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再び、NHKホール。1週間振り。今日もブロムシュテットのブラームス。演目は、ヴァイオリン協奏曲と交響曲第4番。1週間前に聴いたのは、交響曲第2番、同第3番。そう、ブロムシュテットは、NHK交響楽団の今シーズンのオープニングと言うことで、交響曲全集を演奏しているのだ。そんなわけで、交響曲第1番と序曲を演奏した演奏会もあったんだけど、こちらはチケットが取れなかった。どうだったんだろうか。

で、さて、今日の演奏会。これは凄かった。86歳の演奏じゃないと言えばそうなんだけれども、結局はこの演奏もその長いキャリアによって築かれたもの。その深い音楽性は、86歳ならではともいえるのかもしれない。

まず、前半のヴァイオリン協奏曲。ソリストは、フランク・ペーター・ツィマーマン。この人のブラームスは、ベルリン・フィル・デジタル・コンサート・ホールで、ハイティンクと共演しているのを聴いて、一度生で聴いてみたいと思っていた。それがブロムシュテットとの共演で聴けるとは…。ツィンマーマンの演奏は、熱くなっても、歌心を忘れない。そして、何なんだろな、あの音色。綺麗なんだけど、それだけじゃ、言い足りないくらい魅力的に響く。すごく惹き込まれる。ヴァイオリンやる気なくした(笑)。ブロムシュテットのサポートも流石。時々、低音がゴゴゴと響くが、これは何の前触れなのか…。

アンコールは、J.S.バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番の前奏曲。ブラームスで熱演を繰り広げた後にこれだけの曲を、しかも、最高の水準で弾き切るとは。演奏の後に、少し観客がどよめいたのも納得。

後半は、交響曲第4番。第1楽章から凄い熱気。躍動感あふれる音楽に漲る気合い。第1楽章が終わった段階で、「これ終楽章まで持つんかな?」と思うほど。しかし、最後まで持った。凄まじい推進力で終楽章が鳴り終わると万雷の拍手。そりゃ、そうでしょう。オーケストラには、ちょっと大き過ぎる感のあるNHKホールを轟々と鳴らし、それでいて、音色は深みがあって、豊か。とんでもない熱演だったんだけど、狂気に逃げず、真っ向からブラームスに勝負を挑んだ感じとでも言おうか。NHK交響楽団、本気出すと凄いな。こんな凄いNHK交響楽団聴いたことって…あったっけかな?なんていったら失礼かもだけど、それくらい凄かった。

明日も同じ演目らしいけど、この集中力は途切れずに行くのだろうか…。それとパンフレットの最後の方を見たら来シーズンも、シーズン開幕の9月に3つのプログラムを振る旨、アナウンスされていた。来年87歳だぞ…。


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NHK交響楽団の定期演奏会へ。会場は、NHKホール。喧しいので、渋谷を避けて千代田線で行く。と言うか、NHKホールを避けたいんだが、それは、しょうがない。NHK交響楽団だもん…と思っていたら、今シーズンのパンフレットの表紙の絵、これ、サントリーホールじゃんね。

さて、それはともかく。今日の指揮者は、ブロムシュテット御大。御年86歳。ピシッとした姿勢、矍鑠たる足取り…どっから見ても、86歳じゃない。さすが。

演目は、ブラームスの交響曲第2番と同第3番。やっぱ凄いな、この人。正統派と言うのかな?奇を衒わない演奏だけれども、それでも、新鮮に感動してしまうのだ。2番も良かったのだけれども、2番の終楽章から一気呵成に熱を帯びて、そして、3番は、ホント素晴らしい演奏だった。NHK交響楽団も、ブロムシュテットの熱い指揮に応えようとすごい集中力だったと思う。ドイツ・ロマン派王道の分厚い弦の響きも十分堪能できた。

そう言えば、ブロムシュテットって、ドイツロマン派を得意にしている割には、ブラームスの録音をあまり見かけない。是非この節、交響曲全集を出してほしいな。もちろん、今日のプログラムは、NHKで放送されるはず。改めて観るのが楽しみだぁ。

ブロムシュテットって、ヨーロッパでは、凄く評価が高いらしいんだけれども、日本だとイマイチな気がする。今でも、カラヤンなんだよねぇ(苦笑)。

 

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日曜日にヴァイオリンの師匠がトレーナーとコンサートマスターを務めているアマオケの演奏会に行ってきた。会場は鎌倉芸術館。聴きに行ったことはないけど、舞台には上がったことがある。大学のオーケストラ部で、微動だせずに、やり過ごした、そのホール(笑)。

「名画中のクラシック」と言うタイトル。ドビュッシーの『海』とか、マルティヌーの『ピエロ・デ・フランチェスコのフレスコ画』とか…じゃないよね、当然、名画は映画。プログラムは下記の通り。

ベートーヴェン:交響曲第5番『運命』

―休憩―

シベリウス:『フィンランディア』
マーラー:交響曲第5番よりアダージェット
チャイコフスキー:『くるみ割り人形』より「花のワルツ」
ムソルグスキー(ラヴェル編):『展覧会の絵』より「バーバ・ヤーガ」「キエフの大きな門」

アンコール フチーク:剣士の入場、『あまちゃん』オープニング

映画はちっとも詳しくないので、指揮者の解説を聴いても全くピンとこない。しかし、この指揮者の解説がなかなか面白い。名曲に、指揮者の解説、要するにファミリーコンサートみたいな感じだろうか。市民のちょっとした息抜きになりそうなイベント。アマオケのコンサートってほぼ自己満だと思っていたけど、ここはその一歩先を行っている。鎌倉芸術館の音響の良さも相まって、レベルの高い演奏を繰り広げていた。

最後の『あまちゃん』のオープニング、見てない私はさっぱりピンとこなかったんだけど、帰って確認してみると、オリジナルよりも全然ノリノリの演奏だったことが判明(笑)。NHKに売り込んでもいいんじゃないか(笑)。

それにしても、大曲を前半に持ってくるのはなぜだろう?客の方の集中力は前半の方があるからかな?オーケストラの勢いは後半の方が付くと思うけど。

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梅雨だなぁ…。そういえば、10月から11月にかけてのオーケストラ来日ラッシュのチケットを1枚も取っていない。高価な割に、最近、S席でもひどい席しか取れないんだよね。これなら、CDで聴いた方がましなんじゃないか、と思うことも。一般人には売らないような仕組みでもあるんだろうか。と、穿った見方もしたくなるってものだ。

それでも、ブロムシュテットのNHK交響楽団への客演公演は逃したくない。ブラームスの交響曲全曲演奏してしまうからね。もちろん変な席しか取れないようならいかないけど…。

7月下旬の発売日を逃さないようにしないと。と、言いつつ、当日になると忘れちゃっているのかも(汗)。

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雨の降る中、NHKホールへ。このホール何年振りだろうなぁ。10年以上は行っていない。NHK交響楽団を聴くにしたって、出来ればサントリー・ホールに行きたい。ガランとしてだだっ広い古ぼけた視聴覚室のようなホールで、いたるところに昭和の香りが漂う。灰皿とかおいてあっても、まったく違和感がない。音響もよくない。

なんて文句を言いながらも、足を運んだのは、今日のNHK交響楽団の定期公演の演目がよかったから。メニューは、エルガーの序曲『フロワッサール』、ディーリアスの歌劇『村のロメオとジュリエット』から「楽園への道」、ヴォーン・ウィリアムズのテューバ協奏曲、休憩を挟んで、メインディッシュにウォルトンの交響曲第1番。イギリス音楽をズラリと並べた。しかも、狙ってかどうか、作曲家の生まれた順に。指揮は、尾高忠明。日本人の指揮者の中では、イギリス音楽を演奏するのに積極的で、録音もいくつかあったはず。でも、最近、NHK交響楽団が、プレヴィンと近しいこともあって、事前のインタビューではやや恐縮していた。これだけ功成り名を遂げた人なのに控えめなのだろうか。

そんなわけで、イギリス音楽ファンならぜひ行かねば…と言うコンサート。しかし、この演目では、空席が目立ったのは当然と言えば当然。しゃーなしだわな。

1曲目、エルガーの序曲『フロワッサール』、なんだか久しぶりに聴く曲だ。舞台に向かってやや右側に座っていたんだけれども、1stヴァイオリンの音が、左側に抜けて行くような、変な感じ。演奏は、バルビローリの濃厚な演奏しか聴いたことなかったので、やけにきっちりしたものに聴こえた。2曲目のディーリアスも、割と確りした音だったと思う。もっとも、もともと茫洋として掴みどころのないような曲ではあるけれども(笑)。3曲目のヴォーン・ウィリアムズは、NHK交響楽団の首席奏者がソロを務めて熱演を繰り広げてくれた。なんか、見ているだけで、こっちもしんどくなってきそうな曲だ。CDで聴いている分にはのどかなんだけれどもね。休憩時間前に大喝采。そりゃ、労ってあげたくもなるもんだ。

で、さて、今回の最大の目的は何と言っても、ウォルトン。既に、マーラーやブルックナーの時代が過ぎた後の作曲家と言うことで、特段長大な交響曲と言うわけではないけれども、難曲であることには違いない。んで、やたらカッコいい。出だしは、どことなく、シベリウスのヴァイオリン協奏曲の出だしに似ているんだけれども、その後のオーケストラの咆哮はウォルトン節満載。クラヲタの中二病と言えばショスタコーヴィチが定番だが、この曲も、若い人たちに受けそうな曲だ。おいらも10代の頃から幾度となく聴きまくった曲。何の恥ずかしげもなく、斜に構えて、かっこ付けまくる。で、今も、好きなんだな(笑)。特に1楽章。あのスケールのでかさはこの曲をやや頭でっかちにしてしまっている感もあるんだけれども、やっぱすごいもんはすごい。今日のNHK交響楽団は、緊迫感溢れる熱演で、ド迫力の音響空間を作り上げていた。リズム感よりは、この音楽の持っている爆発力を肌で感じることができた。2楽章3楽章も好演。終楽章は、一気呵成。観客を興奮の坩堝に叩き込んだ。

この曲、はじめて生演奏で聴いたんだけれども、こんなに凄まじい音楽だったんだ…。ちょっと唖然。演奏後は、尾高さんも楽団員の皆さんもぐったり。そりゃ…ね。マーラーでもここまで神経擦り減らないだろう(笑)。アンコールに『王冠』でも…と言いたいところだけれども、消耗しきっていたなぁ。お疲れ様でした!

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昨日は、ブリュッヘン&18世紀オーケストラを聴きにすみだトリフォニーホールへ。ブリュッヘンは、新日本フィルと懇意になったことで、近年、ちょくちょく来日していたことは知っていた。だけれども、相変わらずの情報収集能力の低さで、気付いたときは、いつも、直前で、ろくな席が空いていなかったり、満席だったりした。

それが、たまたま、どこから情報を仕入れたか忘れたけれども、今回はずいぶん早い段階から来日することがわかっていて、これは行かねばと、チケットを抑えたわけだ。んで、楽しみにしつつ、直前になってはじめて送られてきたチケットの封筒を開封。ここで初めて、ブリュッヘン&18世紀オーケストラ最後の来日公演であることを知る。何という…ことだ…。

演目は、ベートーヴェンの交響曲第2番と同第3番『英雄』。最近、Glossaから素晴らしい交響曲全集を出したばかりなので、否が応にも期待は膨らむ。このCDは、ずいぶん評価が高くて、色んなところで絶賛されていたわけなんだけれども、直前まで空席はあったみたいだ。当日券も出ていたし、売り切れにはならなかったんではないだろうか。何つうか、どんなコンサートが人気があって、どんなコンサートが人気がないのか、よくわからない。客層は古楽器のコンサートだと男性比率が上がる。理由はわからない。で、ピアノのコンサートだと女性の比率が上がる。裏付けの統計はないんだけれども、おいらの体感はそんな感じ。まぁ、女性は若いころにピアノを習う人が多いからかなぁ~、と憶測している。

で、さて、コンサートだ。実を言えば、古楽器の実演でベートーヴェンの交響曲を聴くのは初めてだ。何という鮮烈さだろうか。車椅子で登場し、動きも鈍かったんだが、その鈍い動きの指揮棒からブリュッヘンの息遣いがオーケストラにダイレクトに伝わっていく。ピリオド奏法の即興性のせいだろうか、そこから始めて出来上がり、今一度限りの空気の振動となって消えていく。もちろん、入念なリハーサルは行われているはずなんだけれども、たぶん、これは今日限りの演奏。CDともまた違うのだ。ヴィヴラートを抑えた弦の響きも美しい。両曲の2楽章の美しさ。あれは、モダン楽器では出ないし、古楽器でもブリュッヘンにしか出せない美しさだろう。早い楽章でも、鋭く熱いのだけれども、暑苦しくない。それでこそ、鮮烈極まりない。たとえ、ピリオド・アンチであっても、この音楽性の高さには一歩譲らざるを得ないだろう。

アンコールは、シューベルトの『ロザムンデ』から間奏曲。出だしから、ゾワッとくる美しさ。ベートーヴェンの交響曲で熱狂した観衆の心をなだめていく。無限に続いて欲しい音楽だけれどもあっという間に終わってしまう。

拍手は、延々と続き、オーケストラが舞台の袖に引いてしまってからも、鳴りやまず。ここからいわゆる一般参賀になるはずなんだけれども、車椅子の老巨匠には酷で、コンマスが出てきて一礼。スマートにコンサートは締めくくられた。ブリュッヘンの肉体的な衰えには、びっくりしたが音楽は、CDで聴く昔の演奏と変わらず、加えて老いての深みを増していたように思う。体は衰えても、精神は変わらずということだろうか。アーノンクールやレオンハルト、ビルスマたちとピリオド奏法の草分けとして時代を作ってきた巨匠の空気感と言うか、オーラの凄さを感じることができたのは、貴重な体験だったと思う。

18世紀オーケストラとの来日は最後だが、新日フィルを振りに来ることはあるのだろうか。あればきっと聴きに行く。新日フィルの公演情報は、なるべく見ることにしておこう。なお、今回も最後の公演は新日フィルとのシューベルトとなっている。

bruggenproject.jpg





















 

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前の日曜日に、ヴァイオリン教室の仲間が所属するオーケストラのコンサートが近所であったので、のこのこ歩いて行ってきた。演目は、『コリオラン』序曲、交響詩『ドン・ファン』、休憩をはさんで、カリンニコフの交響曲第1番。華麗なオーケストレイションが満喫できるプログラム。知人も緊張した面持ちで頑張っていた。良いもんですなぁ。おいらも腕を上げたら、是非、オーケストラに…と言う気持ちは、古楽にはまってからはあんまりないんだけれども、巨大な楽曲をみんなで作り上げるのは楽しいだろうし、達成感も半端ないと思う。

さて、演目にあるカリンニコフの交響曲第1番。この曲、アマオケのプログラムにしばしば登場する。それほどメジャーな曲だとも思えないんだけれども、アマオケの関係者には評価の高い曲のようだ。

アマオケの聴衆と言うのは、プロのオーケストラの聴衆と違って、クラヲタってあんまりいないと思う(あ、でも、斜め前の人指揮していたな(笑))。なので、知名度の低い曲をやるよりは、有名曲をやった方が受けはいいと思う。しかし、このカリンニコフの交響曲は、どうだろう?繰り返される民謡風の甘いメロディ、クライマックスで炸裂する華麗な金管群…美しく、かつ、迫力があって、わかりやすい。だから、クラシックに馴染みのない人が初めて聴いても、それなりに楽しめるんじゃないかな?たぶん、そんなんで、人気があるんだと思う。

おいらの持っている録音は、キリル・コンドラシン&モスクワ・フィル。これだけ。所有以外のものも、あまり録音は多いとは言えないけれども、ほかにも、スヴェトラーノフ、ヤルヴィ父、アシュケナージあたりの録音がある。評価の高いのは、ヤルヴィ父みたいだ。

東京中に埃が舞って、空気の悪い週末だったけれども、気分の良い演奏会で満喫できた。

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ザルツブルクとか、ルツェルンとか…ヨーロッパの夏の音楽祭って、出演するオーケストラの豪華さだけでもファン垂涎、あー、羨ましい!となるわけだ。音響は、まぁ、いいとして…。

しかし!である。そんな、悶々としているクラヲタはサントリー・ホールの2013年10月末から11月中旬のカレンダーを見てみるといい。まず、10月30,31日にビエロフラーヴェク指揮チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、11月5日にパーヴォ・ヤルヴィ指揮パリ管弦楽団、11月8~17日にティーレマン指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、その間の11月16日にヤンソンス指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、11月18,19日にラトル指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団。しかも、ウィーン・フィルはベートーヴェンの交響曲全曲とピアノ協奏曲全曲(こちらは指揮、ピアノにブッフビンダー)を演奏する。

この間僅か、3週間。しかも、あくまでサントリーホールだけで、だ。ほかにも、11月には、ハーン&グリモーをソリストに擁したネルソンス指揮バーミンガム市立交響楽団、パーヴォ・ヤルヴィ指揮ドイツ・カンマーフィルハーモニーが来日予定。この状況、適当に名前を付してしまえば、世界的な音楽祭が出来上がるんじゃないか?恐るべし。

とは言え、これだけの演奏会、全部行ける人なんていないと思う。ウィーン・フィルのベートーヴェンの交響曲全集なんて滅多に聴けるもんじゃないが、全部聴いたら、S席だと10万は軽く飛ぶ。他のコンサートを全部チケットを買うとすると30万円を超えてくる。アジアのザルツブルク音楽祭…。裕福な人は行ってみればいいさ(僻)。

おいらは、そうだなぁ~、ビエロフラーヴェク指揮チェコ・フィルは外せないかな?1990年代初めに政治的な(?)事情で、僅かな期間コンビを組んでいた両者が、昨年、再び、コンビを組んだ。その後の初来日。漸く、チェコ・フィルの座に舞い戻ってきた現在最高のチェコの巨匠、うまくいけば、チェコ・フィル黄金期の再来になるだろう。

何はともあれ、秋が楽しみ。チケット争奪戦は、6月頃からかなぁ。分散するから、割と取りやすいと踏んでいるけど(笑)。

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電車に揺られて数十分、三鷹市に行ってきた。三鷹市芸術文化センター 風のホールでジャン=ギアン・ケラス&ベルリン古楽アカデミーのコンサート。三鷹市芸術文化センターは、以前から古楽系の楽団がよく登場しているので、どんなホールか気になっていたのだけれども、想定外に遠かった。三鷹ってだけでも、遠いのに、このホール駅前にあるわけじゃないんだよね…ってことに前日になって気が付いた。徒歩で、15~20分、往きは土地勘がなくて迷うのもいやだったので、バスに乗ってしまった。アクセスはともかく、ホール自体は確かに古楽をやるには、ちょうどいいサイズで、使いやすいのだろう。

さて、肝心のコンサート。メニューは以下の通り。

ヴィヴァルディ:シンフォニアハ短調 (歌劇『ユスティヌス』序曲) RV.717
ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲ト短調 RV.416
J.S.バッハ:チェンバロ協奏曲第5番へ短調 BWV1056
ヴィヴァルディ:チェロ、ファゴット、弦楽と通奏低音のための協奏曲ホ短調 RV.409
ヴィヴァルディ:合奏協奏曲集『調和の霊感』より協奏曲第11番ニ短調 RV.565

―――休憩―――

テレマン:組曲『ミュゼット』TWV55-g1
ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲ヘ長調 RV.412
カルダーラ:シンフォニア第12番イ短調『われらの主イエスの受難』より
ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲イ短調 RV.419

以前、ハルモニア・ムンディ・フランスからこのコンビでリリースしたヴィヴァルディのチェロ協奏曲集収録曲を中心にしたプログラミング。ヴィヴァルディ祭かと思いきや、合間に演奏されたJ.S.バッハ、テレマン、カルダーラが良いアクセントになっていた。

古楽のコンサートに行くといつも、最初に抱く感想は、「音小さ!」。なんだけれども、そのうちに慣れて楽しめるようになる。今回もそうだった。慣れてしまえばこっちのもの。演奏は文句なしに上等なものなので、存分に楽しめた。ドイツの古楽楽団って、ヴィヴァルディを得意にしないようなイメージがあるんだけれども、ベルリン古楽アカデミーは以前から積極的にレパートリーに取り入れていて、成功している。ドイツ系の古楽楽団なので、もちろん、尖っているし、エキサイティングなんだが、イタリアの楽団とは、また別種の緊張感を含んだ聞き応えのあるヴィヴァルディになる。その上、活き活きとしていて、カッコいい。

そんなベルリン古楽アカデミーに、艶やかな音色のケラスのチェロが乗っかり、駆け抜けていく。なんという心地よさ。そして、ヴィヴァルディってなんてカッコいいんだろう!…と再認識させられた。

終演後はサイン会。こういうのは必ず貰って来ちゃうんだよね。お陰で、サインCDがだいぶ増えてきてしまった。今回のサイン会は、写真撮り放題…だったのかな?ケイタイ、スマホ、デジカメでパシャパシャパシャ…でも、注意されることはなかった。いや、おいらは撮っていないけれども。凄く自由だ…。

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秋晴れ!勢いに乗ってTシャツの上に軽い長袖1枚で出かけたら寒かった…。

今日は、文京区民オーケストラへ。会場は後楽園にあるシビック・センター。ここの展望台からの眺めはなかなかのもの。今日は行っていないけど、スカイツリーほど高いところじゃなくて、景色を眺めたいならここはいいと思う。混んでないし、無料だし。

コンサートは、大ホール。行ったことはあったかなと記憶を探ってみると、何年か前にここで映画を見た。映画を見るには響きすぎる…とか、まぁ、そんなイメージしかない。改めてみてみると立派なホールである。

メニューはドヴォルザークの序曲『謝肉祭』、ボロディンの交響曲第2番、休憩を挟んで、メインにドヴォルザークの交響曲第7番。スラブ的ローカルな香りの漂う曲ばかり。ぼちぼち統一感があって良い。アマチュアだと、「俺これやりたい」「私これやりたい」と楽団員が好き勝手を言って、ちぐはぐなプログラミングになることがあって、聴いているほうは、ごった煮の鍋を食べているような気分になることがあるんだけれども、今回はそういう消化不良はなさそうだ。まぁ、同じ国民楽派といっても、チェコ音楽好きにとっては、ロシア音楽は遠いものに感じるのだけれどもね。

演奏は、アマチュア・オーケストラではそれなりの水準なんだと思う。失敗があるのは、まぁ、しゃぁなしと言うか、それもアマチュアの味じゃないかと思う。で、いつも思うのが、「ヴァイオリン頑張れ!!!!!!」ってこと。「こまけぇこたぁきにしねぇ!」と特攻していくのも良いと思う。ヴァイオリン教室ではでっかい音を出すように心がけている。けど、まぁ、自信がなくなると音が小さくなっていくんだよね。アレ、ホレ…エーットと(汗)。改めて、ガツガツ行こうと覚悟を決めた…!!

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