忍者ブログ
http://schunsou.blog.shinobi.jp/

カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
最新コメント
[10/07 schunsou]
[10/02 F2]
[06/26 schunsou]
[06/24 F2]
[05/19 schunsou]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
schunsou
HP:
性別:
男性
趣味:
クラヲタ、登山
バーコード
ブログ内検索
過去の記事(Since2004.4)
カウンター
カウンター
アクセス解析
[7] [8] [9] [10] [11] [12] [13]
■ [PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


午後一番でザルツブルクからウィーンに帰る。今夜は遂に…ムジークフェラインなのだ!いよいよメインディッシュ。
 
19時半開演。ホテルを18時20分頃出発して30分過ぎには着いてしまう。近いなぁ。一歩踏み込めば紳士淑女が盛り沢山。重厚だぜ…。つっても、日本人もたっぷり。席に着いて隣に座った紳士にも「日本から来たのか?」「東京?」と話しかけられる。ウィーンでは、中国人や韓国人にはなかなか間違えられないから嬉しい。
 
さて、ムジークフェラインだが、まぁ、凄い。眩い黄金に包まれた工芸品の中に入り込んだ小人の気分だ。紛れもない世界最高、最強のホール…もう、いるだけでジーンときてしまう。全世界のクラヲタが憧れる殿堂に踏み込んでしまったのだ…。
 
演奏は、マゼール指揮ウィーン・フィルで、まず、ベートーヴェンの交響曲第6番『田園』、休憩を挟んで、印象派の代表作2品(ドビュッシーの『海』、ラヴェルの『ダフニスとクロエ』第2組曲)。
 
素晴らしかった!マゼールは1990年代以降の録音にパッとしたものがないような気がするが(全部聴いているわけじゃないけど)、今日の演奏を聴く限り、やはり良い指揮者だ。呑気な『田園』ではないが、所々、鬼才らしい仕掛けをしてきて、個人的には楽しく聴かせていただいた。ふと、若い頃にウィーン・フィルと録音したシベリウスの交響曲全集を思い出した。なんで、最近の録音で聴くとあんなにつまんないんだろう。
 
後半の印象派は更に素晴らしかった。ともにあまり好んで聴く曲ではない、と言うか、普段は印象派のオーケストラ作品は、少々苦手なのだ。しかし、こういう色彩感あふれる音楽をムジークフェラインでウィーン・フィルが響かせると…なんと、美しいのだろう。特に『ダフニスとクロエ』は凄すぎた。マゼールも力が滅茶苦茶入っていて、渾身の演奏だったんじゃなかろうか。
 
終わって、楽団員が引き揚げても、マゼールは喝采に引き摺り出されていた。
 
それにしても、ムジークフェラインで聴くウィーン・フィルの素晴らしさは筆舌に尽くしがたい。そうかぁ、これがウィーン・フィルの本来の音なんだなぁ。
 
さぁて、素晴らしい『田園』を堪能したことだし、明日はウィーンの森にでも行こうか。いや、冬だからなぁ。『田園』っぽくはないかも。
 
ちなみに、今日でちょうど滞在予定半分を終了。少しスローペースにして観光も楽しんでいきたい。

DSC_1665.jpg













拍手[0回]

PR

モーツァルト生誕の地、ザルツブルクにやってきた。ウィーンから約2時間半。途中、リンツを通る。「36番だね!」と思うとついついテンションが上がってしまう。

そして、いよいよザルツブルク到着。はい、右も左もわかんねー。バス?行き先が意味不明すぎて、どこへ連れ去られてしまうかわからない。恐怖過ぎる。アバウトなガイドブックの地図を頼りに適当に歩き始める。途中、地元の人に、「市街地はあっちだよ!」と教えてもらう。親切なり。助かったぁ。

ホテルチェックイン後、旧市街を歩きまわる。

まず、モーツァルトの生家へ。モーツァルトの生まれた部屋に入ってジーンとくる。ここで生まれたのかぁ、ここで作曲したのかぁ。ザルツブルクの奇跡が起きた部屋…思いを馳せれば、切りがない。その後、ザルツブルク大聖堂、ホーエンザルツブルク城塞、祝祭劇場と巡る。

少し疲れたのでいったんホテルに戻り、一休憩。陽が沈んでから夜景を撮りに再出発。メンヒスベルクのエレベーターに乗って展望台に昇ると旧市街が一望できる。まさに別世界。ファンタジーワールド。日本にもヨーロッパの街並みを真似たテーマパークはよくあるけど、もう全然別もの。純粋に街の美しさと言うならウィーンよりザルツブルクのほうが確実に美しい。もっと雪があったらよかったけど…なんて、贅沢か。


IMG_6925.jpg














拍手[0回]


聖地巡礼2日目。まぁ、1日目はあってなかったようなもんなので、事実上、1日目かな。
 
まず、最初は、王宮礼拝堂でウィーン・フィル団員等のサポートでウィーン少年合唱団によるミサ。そう、今日は日曜日なんだよね。時差ボケのおかげで早めの活動開始も苦ではない。人の少ない王宮の庭園をぼんやり歩きながら礼拝堂に向かう。

30分ほど前に礼拝堂入場。観客に日本人多い…。つか、アジア系がいたらたいてい日本人だ。ロサンゼルスは中国人と韓国人が幅を利かせていたのに、ウィーンは日本人がアジアのメジャー。時々、日本語の案内があるくらいだ。
 
どきどきして、待っていると、後ろの団体の中年女性が…
 
「生演奏なのね!」
「火曜日はウィンナー・フィルハーモニー?」
「ウィーン・フィルよ!」

みたいな会話が。興味がないのに、なんで大金はたいて行く気になるんだろか?解らん…。
 
さて、ミサ開始。厳かな儀式が粛々と進む。何言っているか分かんないけど、敬虔な気分になる。と、そこにモーツァルトのクレド・ミサが流れ始めた。そうだ。これが、ミサのあるべき姿なのだ!途中途中に挟まる聖職者の説法もあってしかるべきもの。雰囲気ごと楽しむ。いやぁ、実に美しい空間、穢れのない美しい音色。1時間ほどのものだが、これは来てホントによかった。

ミサが終わって外に出てみると、本格的に雪が降っていて、さっきまで殺伐としていた冬の街並みが雪景色をしていた。雪はうざったいが、こういう景色を見てみたかったんだよね!

その後、雪を突いて美術史美術館へ。ブリューゲルの画…別に今まで特にどうと思っていなかったけど、実際見てみるとすっごくいい。とても気に入ったので、ポストカードを買う。そのほかにも見所いっぱいだったけど、全部まじめに見ていたら1日では見切れない。さっくり、2時間ほどで全部を回る。

外に出てみると雪が止んでいて、ホッとする。その後、モーツァルト像の前でものの見事にこけたものの、無事、シュテファン大聖堂など街歩きを楽しむ。

3時ころ、疲れてきたので一時、ホテルに帰り休憩。夜は…オペラなのだ!
 
18:30から国立歌劇場で『薔薇の騎士』。あー、あの場所に実際にいるんだなぁ~。感慨深げ。で、舞台の方なんだが、ルチア・ポップを見慣れている身には…ゾフィーが小さい!おかしい。ゾフィーはもっとふくよかだ!とわけのわからん突込みをいれつつ、演技、声も含めて、どうしてもゾフィー役に最後まで馴染めず。素晴らしかったのはオックス。クルト・リドルなんだが、流石の風格。2幕でのちょっとおどついた様子など、傍若無人だけではない、オックス像も見せてくれた。指揮はペーター・シュナイダー。墺独のオペラ界では評価の高い人らしい。カルロス・クライバーばかり聴いていた身では、随分と物語を落ち着いたものにしているなぁ、と思ってしまう。
 
ウィーンでウィーンの作曲家のウィーンを舞台にしたオペラを堪能してホテルに帰ると23時過ぎ…。疲れた…。

 
IMG_6683.jpg















拍手[0回]


西に向かい、海を越え、山々を超え、雲をも超えて、さらにその先に広がる大雪原をも超えたその先に、音楽の都とよばれる街があるらしい…行かねば、聖地巡礼!!

と言うことで、やってきました、ウィーン。オーストリア航空に乗って直行便で11時間ちょいでしょうか。予約した段階から、ジュースだのガイドブックだのを送ってきたサービス満点の観光航空。赤いド派手なユニフォームもグッド。

で、さて、ホテルに着いて…一悶着二悶着あって、業者さんに頼んでおいたコンサートのチケットをなんとか無事ゲット。業者さんの対応が素晴らしかったので、何とかなった感じ。恐るべしフロント、驚異のいい加減さ。

ひと心地ついてさっそく国立歌劇場を観に行った。で、ビビった。

でかっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっ!!

とにかく、巨大で重厚で威圧感たっぷり。貴族趣味の上品な館と言うよりパワフルな殿堂だ。写真で見るのとは全く違う。そうか、これが、あの国立歌劇場なのか…。

その後市庁舎の前のスケートリンクを観に行く。みんな楽しそうに滑っていて、気持ちがいい。いいなぁ、こういうの!!いつか滑れるようになって、来てみたい!!

IMG_6444.jpg













拍手[0回]


遂にL.A.から帰国。疲れたけど、楽しかったぁ~。また、カリフォルニア行ってみたい。今度行くなら山の方に行ってみたい。今回、燃え燃えだったけど。

帰りの飛行機は運よく窓際に座れたので、アメリカの広大な大地を空から眺めることができた。ほんと、水気がない。川が無い。乾き切った大地。でも、日本みたいに湿気だらけの方が珍しいのかな?

お土産は、適当に買ってきたので、欲しい人はおいらまで(笑)。


calfornia.jpg













拍手[0回]


今、L.A.は燃えに燃えている。リアルな意味で。時たま、消防自動車がサイレンを鳴らして走っていく。山火事と関係があるのかどうか。これだけ乾いていれば、どこで火事があっても、不思議ではないし、消すのも容易ではないだろう。

さて、そんな山火事的事情もあり、山の方にはあまり行っていなかったのだが、今日は、ちらりとパームスプリングスのあたりをドライブすることが出来た。

乾ききった広漠とした大地…アメリカに想像していたものがそこにはあって、ドライブしていてもとても楽しかった。L.A.から2時間ほどのドライブでこういうものが観られるとは、なかなか…。昨日のグリフィス・パークにしてもそうだけれども、都会のほど近くにこういうものがあると言うのはうれしい限り。

その後、L.A.に戻って、ダウンタウンのファーマーズ・マーケットへ。農家の方が集まって作った市場のようなところで、L.A.のところどころにある。市場みたい…と言っても、夜の9時までやっているし、レストランっぽい食事所が所狭しと入っていて、一般庶民向けのマーケットと言う感じ。すぐ隣には大きくてお洒落なショッピング・モールもあって、楽しめる。

夕食は、同じくダウンタウンのコリア・タウンへ。この旅、はじめてのレストラン。食事には金かかってないなぁ~(笑)。


sabaku.JPG














拍手[0回]


朝からベニス・ビーチへ。陽気なアメリカンとハイタッチを交わしたりして、なんだかノリのいいL.A.の浜辺。

昼からはハリウッドへ。『独裁者』や『モダン・タイムズ』、『黄金狂時代』などが撮影されたチャップリン・スタジオからスタートしてチャイニーズ・シアターやコダック・シアター(ハリウッドサインが見られる)を見学。ウォーク・オブ・フェイムでクラヲタらしく、その関係者の名前を探したりもした。見つけたのは…以下の通り。

ジノ・フランチェスカッティ
ブルーノ・ワルター
アルトゥーロ・トスカニーニ
ユージン・オーマンディ
プラシド・ドミンゴ
ヨゼフ・シゲティ
ユーディ・メニューイン
ヤッシャ・ハイフェッツ
アイザック・スターン
フリッツ・クライスラー
エンリコ・カルーソー
レナータ・テバルディ

マリア・カラスやイーゴル・ストラヴィンスキー、セルゲイ・ラフマニノフなんかもあるはずなんだけどな…。見つからなかった。全部探す気はしなかったし(汗)。それにしても、フランチェスカッティとか、ヨゼフ・シゲティってどの程度、ハリウッドと関係があったんだろう?なぞだ。

その後は、グリフィス・パークにあるグリフィス天文台へ。グリフィス・パークはハリウッドのすぐ近くにあるのに、凄く自然豊か。街中に唐突に現れた自然のままの公園…。キツネなんかがフラフラ歩いていたりする。

グリフィス天文台は映画『理由なき反抗』に使われたりしたことから、ジェームス・ディーンの胸像がある。でも、ここの最大の売りは、L.A.の夜景。ちょうど日没の時間だったので、暗くなるのを待って、写真撮りまくり。巨大な宝石箱みたいで最高に綺麗だったぁ!!


yakei.JPG














 

拍手[0回]


やや寝坊して、古い街並みの残るパサデナとビーチで有名なサンタ・モニカに行ってきた。

まず、パサデナだけど、古いといっても、京都・奈良ほど違和感のある古さではない。そりゃ、アメリカだもの、そんなに歴史はない。でも、ヨーロッパ風の街並みは、確かに美しく、木造文化の日本では楽しめない街並みだ。洒落込んだレストランも沢山あった。

サンタ・モニカは午後遅くに着いた。色んな映画で使われたと言う、サンタ・モニカ・ピア(桟橋)に向かう。なぜか、桟橋なのに遊園地がくっついている…。景観台無しではないか。で、この遊園地にある観覧車、物凄いスピードでグルグル回っていた。あれはなんだったのか。

北に目を向ければ、確かにどこかで見たことのあるような風景。そんな映画を見るほうではないが、スクリーンで観たのかも…。錯覚かな?まぁ、画になるような景観、ってことだろう。

ちょうどいい塩梅に陽が沈んできたので、写真をパシャパシャ。みんな撮っていた。観光地やなぁ。


santamonica.JPG














拍手[0回]


L.A.にて。今日は、まず、L.A.フィル・ストアでグッズのお買い物。結構、お洒落なグッズが沢山あって、面白い。ついつい買い込んでしまって、思わぬ散財。翌日以降は質素に行きたい。

その後、ドロシー・チャンドラー・パヴィリオンでL.A.オペラを鑑賞。遂に海外オペラ・デビューを果たした。演目はドニゼッティの『恋の妙薬』。指揮は、ジェイムズ・コンロン。現代音楽の録音で有名な世界的な指揮者だが、実は、そのキャリアはオペラによって築かれている。今回も、小編成のオーケストラで、感情におぼれ過ぎないスマートな演奏を聴かせてくれた。

配役は、アディーナにニーノ・マチャイーゼ、ネモリーノにジュゼッペ・フィリアノーティ。マチャイーゼは、昨年、ネトレプコの代役でザルツブルク音楽祭に出演して大成功を収めた歌手。まだ、20代前半。フィリアノーティは今回は、ヴィラゾンの代役で登場。この人もまだ若い人。ドゥルカマーラは、ルッジェロー・ライモンディの予定だったのが急遽変更になって、ジョージオ・カオドゥーロと言う人。29歳。要するに、スター歌手が揃って降板となり、若者ばかりの舞台となった。残念だが、楽しみな舞台でもあったわけ。

さて、始まってみると、素晴らしい舞台だった。演出は、最近流行の現代的なものではなく、古典的なものだが、合唱団に多種の人種が混ざっていたこともあり、どことなくカリフォルニアの農村を思わせる興味深いものだった。さすが、L.A.と言ったところか。また、振り付けは全体的にこのオペラの持っているコメディ的なものを強調しており、見知ったオペラなのに何度も笑わされてしまった。会場もしばしば笑いの渦に包まれていた。とは言え、聴かせるところはばっちり聴かせてくれたのも事実。内容的にはくだらない恋愛ドタバタ劇なのに感動してしまった。

あ、字幕の英語は読めないので見ていないのだ。その分、舞台に集中できて良かった。負け惜しみっぽいけど、事実。見知ったオペラでも、字幕があるとついつい見ちゃうから、案外舞台には集中できないのだ。

で、歌手なんだけど、やっぱ主役の2人はとても素晴らしかった。マチャイーゼの若々しくはりのある声、フィリアノーティの端正な美声、いずれも将来のスターを予感させるのに十分なものだった。いつかは、きっと大成功を収めるのではないだろか。覚えにくい名前だが、是非覚えておいてもらいたいもの。ほかの人たちも良かった。

終演は、オーケストラのコーダとともに喝采が沸き起こり、観客総立ちでの大喝采となった。挨拶にあわせて、軽く音楽を演奏するのは斬新で面白かった。


dudamel.JPG













 

拍手[0回]


今日は、L.A.から南へ約150㎞のところにあるサン・ディエゴに行ってきた。メキシコとの国境の町、と言うことで、スペインっぽい地名が多い。そして、やっぱりイギリスっぽい…と言うか、イギリスの地名まんまのところも多い。マンチェスターとか、バーミンガムとか。

さて、サンディエゴのどこに行ったかと言うと、サンタ・クララ岬と言うところと、ショッピングモール、それにサンディエゴからは離れるけど、ラ・ホヤに行ってきた。マルティヌーのシンフォニエッタ・ラ・ホヤのラ・ホヤである。ラ・ホヤは、音楽だけで知っていた地名だけど、実は、風光明媚な観光地。アザラシがいるらしいんだけど、残念ながら見ることは出来ず。でも、ペリカンがたくさんいて、バードウォッチャーだったおいらは大喜び。日本だったら、迷鳥で超珍鳥。でかかった。

サンタ・クララ岬は実は予定になく迷い込んだところ。「今どこにいるの?」って状態だったけど、これがすっごく綺麗なところで、大当たりだった。絵に描いたような「カリフォルニアの海の景色」が広がっていた。絶対日本にない風景だなぁ。カリフォルニア超実感。いいっすなぁ。

f94cd4b9.JPG













 

拍手[0回]

前のページ | HOME |  次のページ
忍者ブログ [PR]
ブログランキング・にほんブログ村へ
Powered by 忍者ブログ  Design by © まめの
Copyright © [ 音楽雑記&四方山話 ] All Rights Reserved.