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最近、珍曲案内っぽくなってきているなぁ、このブログ。一応、弁明しておくけど、マイナーな曲聴いているだけで、通になった気分になっているわけじゃないのだ。中2病患者だけど、そこまで痛々しくはないつもり。つか、そう言う感覚は学生の頃の早い時期に終えた。痛々しかったあの頃…黒歴史。

さて、そんなこと言いつつ、今日は、ヨハン・マルティン・クラウス。ま、マイナーだね(汗)。実は、前回の記事にもサラリと登場していたのだ。そう、古典派の作曲家。またかよ…って(汗)、ごめんなさい。古典派にはまっているからにしてこういう人が出てくるわけだけれども。

では、早速、本題へ。クラウスは1756年生れ、1792年没のスウェーデンの作曲家である。ここで「おやっ?」と思われる方も多いだろう。そう、モーツァルトと同じ年に生まれ、モーツァルトの没した翌年に没しているのである。ただ生没年が近かっただけではない。音楽修業の旅でウィーンに立ち寄った際、モーツァルトとも会っていたのではないかと言われている。また、モーツァルトとはフリーメイソン仲間であったことから、より深い仲であったことも想定し得る。

と言うわけで、安直にスウェーデンのモーツァルトと呼ばれている。しょうがない。残念だけど、しょうがない。クラウスはクラウスなのにね。やっぱ、モーツァルトが偉大すぎるのだ。

さて、北欧の作曲家と言うとシベリウスとか、ニールセンとか、グリーグを思い浮かべて、「あー、あの雰囲気ならいいな!」と思うんだけど、クラウスは北欧の作曲家以前に古典派の作曲家。だから、ちっとも北欧っぽさを感じさせてくれない。確実に、北欧音楽マニア向けではなくて、古典派マニア向け。ストックホルムのグスタフ3世に仕えていていたと言うだけあって、古典派の他の作曲家同様、王室向けの作曲も随分しているはずだ。

今回聴いているのは、コンチェルト・ケルンによる交響曲集。没後200年を記念してがカプリッチョに録音したもの。2種類あるんだけど、これがこのたびセットでお安くなって再登場した。僥倖也。

クラウスは前述の通り、古典派の作曲家なんだけど、この交響曲集を聴く限り、古典派の作曲家たちの大好きな「形式」に捉われない人だったみたいだ。響きからは確かに古典派の香りがプンプンしてくるんだけど、あの決まりきった結末をみるような居心地の良さはない。そう、毎回同じストーリーなのに『水戸黄門』を見てしまうあの中毒的な感覚がないのだ。例えば、シンフォニア・ダ・キエーザ。1楽章はまるっとアンダンテ・マエストーソ。2楽章がアレグロ・マエストーソ。で、終わってしまう。さらに、古典派の作曲家が大好きなメヌエットも、この交響曲集に収められている8曲のうち1曲でしか使われていない。加えて、8曲中3曲が短調の曲と来ている。明るく朗らかな音楽が大好きな古典派の作曲家とは思えない。

要するに、クラウスは没個性を良しとした古典派の作曲家ではなく、個性こそ偉大なロマン派の作曲家に近い感覚を持っていたのだと思う。そして個性を求めて試行錯誤した、その成果として残されているのが、ここにある交響曲なのだろうか。古典派の響きがあるとはいえ、どの音楽も表現力が豊かで、古典派の交響曲にありがちな淡々としたイメージは薄い。時にはもの悲しい調べを奏でるんだけど、こんな美しくも儚いメロディを書く古典派の作曲家ってどれほどいただろう?若し、この作曲家があと10年、20年生きていたらどういう風に成熟していったのだろうか。きっと、メジャーな作曲家にはならなかったとは思うんだけれども、聴いてみたかったなぁ…。

それにしても、コンチェルト・ケルン、ホント、良い仕事しているなぁ~。古楽系の楽団は、星の数ほどあるけど、これほど独特の活動をしている楽団はなかなかないのでは?しかも、上手いときているからたまらない…。


kraus-symphonies.jpg



 

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