぁ、とモシャモシャ食べながら感服。イヤホンからは一昨日のコンサートと同じプログラムの古典派。改めて、すんげぇ、プログラミングだとか、考えてゆったりと夕食を終える。

その後、ブランデンブルク門近辺を散歩して行動終了。明日は何をしようか。

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朝、目覚めて時計を見る…うっ…10時過ぎ…しもうたぁ…。10時半の電車に乗って出掛けようと思っていたのに!結局11時過ぎの電車でボンへ。地球の歩き方にはICEで約20分と書いてあったけど、各駅停車でも23分。ICE乗る必要ないじゃん…。

さて、ボンッ!ベートーヴェンの街である。シューマンも住んでいたんだけど、ベートーヴェン生誕地としてあまりにも有名。そのインパクトが強すぎて、それだけの街にありつつある。実は旧西ドイツの首都でもあるんだが、そのことは時の経過とともに忘れ去られつつある。

街はこじんまりしていて、綺麗。でも、それなりに栄えていて、生活には不自由なさそう。住み心地はよさそうな感じ。外国に住みたいとは思わないけど(汗)。ボンの目的はもちろん、ベートーヴェンの生家。ベートーヴェン・ハウスと呼ばれている。自筆の譜面、使っていた楽器など貴重な資料が小さな建物に詰まっていて、音楽好きにはたまらない。1階にはベトーヴェン・ハウスを訪れた演奏家たちの写真が飾られていて、人によってはサインやメッセージが添えられている。ヲタなら1枚1枚確り見たい展示である(笑)。

ベートーヴェン・ハウス以外で印象的だったのは、路上パフォーマンスでオペラ歌手が歌っていたこと。流石に、観客は多くってあっつう間にコインが溜まっていった。路上でオペラ歌手はずるいだろ…(笑)。

ケルンに戻って、大聖堂へ。外見も凄いが、中も広大、荘厳。折角だから、塔にも上ろうと受付へ。€3を払って、いざ内部へ。エレベーター…あるわけなし。ひたすら、階段で上る。しかも、この階段、急で狭い。バランス感覚と体力に自信がなければ挑戦しないほうがいい。

汗だくになって、辿り着いた先は心地のよい風が吹き抜ける地上157mの高所。ケルンの町を一望にできる絶好のポイントだ。みんな写真パシャパシャ。おいらもパシャパシャ。で、さぁ、降りよう…って、これは上りより恐ろしい。何とか、下り切って、一旦ホテルへ。夜もコンサートなのだ。

と言うわけで、19時半頃、ホテルを出てケルン・フィルハーモニーへ。ケルン放送交響楽団の本拠地ホールだが、それだけでなく、世界中のオーケストラが演奏するので有名な名ホールである。不思議なつくりのホールで、最上階はロビーのようになっていて立ち見が出来るようになっている。東京ドームっぽい感じと言えばいいだろうか。ソファーのある半個室の場所もいくつもある。それと屋上庭園っぽいのもあって、公演前や休憩中にここで飲み物を飲むことが出来る。

さて、今日のコンサートは、ウェスタン=イースタン・ディヴァン管弦楽。このオーケストラはダニエル・バレンボイムが、イスラエルとアラブ諸国の若い演奏家たちを集めて結成されたもの。指揮はもちろんバレンボイム。彼らはここでベートーヴェンの交響曲全曲を5日間かけて演奏する。今日は2日目で、3番と4番。

バレンボイムは若者たちの扱いが上手いんだろうか。若者たちの活き活きとしたエネルギーを効率よく炸裂させる。壮大で力感のある演奏だ。特に3番はすさまじい推進力。圧倒されっぱなし。ホルンの咆哮も強烈。両翼に配置されたヴァイオリンの音色にも惹かれずにはいられない。演奏が終わると、万雷の拍手。あっという間にスタンディング・オベーションに。観客の熱狂も半端ない。バレンボイムの楽団員への対応も微笑ましい。可愛がっているんだろうなぁ~って感じが伝わってきて、気持ちがよい。

公演後は少しライン川周辺を散策。ライトアップされた大聖堂が荘厳。大聖堂があるおかげで美しい街になっちゃっている感じ。交通の要所だが観光地としても優秀。

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プロムスを楽しんだので、ロンドンにいてもしゃぁなしだ。つうわけで、次なる目的地に向け、再びユーロスターに乗り込む。予定の1分前に出発。乗車のシステム上問題は無いんだろうけど、やっぱアバウト。本気を出すとやたら早いユーロスターだが徐行区間がやたら多い。このテンポのズレ、少しストレスが溜まるかも。ブリュッセル南駅には予定通り17分遅れで到着(笑)。ここで乗り換え。時間が少しあったので、グランプラスまでいって美味しいものでも食べようかと思ったけど、17分の遅れが微妙に余裕をなくしているのであきらめる。

ここからはタリスに乗る。エンジ色のTGV。車内もエンジ色。強烈。おいらが乗るのとは反対方向のパリ北駅行きは、予定通り(笑)の31分遅れと出ている。おいらの乗るケルン中央駅行きは7分遅れ。順調である!反対方向じゃなくてよかった、と思っていたのもつかの間、乗車してしばらくして「トラブルがあったんで1時間遅れて出発します」とアナウンス。やっぱ来たか。1時間半後、「やっぱ、2時間以上は遅れる」とのこと。結局、2時間半経って出発。お詫びにお菓子セットみたいな箱詰めが配られる。それと、1時間以上遅れた場合の返金用紙が配られる(25~50%が返金されるそうだ)。パンフレットのような綺麗な用紙…どんだけ準備周到だよ…。まぁ、毎度のことなんでしょう。

ユーロスター同様、走り出すと早い。のぞみ級。椅子も良いし、こりゃ、快適。でも、やっぱ徐行区間が多い。早くなったり遅くなったり…そして、再びケルンの手前で停車。もう、どうでもよくなってくる。結局、3時間近く遅れてケルン中央駅着。おいらは目的地はケルンだったからよかったものの、乗継があったら最悪。でも、まぁ、おいらの見たタリスは全部遅れているわけで、この辺は計算に入れなくちゃなのかも。タリス(笑)。300km/h出すより先に定時どおりに出発する技術を研究すべきだなー。

さぁ、コンサート!つっても、場所はケルンじゃなくて郊外のブリュールと言うところ。また電車に乗らねばならない。時間的には一杯一杯。ホテルにチェックインして、再びケルン中央駅に向かう。ところが、おいらは地下鉄とかトラムはよく乗るんだけれども、郊外電車って言うのかな、日本で言うところのJRにはほとんど乗ったことが無い。焦りつつも、インフォメーションセンターなどを利用して何とか、ブリュールに行く電車に飛び乗る。ドイツの列車は西側の国よりはましなのか心持ちキリッとした顔で、3分遅れ程度でやってくる。何とか、10分前にブリュール到着。コンサート会場は、ブリュールの駅前、アウグストゥスブルク城。ディズニーランドにありそうな建物だが、一応、世界遺産なんだそうだ。

汗だくになって駆けつけると、中庭で観客たちがのーんびりワインやオレンジジュースを飲んでいる。このゆる~い感じ、「あー、ヨーロッパのコンサートだ…」と変な感覚が沸いてくる。どうして、ここまでマイペースなのか。開演のベルとともに動き出すんだが、「遅れちゃいけない!」なんて思っている風情が全然無いのだ。そうか、この気性があのテキトーな電車に反映されているのだな…。8時開演なんだが、まだまだ外は明るい。夕日が眩しいくらいだ。

さて、会場となる部屋は、トレッペン・ハウスと呼ばれるところ。トレッペンは階段という意味で、高さのある部屋に広い階段がある。1階から上がる階段はひとつなんだが踊り場から2階へ上がる階段は、左右に分かれるタイプ、と言ってわかるだろうか。その踊り場にあたる場所が、舞台となって、1階と2階から鑑賞する。

お城のコンサートと言うと観光用のちゃちい演奏会がよくあるみたいだけど、今回の演奏は、コンチェルト・ケルン。古楽器オーケストラで古典派のスペシャリストとして世界的に有名な楽団。もちろん、「お上品なクラシック」に収まる楽団ではないので、観光客がうっかり入ってきたら度肝抜かれるだろうなぁ。お城は18世紀半ばに出来たものだと言うので、まさに、古典派の響きが再現されようとしているわけなんだけれども。演目は下記のとおり。

H.J.リジェル:交響曲第8番 ト短調
F.J.ハイドン:交響曲第26番 ニ短調 『哀しみ』
-休憩-
F.J.ハイドン:トランペット協奏曲 嬰ホ長調
J.M.クラウス:交響曲 ハ短調

凄く意欲的なプログラミングである。長調の曲が多く、明るい曲調が多いゆえに軽く見られがちな古典派だが、今宵のプログラムは、交響曲3曲がすべて短調。コンチェルト・ケルンならではの発想。ハイドンの曲以外はマイナーと言って差し支えない曲だと思うが、コンチェルト・ケルン好きなら知っている曲。両方ともCDが出ているのだ。もちろん、おいらも持っている。あの曲が生で聴けるとは!と思うと感慨深い。日本じゃ機会ないだろうしなぁ。コンチェルト・ケルン、来日しないし(涙)。

さぁ、開演!リジェルから一気にアグレッシブな音楽。縦長の会場と言うこともあるだろうか、よく響く。そして低弦の音が凄いんである。チェロ2、コントラバス1の小編成なのにバスン、バスン鳴る。ヴァイオリンもコンマスを中心に攻撃的で活き活きとしている。いかにもコンチェルト・ケルン。古楽器と言うと音が小さいイメージだが、こういうしかるべきところで演奏するとこんなにも鳴るものか。ロマン派を想定したコンサート・ホールでは理想的ではないのだろうなぁ。

演奏はどれも素晴らしかったのだが、特に印象的だったのは、J.M.クラウスかな。古典派の軽いのりからは一歩踏み出して、ドラマティックな音楽だ。コンチェルト・ケルンはこの知られざる名曲を鋭く切れのいい演奏で感動的に仕上げてくれた。

素晴らしい演奏会に満足して、外に出るとさすがに真っ暗。ちょうどよくやってきた電車に飛び乗ってケルンへ。9時間の移動と素晴らしい演奏会。うーん、多忙な日であった(笑)。

あ、そうそう、この演奏会、ハイドン・フェスティバルと言う音楽祭の一環。実は、ラ・プティット・バンドやゲーベル、それにモザイク・クァルテットと言った大物が出てくる音楽祭なのだ。小規模な音楽祭だけど、ヨーロッパにはこういう隠れた音楽祭がたくさんあるので、堪らない。

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