今日は、シュターツオーパー・ミュージアムとモーツァルトの家に行った。
シュターツオーパー・ミュージアムは、その名の通りシュターツオーパーの歴史がぎっしりと詰め込まれた博物館。小さな博物館だけど、クラヲタには見逃せない場所だと思う。併せて、お土産屋さん、アルカディアにも寄ってきた。普通に日本語で注意書きが書かれていて…萎えた。店内には、スター歌手たちの写真とサインが飾られていて、一つ一つ見るのも楽しい。アルフレード・クラウスもあったなぁ。
お昼御飯は、通りすがりに見つけたすし屋に入ってみた。不味かった…(自滅)。まぁ、しょうがないさ。そろそろ和食が食べたかったのだ。極度に和食依存しているからなぁ、おいら。海外旅行の辛いところだ。
モーツァルトの家は『フィガロの結婚』を作曲した家で少し前まではフィガロ・ハウスと呼ばれていたらしい。モーツァルトはウィーンで何回も引っ越しをしているが、ここが現存する唯一の家とのこと。日本語オーディオガイドを借りて、ゆっくりと見学。オーディオガイドによれば、窓から見る景色は当時と変わっていないとのこと。シュテファン聖堂の裏のこの小道をモーツァルトは歩いていたんだなぁ。少しモーツァルトと経験を共有した気分になる。250年以上も時を越えて、おいらをこの世界に引き込んだ張本人、モーツァルトの住んだ家の空気、見た景色…感激。
ちなみに、このオーディオガイドのバックに流れている演奏、すべて解説に明記されている。大切なことだよなー。
さて!今夜は、コンツェルトハウス!ドゥネーヴ&ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団でプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第1番、ドヴォルザークの交響曲第7番ほか。独奏はヒラリー・ハーン。
プロコフィエフのような20世紀音楽ではハーンの切れ味のよい透明感のある演奏は最適なんじゃないか。実に気持ちのいい演奏だった。席が前から3番目のど真ん中あたりだったので音響的にはバランスが良くなかったけど、ハーンの姿はよく見えた。綺麗な演奏姿だと思う。アンコールにバッハの無伴奏から1曲(細かい番号は忘れた)を弾いてくれたのは、凄く嬉しかった。やっぱ、いいなぁ。
ドヴォルザークは、交響曲全集を録音しているロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団にとっては十八番。やや大味の演奏だったと思うけど。それより良かったのは、アンコールのスラブ舞曲(これまた番号は忘れた)。ノリのいい怒涛の演奏。すごい迫力だった。アンコール2曲目のお国もののダンス(曲名不祥)も楽しかった!アンコールになって、一気に弾けた感じ。
ドゥネーヴと言う指揮者、今回初めて知ったんだけど、まだ35歳。これからどう成長していくのだろうか。楽しみにしたい。
そんなわけで今日は、外来演奏家によるウィーン外作曲家の作品を楽しんだ。日本人、いなかったなぁ。ゼロではないんだろうけど、観光客はおいらのほか、何人いたことやら。昨日のムジークフェラインは日本語が飛び交っていたからなぁ。今日の方が、外国でコンサートを聴いていると言う緊張感はあったかも。自分も観光客なのに、日本人があまりたくさんいるのは、なんだかなぁ、だ。
さぁ、明日も頑張ろう。
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