もう、やや古めの話なんだが、山ガールと言うのが出てきたらしい。
その呼称を聞いてふと思い出したのが、森ガール。以前、このブログでも書いた(こちら)。で、まぁ、山ガールもこういったナチュラリストっぽい名を借りたシティ派なんだろうと思ったら、どうもそうではなさそうなんである。ホントに山に行く人もいるらしいのだ。「人も」ってのは、まぁ、山に行くファッションで街を歩いているだけの人も多いってこと。詳細はこちらとこちら(R25の記事)。
うーん…おいらは、山で着るウェアは下界では一切着ない。山に行っても、登山口で着替えて、下山したらすぐにまた着替えてしまう。そんくらい、ハッキリ言って山用のウェアは嫌いなのだ。山中では機能性に優れているが、正直、下界で着たい服ではない。やたら束縛のきつい靴や靴下も大嫌いだ。しかし、それを好んで着て、履いて街を闊歩するって言うんだから、驚くよりほかない。お洒落なんだとか…、で、ファッション誌で特集を組まれちゃっているんだとか。今の時代バーバリーよりモンベルだぜ!とか。違うか…。
で、せっかく、登山用品を揃えたんだから、「山行こうぜ!」って言う山ガールが、山に向かい始めていると言うのだ。ちっとも気が付かなかった。そりゃ、そうだ。1年に1回しか行かないからね…。一応、ぼやいてみると、去年の飯豊連峰縦走のときは、一人もいなかった、そう言う女の子。つか、下山時にあっては、途中、3時間ほど人にも会わなかったけどね…。それと、R25の記事によれば、高尾山とか、丹沢しか行ってないみたいで、飯豊や日本アルプスまで足を延ばしている様子はない。
と言うことは、だ。1年に1回、夏に何泊かして山に行くおいらは山ガールに遭遇することはない、ってことだ。なんだ、おいらとは関係ない話じゃないか…。のだめの時も思ったんだよね。クラシック・ブームです、ってんで、おいらの時代がついに来たかと思ったんだけど、全然、違った。ブログの来訪者も伸びなかったし(そりゃそうだ、この内容では…)。ブームとマニアは相容れないってことか。あ、山はマニアじゃないけど。
まぁ、のだめにせよ、山ガールにせよ、きっかけはなんでもいいんで、クラシックや登山を楽しむ若い人が増えることはいいことだと思う。なので、おいらは大歓迎である。ただ、興味を持って何となく、山に登っているだけだと、丹沢、奥多摩の域を出ないので、どっかで日本アルプスに向かってもらえるような突破口があるといいな、と思う。
さて、では、そろそろ山ガールを見に…じゃなくて中高年の登山者に「やーねー、山ガールとか言って、最近の若い人は、何にも知らないで山に来るのよ。あ、ほら、あそこの男なんて、山ガールに釣られて来ているのよ。やーらしーわねー」と後ろ指刺されに行くか。
何をしたいんだ、おいらは…。
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