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フランチェスカッティのメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を聴いている。ホント、この演奏の美しさには酔わされる。天衣無縫に駆け巡る歌心溢れる音色…ただ、ひたすら美しさを求め続けるならば、これほどの演奏はないだろう。少なくても、おいらが聴いた演奏の中では最強の美しさだ。

では、さて、今の演奏家はいかほどのものか。美しいと言えば、ルノー・カプソンだ。うん。持ってない。欲しいんだよね…。じゃ、買うか。と言いたいところなんだけど、ここ2週間ほどちっともCDを買っていない。HMVで入手困難をダメもとで注文しただけ。たぶん、これはそうそう送られてこない。てなわけで、この勢いを続けていきたいと思っているところ。だから、カプソンのメンデルスゾーンもしばらく買わない。たぶん、きっと、いや、分かんないけど…。

唐突だけど、話変わって、さっき、プーランクの田園のコンセールを聴いていたんだけど、これ、やっぱピアノでやるとなんかおかしいよなぁ。最初に、ロジェ&デュトワを聴いて、次にピノック&小澤を聴いて、最後にちらっと、ギレリス&コンドラシンを聴いた。ギレリスだけピアノ。なんか、こう、せっかくの新古典なのに…残念、って感じだ。まぁ、ロシア・コンビのプーランクなんて本来の香りを楽しむための演奏じゃないことは確かかもしれないけど。やっぱ、この曲はチェンバロだよなぁ。

で、ここで思い出したのが、のだめで千秋真一が弾き振りしたバッハのコンチェルト。アニメで観たんだけど、やっぱ、これもピアノで弾く曲じゃない。千秋はホールが大きいからピアノを使ったと説明しているんだけど、違和感あったなぁ。最近、古典派マイブームでコンチェルト・ケルンとか、カペラ・コロニエンシスとか、その辺のオリジナル楽器の楽団の演奏を聴きすぎたせいだろうか…。それほど、原典にこだわったリスナーでいるつもりはないんだけど…。

ちなみに、モーツァルトのピアノ曲は普通のピアノで聴いても何の違和感もない。変な話だ。古典派は、いいけど、バロックはダメってことかな?

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