ウィーン滞在中は、コンサートが終わるのが10時近くで、ホテルに帰ってお風呂に入って簡単なご飯を食べて、簡単な始末をして…日記をつけるのがヘトヘトに疲れ果てた頃になっていたので、満足なものじゃなかったような気がする。なので、これから数日間、補足的に旅行後記を書き綴っていこうと思う。まだ、ウィーンネタが続いてしまうこと、ご容赦いただきたい。
では、さて、今日は何から書こうか…。まずは、音楽!と言いたいところだけど、それは後回し。メインディッシュからじゃ、しょうがないでしょう。なので、今日は食事のことなど書いてみようと思う。
とは言え、実を言えば、コンサートにお金を回し過ぎたこともあって、今回の旅行は食事にはそれほどお金をかける余裕がなかった。まともなオーストリア料理のレストランは2度行っただけ。あとはファースト・フードだった。しかし、このファーストフードがなかなか旨いのだ。
よく行ったのは、ANKERと言うパン屋さん。ちょっと栄えているところに行けばたいてい店舗を見つけることができる、ウィーンのメジャーなファーストフード店だ。気に入って食べていたのは、パンの間にハムとか、サラミとか、チーズとかが入っているもの。€2.8だったと記憶している。日本だとドトールのミラノサンドAと言うのを以前よく食べていたけど、あれをずーーーーーっと美味しくしたようなもの。パンも美味しいし、中の加工肉も美味しい。しかも、でかい。一つ食べれば結構、満足できる。ANKER日本に進出しないかなぁ~(無理だ)。
パンはホテルの朝のバイキングで食べたゼンメルも美味しかった。なぜか、焼き立てよりも冷めている方がカリカリしていておいしかった。このパンは丸くなっていて、横にナイフを入れて2つに割って、ハムとか、ベーコンとかを挟んでいただく。一見ハンバーガーっぽいが、温かいものじゃないし、どちらかと言えば、サンドウィッチの部類になるのかな?朝から、具をたっぷり挟んだゼンメルを2つは平らげていた。
ファーストフードに話を戻して…もう一つ、気に入ったものは、ホットドッグ。ホットトドグ、ホットドッグ(と言いながら作っている変な兄ちゃんもいた)。あのホットドッグ用のパンに切れ目を入れずに、真中に図太い穴を開けてそこにこれまた図太いソーセージをぶっ刺す。日本にウィンナー・ソーセージと言うものがあるくらいで、ソーセージは街中の適当な屋台チックなお店でも結構うまい。そして、ソーセージをパンの穴の中にぶち込んでしまうという発想、これが最高なのだ。絶対に形が崩れない。食べているうちにケチャップがはみ出してきて手が汚れてしまう…なんて惨劇はここでは起きない。もちろん、サイズはでかい。まともな日本人なら一つ食べればお腹いっぱいだ。
レストラン…正確にはバイスルと言うのだけれども、そういうまともなところは2回しか行っていない(ちゃちいレストランはほかにも何回か行っている)。
ともにガイドブックに載っているようなお店で観光客もだいぶ来るんだろうけど、とても美味しかったし、古くから続いていると言うことで、お店の雰囲気も素晴らしかった。しかし、量の多さには少々辟易。何人前だよ!と突っ込みを入れたくなる。
滞在中の日記で触れたのであまりここでは書かないけど、ヨーゼフⅠ世お気に入りだったというターフェルシュピッツ(茹でた牛肉)は、サッパリしていて柔らかくてホントに美味しかった。東京に戻って食べられそうなお店を探しているのだけれども、なかなか良さそうなところが見つからない。作るか…。
そんなわけで、ウィーン、食事的には◎だった。正直、まったく期待していなかったので、良い意味で期待が裏切られて嬉しかった。
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