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音楽趣味はほぼCDリスナーなおいらがウィーンまで行って、手ぶらで帰ってくる、なんてありえない。なにか、日本にないCDはないか。ウィーンに行って、早速、EMI Austriaなどまわってみるが、石丸より小規模だし、日本にあるソフトと大差ないようだ。もう大抵輸入されているんだなぁ。むしろ、日本語背表紙のCDがあったりして(笑)。

で、まぁ、CDショップから狙って発掘するのはなかなか難しいんだが、演奏会場等のお土産コーナーには日本未入荷のものが目に付く。たいていは、聞いたことがない演奏家のものなのだが、王宮礼拝堂のオリジナルCDは凄い。日曜のミサのときにウィーン・フィルやウィーン少年合唱団が出てくるので、観光客がけっこうやってくるところなんだが…。ムーティやハーガーとこの王宮礼拝堂ミサのメンバによるCDがあるのだ。これは日本未入荷どころか、ここでしか売っていないっぽい。超レア盤。曲は、サリエリとか、シューベルトとか、ハイドンとか…極めてウィーン・ローカル。

あと、音楽館と言うところで、ふと、みつけたDVD。プレートル&ウィーン・フィルのシェーンブル・コンサート。DECCAから出ていて、物凄く普通に石丸とかに並んでいそうなんだけど、記憶に全くない。ホテルに帰ってインターネットで調べてみるが、HMV、Amazonなど日本のショップは悉くヒットせず。

これは…買いだ!と言うので、買ってきた。PALだけど、おいらは基本的にPCでしかDVDみないし、TV用のプレイヤーもPALを気にしない、秋葉原で売っていた怪しいものだ。これは映像的にも、音楽的にもとっても楽しいDVDだった。ニュー・イヤー・コンサートはウィンナ・ワルツ中心だけど、シェーンブルンはいろんな音楽が聞けて楽しい。音響的には…まぁ、野外コンサートだからしょうがないけど。

ウィーンのお土産で適当な詰め合わせオムニバスCD買っていく人がいるけど、このDVDならシェーンブルン宮殿だけじゃなくて、ウィーンの街の風景なんかも映してくれているので、お土産としては、より最適。自分の分しか買っていないけど(汗)。

hofmusikkapelle.jpg






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ムジークフェライン…黄金の間、クラヲタじゃなくてもニューイヤーコンサートの会場と言えば知っている人もいるくらい有名な音楽の殿堂。世界最高のホールと言うのは、常識と化しているし、サントリー・ホールなど世界各国のホールはこのホールを模範に作られたとされる。

数多のCDでこのホールの響きに親しんでいるわけだが、さて生で聴いてみるとどうだったのか。

まぁ、ぶっちゃけ、衝撃的。最初の『田園』…すごいんだ。ウィーン・フィルの音が、たっぷりと鳴り響く。音楽がすごく豊かに溢れて行く。音が波濤となして押し寄せる。しかし、ぼやけたりしないで芯がしっかりとしているから、ものすごい迫力を持つ。ウィーン・フィルはこのホールに合わせて音作りをしていると言うが、なるほどここで聴くウィーン・フィルは、サントリー・ホールで聴くものとは違うようだ。『田園』ってこんな凄い音楽だったんだ…。

内部の金ぴか具合も、実際に見るとほんと凄い。このホールは、音響だけでなく、建造物としても一級品なのだ。実質最後のオーストリア皇帝がハプスブルク家の威信を持って、建てさせたのだからそりゃ、凄い。歴史の深みも感じることができる。

行って初めて知った面白い点をいくつか。

・楽屋から舞台へは観客も通る普通の通路を通らないといけない。
・2階の席は狭い。3列目は斜めにしないと足がおさまらない。
・そして、2階の3列目からはほとんど何も見ることができない。
・これは映像で見て知っていたが、ホントに舞台が狭い。解っていながら驚く。
・階段の踊り場にクララ・シューマン、それと向かい合うようにその階下にブラームスの像がある。

あー、まだなんかあったような気がするけど、パッと思い出せるのはこれだけ。

コンサートが終わって外に出ると寒い中、ホームレスが手を差し出して、座り込んでいるのが妙に印象的だった…。


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ウィーン国立歌劇場…言わずと知れたドイツ系オペラの最高峰である。威容を誇る重厚な外見は、ハプスブルク家の権威を誇示するかのようである。
 
さて、ウィーン到着の翌日、おいらは早速このオペラの殿堂に足を運んだ。海外でのオペラ鑑賞はこれが2度目。1度目は昨秋のロサンゼルス・オペラ。もう、全然、日本のオペラ公演とは印象が違って、面白かった(と言っても、日本でのオペラ体験は1度のみ(汗))。客の反応、演奏者のノリ、休憩時間の様子など全部違うのだ。
 
では、ウィーンはどうか。やはり、違う。
 
まず…ツアーを中心にした日本人観光客の多さ!!(笑)自分もそうなんだけど、ね。しかし、日中の観光疲れのせいか、最高の席で大爆睡。「プラハ、ブダペスト、ウィーン、中欧の三古都を巡る旅8日間!」なんてよく見るけど、まぁ、凄くハードなスケジュールなんでしょう。ウィーンだけでも1週間じゃ到底観光しきれないのに1週間で3都市だから!公演の前に、ホテルで一休憩なんてしている場合じゃないのかな。そこに持ってきて、意味の判らない言葉の聴きなれない音楽劇をみせられた日には、そりゃぁ、誰でも大爆睡だ。しかも、下手すりゃ、オペラの前に美味しいオーストリア料理をしこたま食べさせられていたりして…。
 
ウィーンに来たからオペラ!なんだろうけど、ツアー会社も事前にオペラのストーリーのレクチャや体調管理のしやすい日程を組むなどお客さんへの配慮をするべきじゃないかなぁ?
 
と、軽く想像を交えた感想など述べてみる(大凡外れていないと思うけど)。しかし、この日本人の多さ、トイレにまで影響していて、入口に「男」「女」と漢字で書かれていたのにはげんなりしてしまった。そこまでサービスしないでいいよ…。それとも間違えて入る日本人が多いのだろうか。恥だなぁ。
 
あとはやっぱりあの筒状の劇場のかたち!欧州のオペラ座に来ました~って実感がじんわりとする瞬間である。平土間に座ったんだけど、見上げれば、あの2階席3階席がぐるっとまわりを囲んでいるのである。うーん…オペラだ(笑)。
 
服装はみんなちゃんとしている。ロサンゼルス・オペラよりもフォーマル。手荷物は殆ど持たないのがマナー。コートからカバンまで必ずクロークに預けなければならない。これは、ほかのコンサートホールなんかでも同じこと。だから、クロークはとても大きい。サントリーホールのクロークとは比べ物にならないと思う。対して、ロサンゼルス・オペラはクロークがない。荷物が多い場合は、守衛さんに預ける。しかし、そんなことしている人は殆どいない。治安が悪い故に家から身一つで車でやってくるからだ。ドロシー・チャンドラー・パヴィリオンの最寄りの地下鉄は結構、危険。ウィーン国立歌劇場の最寄りのカールスプラッツの駅もウィーンではそれほど治安の良さそうなところではないが、みな電車で帰る。まぁ、それなりに安全である証拠かもしれない。
 
観客の態度は落ち着いているが、観光地ゆえにフラッシュが絶えない。どこでもフラッシュを焚く観光客ってどうにかならないのだろうか。ちなみに、写真は公演中以外は撮ってもいいことになっている。そのことは、プログラムにばっちり日本語で書いてある。
 
演奏の内容は旅行中の日記に譲るとして、ちょっと不思議に思ったこと、夕食ってみんなどうしているんだろうか。おいらはサンドウィッチを買ってホテルに置いといて、帰って来て食べていたけど…。オペラ終わるのって22:30とかなんだよねー。まぁ、割とヨーロッパの人って遅くまでご飯食べているみたいだけどね。日本人はきついんじゃなかろか。

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音楽の都、ウィーンは街中音楽に溢れている。2月と言う寒い季節であっても、屋根のあるところ、地下など、場所を選んでフルート奏者やヴァイオリン奏者、アコーディオン奏者の辻音楽士が音楽を奏でていた。地下鉄の車両内で演奏が始まった時はさすがにびっくりしたけど。

そして、地下鉄の駅、街中のポスター塔などいたるところに、演奏会のポスターが貼ってある。バレンボイム、カサロヴァ、プレートル、メッツマッハー、ランラン…おいらにはお馴染みの名前が、普通にペタペタと貼られている。国立歌劇場のポスターも然り。そして、それらのポスターのデザインが野暮ったくないのだ(ムジークフェラインの演奏会ポスターは真金金だけど…)。

日本でもたまにコンサート告知のポスターを見るけど、蝶ネクタイのいかにもって感じの人が、お堅く写っている、ハイソぶった野暮ったいデザインが多いような気がする。または、クラシックを無理に柔らかくしたようなイビツな感じのするコンサートのポスターも多々散見される。

それに対して、ウィーンはすごく自然にコンサートのポスターが街中に溶け込んでいる。他のポスターと同じように馴染んでいて、特別な感じが全くしない。そして、それらのコンサートが超一流なのだから堪らない。

そうだ、この街は、クラシック音楽と呼ばれている音楽が、自然に溶け込んで溢れているのだ。日本では、変に構えて見られてしまうこのジャンルの音楽が、普通に受容されている。そういう意味では、とても、居心地がいい。日本じゃ、クラシック聴いてますってだけで、「高尚なんですね~」とか言われて…まぁ、居心地が悪い。普通に音楽なんだけど…。

そういう意味でも、音楽好きには堪らない街なんだろうなぁ。つっても、たかだか、観光で一週間いただけだけどね…。

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ウィーンの街は治安が良いと聞いた。しかし、飛行機を降りて、電車に乗って、まず驚いたのが落書きの多さ。線路際の壁に、たっぷりと。貨物列車にもあちらこちらに。落書きの多さはロサンゼルスに負けない。で、落書きの多さと治安の悪さは比例する…らしい。そうであれば、ウィーンの治安って…いいのか?

夜、地下鉄の駅で喧嘩しているのも見た。シュターツオーパーやムジークフェラインのあるカールスプラッツの地下街はホームレスがたくさんいるし、風体の悪い人も歩いている。トイレもチップ制じゃなければ、ちょっと怖いかもしれない。女性の夜の一人歩きは場所を選ぶべきかもしれない。つか、ロサンゼルスでもそうだったんだけど、オペラ座やコンサート・ホールの近くってなんで治安悪いんだろ?

まぁ、そんなわけで、「治安の良い街、ウィーン」と言うのは、あまり信じ過ぎない方がいいと思う。あくまでも一国の都なので、それなりに治安の悪い場所がある。それでも、夜の街歩きは、普通にできるので、そういう意味では世界的に見れば随分治安のいい街と言えるのかもしれない。

街そのものの美しさについては、場所によりけり、としか言えない。案外、日本にもあるような普通のビルもあるので、それなりに雑然とした部分もある。あと、雪が泥と混じって掛っているので、走っている自動車は汚い。そして、そういう自動車がいたるところに路駐されている。前述の落書きも興醒めするようなところにまであって「流石に空気読めよ…」と思うことも。

とは言え、少し裏路地に入っていけば、石畳の道が走る古い街並みを見ることができる。そういうところを歩いていると、良い街だなぁ…と感じ入ることができる。中世に一気に帰ったような気分だ。もちろん、市庁舎や国会議事堂、王宮、シュターツオーパー、ムジークフェラインなどなど一つ一つの建造物は美しい。まさに、街をグルグル歩いているているだけで、芸術品を観ることができる感じだ。

そんな感じで、ちょろっと観光しただけだけど、ウィーンの綺麗なだけじゃない意外な一面を垣間見ることができた。夜の写真を撮りたかったのとコンサートで、夜歩きまわったので、治安の悪さも見てしまうことになったのかもしれないけど。あ、あと気になったのは、前述したけど、ホームレスの多さかな?ムジークフェラインの前には必ず物乞いがいたなぁ~。

追記しておくと、ザルツブルクの旧市街は、文句なく美しく、治安も全く不安がなかったなぁ。1泊しかいなかったけど。あそこは純粋に観光地なんだなぁ!


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ウィーン滞在中は、コンサートが終わるのが10時近くで、ホテルに帰ってお風呂に入って簡単なご飯を食べて、簡単な始末をして…日記をつけるのがヘトヘトに疲れ果てた頃になっていたので、満足なものじゃなかったような気がする。なので、これから数日間、補足的に旅行後記を書き綴っていこうと思う。まだ、ウィーンネタが続いてしまうこと、ご容赦いただきたい。

では、さて、今日は何から書こうか…。まずは、音楽!と言いたいところだけど、それは後回し。メインディッシュからじゃ、しょうがないでしょう。なので、今日は食事のことなど書いてみようと思う。

とは言え、実を言えば、コンサートにお金を回し過ぎたこともあって、今回の旅行は食事にはそれほどお金をかける余裕がなかった。まともなオーストリア料理のレストランは2度行っただけ。あとはファースト・フードだった。しかし、このファーストフードがなかなか旨いのだ。

よく行ったのは、ANKERと言うパン屋さん。ちょっと栄えているところに行けばたいてい店舗を見つけることができる、ウィーンのメジャーなファーストフード店だ。気に入って食べていたのは、パンの間にハムとか、サラミとか、チーズとかが入っているもの。€2.8だったと記憶している。日本だとドトールのミラノサンドAと言うのを以前よく食べていたけど、あれをずーーーーーっと美味しくしたようなもの。パンも美味しいし、中の加工肉も美味しい。しかも、でかい。一つ食べれば結構、満足できる。ANKER日本に進出しないかなぁ~(無理だ)。

パンはホテルの朝のバイキングで食べたゼンメルも美味しかった。なぜか、焼き立てよりも冷めている方がカリカリしていておいしかった。このパンは丸くなっていて、横にナイフを入れて2つに割って、ハムとか、ベーコンとかを挟んでいただく。一見ハンバーガーっぽいが、温かいものじゃないし、どちらかと言えば、サンドウィッチの部類になるのかな?朝から、具をたっぷり挟んだゼンメルを2つは平らげていた。

ファーストフードに話を戻して…もう一つ、気に入ったものは、ホットドッグ。ホットトドグ、ホットドッグ(と言いながら作っている変な兄ちゃんもいた)。あのホットドッグ用のパンに切れ目を入れずに、真中に図太い穴を開けてそこにこれまた図太いソーセージをぶっ刺す。日本にウィンナー・ソーセージと言うものがあるくらいで、ソーセージは街中の適当な屋台チックなお店でも結構うまい。そして、ソーセージをパンの穴の中にぶち込んでしまうという発想、これが最高なのだ。絶対に形が崩れない。食べているうちにケチャップがはみ出してきて手が汚れてしまう…なんて惨劇はここでは起きない。もちろん、サイズはでかい。まともな日本人なら一つ食べればお腹いっぱいだ。

レストラン…正確にはバイスルと言うのだけれども、そういうまともなところは2回しか行っていない(ちゃちいレストランはほかにも何回か行っている)。

ともにガイドブックに載っているようなお店で観光客もだいぶ来るんだろうけど、とても美味しかったし、古くから続いていると言うことで、お店の雰囲気も素晴らしかった。しかし、量の多さには少々辟易。何人前だよ!と突っ込みを入れたくなる。

滞在中の日記で触れたのであまりここでは書かないけど、ヨーゼフⅠ世お気に入りだったというターフェルシュピッツ(茹でた牛肉)は、サッパリしていて柔らかくてホントに美味しかった。東京に戻って食べられそうなお店を探しているのだけれども、なかなか良さそうなところが見つからない。作るか…。

そんなわけで、ウィーン、食事的には◎だった。正直、まったく期待していなかったので、良い意味で期待が裏切られて嬉しかった。


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さて、帰国。
 
土曜日、夕方着の便でウィーンにやってきて、土曜日午後の便で日本に帰る。まるっと1週間いたことになるんだが、見たいところを全部見た!とは到底言えない。『地球の歩き方』のモデルプランには、シェーンブルン宮殿と美術史美術館ともう1箇所くらいを1日で見て、夕方コンサートみたいなプランになっていたが、まぁ、そんな観光ツアーのような見方は個人旅行ではなかなか難しい。
 
例えば、おいらの場合、シェーンブルン宮殿行って、グロリエッテまで写真なんか撮ったりして、その後、バイスルで昼食を食べて…その後に、美術史美術館は絶対に無理である。まぁ、やったとして楽しんでいる余裕はない。楽しまなきゃ意味ないし…。
 
そんなわけで、そうこうしているうちに最終日になってしまったわけだ。こりゃ、また行かなきゃならん…わけなんだけど、そうそう気軽に行けないしねぇ。困ったことだ(涙)。
 
最後なんて、備忘録的に言ったコンサート等イベントを列挙しておこう。
 
2月7日(日)
●王宮礼拝堂ミサ9:15-
 モーツァルト:クレド・ミサ
  ウィーン少年合唱団、ウィーン・フィル団員、ほか
●ウィーン国立歌劇場18:30-
 R.シュトラウス:歌劇『薔薇の騎士』
  P.シュナイダー指揮K.リドル、イソコスキほか
 
2月9日(火)
●ムジークフェライン19:30-
 ドビュッシー:『海』
 ラヴェル:『ダフニスとクロエ』第2組曲
 ベートーヴェン:交響曲第6番『田園』
  マゼール指揮ウィーン・フィル
 
2月10日(水)
●コンツェルトハウス19:30-
 プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
 ドヴォルザーク:交響曲第7番
 ハーン(vn)ドゥネーヴ指揮ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管
 
2月11日(木)
●ムジークフェライン19:30-
 ブルックナー:交響曲第3番ほか
  マゼール指揮ウィーン・フィル
 
2月12日(金)
●ムジークフェライン19:30-
 シマノフスキ:交響曲第3番『夜の歌』
 マーラー:交響曲第5番
  フェドセーエフ指揮ウィーン響
 
計6イベント。素敵な体験だった。ホンット、また行きたいなぁ。
 
ちなみに、往復ともにオーストリア航空のウィーン直行便を使ったんだが、機内食も美味しかったし、いい航空会社だと思った。って、国際線はほかに大韓航空しか乗ったことないけど。大韓航空も悪くなかったけど、オーストリア航空のが良かったなぁ。

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寝坊しつつ、今日はベルデヴェーレ宮殿、音楽館、セセッシオンを巡る。明日の飛行機で帰るので、今日が事実上の最終日。と言うわけで、少し頑張った。
 
ベルデヴェーレ宮殿はシェーンブルン宮殿と違って、何故か中は美術館になっていて、クリムトの絵がたくさんある。ウィーンの画家と言えば、クリムトだから観光客もたくさん来る。まぁ、クリムトもいいんだが、ナポレオンのアルプス越えの画があったのにはびっくりした。しかも、凄いでかいんだ…。
 
音楽館は、ちゃちい博物館かと思いきや見どころ満載。フルトヴェングラーやトスカニーニの指揮棒やシューベルトの眼鏡が置いてある。ウィーン・フィルコーナーもあって、クラヲタ必見。
 
さて、夜、最後の夜である。今日もムジークフェライン。飽きたぜ(嘘。言ってみたかった…暴言)。フェドセーエフ&ウィーン交響楽団でシマノフスキの交響曲第3番『夜の歌』とマーラーの交響曲第5番。
 
シマノフスキは合唱を伴う大編成の曲なんだが、狭いムジークフェラインの舞台からこぼれおちそうである。マーラーは今年が、生誕150周年の記念イヤー。この年、ウィーンで活躍したこの大作曲家の名曲をムジークフェラインで聴けるしあわせ。
 
ミスは散見されたが、熱い熱い演奏だった。と言っても、ロシアの指揮者ながらフェドセーエフってむやみやたらにがなり立てない。だから、ウィーンで活躍できるんだろうなぁ。
 
コンサートの後は、最後の夜なのでちょっといいものを食べに行った。のだが…
 
凄まじいボリュームに残しまくりで退散してきた。ゴメンナサイ。つか、昨日の茹でた牛肉でそのボリュームは警戒しておくべきだったのだな…。

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本日の観光のメインはシェーンブルン宮殿。コンサートの前、1、2時間は休むことにしているので、あまり観光は詰め込めない。
 
さて、シェーンブルン宮殿だが、まぁ、たいそう豪勢。こう言っちゃなんだが、無駄に豪勢。「立って半畳、寝て一畳、天下取っても二合半」…なんだよなぁ。この館にマリア・テレジアやその娘、マリー・アントワネットの生活がほとんどそのままに残っている。モーツァルトが6歳でマリア・テレジアの前で演奏したと言う鏡の間もそのまま残っている。歴史を感じる建造物。
 
その後、少し遅めの昼食を食べにグリーヒェン・バイスルと言うレストランに行く。モーツァルトやブラームスが食事していたと言う、歴史のあるレストランだ。創業は16世紀だと言うから凄い。
 
食べたのはターフェルシュピッツと言う牛肉を茹でた料理。あまり期待していなかったのだが、これがたいそう旨い。そして、ボリュームもたっぷり!モーツァルトもこれを食べていたのかな、なんて考えながら食べるとまた、格別。店内の雰囲気も凄く良い。
 
その後、ふらつきながらホテルに戻り…さて、今日のコンサートはムジークフェライン!今日は定期演奏会なので、日本の観光客は殆どいない。定期演奏会は、定期会員しか席が用意されていないので、普通はこの定期会員からチケットを譲ってもらうしかないのだ。極めて入手困難。おいらは、業者さんにあったストックを購入した。
 
どんな席かは、事実上選べない。で、おいらの席は…はい、殆ど何も見えねー。しかも、狭い!立てば、指揮者と第1ヴァイオリン側がいくらか見ることができるけど。どうして、こういう席を作ったのか、謎。
 
指揮者は先日に引き続き、マゼール閣下。演目は、マゼールの自作とブルックナーの交響曲第3番。マゼールの自作は…まぁ、いいとして、ブルックナー、良かったなぁ。舞うようでもあり、豪壮に響いてカッコいいようでもある。今日も満足なコンサートだった。

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今日は、シュターツオーパー・ミュージアムとモーツァルトの家に行った。
 
シュターツオーパー・ミュージアムは、その名の通りシュターツオーパーの歴史がぎっしりと詰め込まれた博物館。小さな博物館だけど、クラヲタには見逃せない場所だと思う。併せて、お土産屋さん、アルカディアにも寄ってきた。普通に日本語で注意書きが書かれていて…萎えた。店内には、スター歌手たちの写真とサインが飾られていて、一つ一つ見るのも楽しい。アルフレード・クラウスもあったなぁ。
 
お昼御飯は、通りすがりに見つけたすし屋に入ってみた。不味かった…(自滅)。まぁ、しょうがないさ。そろそろ和食が食べたかったのだ。極度に和食依存しているからなぁ、おいら。海外旅行の辛いところだ。
 
モーツァルトの家は『フィガロの結婚』を作曲した家で少し前まではフィガロ・ハウスと呼ばれていたらしい。モーツァルトはウィーンで何回も引っ越しをしているが、ここが現存する唯一の家とのこと。日本語オーディオガイドを借りて、ゆっくりと見学。オーディオガイドによれば、窓から見る景色は当時と変わっていないとのこと。シュテファン聖堂の裏のこの小道をモーツァルトは歩いていたんだなぁ。少しモーツァルトと経験を共有した気分になる。250年以上も時を越えて、おいらをこの世界に引き込んだ張本人、モーツァルトの住んだ家の空気、見た景色…感激。
 
ちなみに、このオーディオガイドのバックに流れている演奏、すべて解説に明記されている。大切なことだよなー。
 
さて!今夜は、コンツェルトハウス!ドゥネーヴ&ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団でプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第1番、ドヴォルザークの交響曲第7番ほか。独奏はヒラリー・ハーン。
 
プロコフィエフのような20世紀音楽ではハーンの切れ味のよい透明感のある演奏は最適なんじゃないか。実に気持ちのいい演奏だった。席が前から3番目のど真ん中あたりだったので音響的にはバランスが良くなかったけど、ハーンの姿はよく見えた。綺麗な演奏姿だと思う。アンコールにバッハの無伴奏から1曲(細かい番号は忘れた)を弾いてくれたのは、凄く嬉しかった。やっぱ、いいなぁ。
 
ドヴォルザークは、交響曲全集を録音しているロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団にとっては十八番。やや大味の演奏だったと思うけど。それより良かったのは、アンコールのスラブ舞曲(これまた番号は忘れた)。ノリのいい怒涛の演奏。すごい迫力だった。アンコール2曲目のお国もののダンス(曲名不祥)も楽しかった!アンコールになって、一気に弾けた感じ。
 
ドゥネーヴと言う指揮者、今回初めて知ったんだけど、まだ35歳。これからどう成長していくのだろうか。楽しみにしたい。
 
そんなわけで今日は、外来演奏家によるウィーン外作曲家の作品を楽しんだ。日本人、いなかったなぁ。ゼロではないんだろうけど、観光客はおいらのほか、何人いたことやら。昨日のムジークフェラインは日本語が飛び交っていたからなぁ。今日の方が、外国でコンサートを聴いていると言う緊張感はあったかも。自分も観光客なのに、日本人があまりたくさんいるのは、なんだかなぁ、だ。
 
さぁ、明日も頑張ろう。

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