ドゥダメル、ロサンゼルス・フィルの音楽ソフト第2弾は2010/11シーズンのオープニング・ガラのDVD。第1弾は昨シーズンのオープニングでの就任披露演奏会。要するに、祝祭的なものが2連続。ドイツ・グラモフォンは、このコンビにいつになったら“真っ当な”仕事をさせてくれるんだろうか?それとも収録はすでに終わっているのだろうか?早いところ何らかの成果を見せてほしい。と言うのは、期待しすぎ故の焦りだろうか。新録音のなかなか出ない昨今では厳しい事情も判らないではないが、就任コンサートのマーラーがあれだけ素晴らしい出来だったのだから…。
さて、ドゥダメル自身であるが、ロサンゼルスでもなかなかの人気者になっているっぽい。ロサンゼルスで人気のホットドック店Pink's Hot DogsにもL.A.Philharmonic Conductor Gustavo Dudamel Dogと言うメニューが出来たとのこと。ドゥダメル自身がメニュー作りに関わったらしい。写真は、こちらに。流石に南米系のノリである。実は、ロサンゼルスってアメリカでは相当南の方にあって、以前、ロサンゼルスに行った時もメキシコとの国境の街、サンディエゴまで車で2時間ほどで着いてしまった。世界の超一流どころのオーケストラでは実は、ドゥダメルの祖国に最も近い街にあるオーケストラじゃないだろうか。伸び伸びと活躍して欲しい。って、偉そうだけど、同世代なんだよな~。
それにしても、こういう風に地元に溶け込んで、地元で人気になるってホントはすごく大切なことだと思う。年に数回、街にやってきて、ホテルとホールの間をリムジンで移動するだけ…ってのは、あまりいいことじゃない。ってなんかで読んだ。とくにアメリカでは。ロサンゼルスってそりゃ、ハリウッドがあったり、かつてコロンビア交響楽団があったり、様々な世界的アーティストが活躍した街だけれども、反面色んな音楽、文化が交錯している街でもある。ウィーンとはわけが違う。ってのは、ちらっと街を歩いただけですぐに判る。こういう街にドゥダメルっていいんじゃないかな?ロサンゼルスの街の人たちに愛されて、それでこそ、ジャンルの枠を超えて人気を得て、長期政権を確立して欲しい。
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