本日の観光のメインはシェーンブルン宮殿。コンサートの前、1、2時間は休むことにしているので、あまり観光は詰め込めない。
さて、シェーンブルン宮殿だが、まぁ、たいそう豪勢。こう言っちゃなんだが、無駄に豪勢。「立って半畳、寝て一畳、天下取っても二合半」…なんだよなぁ。この館にマリア・テレジアやその娘、マリー・アントワネットの生活がほとんどそのままに残っている。モーツァルトが6歳でマリア・テレジアの前で演奏したと言う鏡の間もそのまま残っている。歴史を感じる建造物。
その後、少し遅めの昼食を食べにグリーヒェン・バイスルと言うレストランに行く。モーツァルトやブラームスが食事していたと言う、歴史のあるレストランだ。創業は16世紀だと言うから凄い。
食べたのはターフェルシュピッツと言う牛肉を茹でた料理。あまり期待していなかったのだが、これがたいそう旨い。そして、ボリュームもたっぷり!モーツァルトもこれを食べていたのかな、なんて考えながら食べるとまた、格別。店内の雰囲気も凄く良い。
その後、ふらつきながらホテルに戻り…さて、今日のコンサートはムジークフェライン!今日は定期演奏会なので、日本の観光客は殆どいない。定期演奏会は、定期会員しか席が用意されていないので、普通はこの定期会員からチケットを譲ってもらうしかないのだ。極めて入手困難。おいらは、業者さんにあったストックを購入した。
どんな席かは、事実上選べない。で、おいらの席は…はい、殆ど何も見えねー。しかも、狭い!立てば、指揮者と第1ヴァイオリン側がいくらか見ることができるけど。どうして、こういう席を作ったのか、謎。
指揮者は先日に引き続き、マゼール閣下。演目は、マゼールの自作とブルックナーの交響曲第3番。マゼールの自作は…まぁ、いいとして、ブルックナー、良かったなぁ。舞うようでもあり、豪壮に響いてカッコいいようでもある。今日も満足なコンサートだった。
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