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原曲主義とでも言おうか、おいらもそうなんだけれども、作曲者の指示した編成、楽器での演奏が一番リスペクトされる。大体の曲ではそうだ。一昔前、今ほど、古楽器での演奏が盛んではなかった時代、どうしてもJ.S.バッハを演奏したかった人たちが、巨大なハリボテのようなオーケストラ編曲ものを作り出したりしたけれども、結局は、J.S.バッハの良さを存分に引き出したとはいえなかったと思う(ストコフスキーさん、ゴメンナサイ)。中には面白いものもあるんだけれども、それは編曲というより、編曲者のオリジナリティが色濃く出たものである場合が多い。

やはり、作曲者はその楽器のことを考えて作曲したのだから、その楽器で演奏するのが一番良いのだ!とか何とか言って、古楽には楽器が指定されていないものも多いんだけれどもね。ホントは、そんなにこだわっていない(汗)。

さて、こんな前振りをしておいて、今回は編曲もの(笑)。J.S.バッハのシャコンヌ。無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番の最後にドテッと居座っている長大なあいつである。5曲のうちの1曲なのに演奏時間は、半分近くに及ぶ。圧倒的な存在感。内容も凄くて、無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全6曲の中でも、特に目立つ。

そんな訳で、「あんな凄い曲がヴァイオリンのためだけだなんて…」と嫉妬(?)したほかの楽器のために、様々な編曲が作られてきた。中でも、有名なのはピアノ版だろう。

J.S.バッハの時代は、まだまだピアノはメジャーな楽器ではなく、鍵盤楽器の中心は、チェンバロだった。ところが、古典派の頃にフォルテ・ピアノが出てきて以降は、ピアノはどんどんメジャーになっていき、ロマン派の頃には、すっかりブルジョワ階級のオジョーサマのお習い事に定着した。今でも、お上品なクラシック=ピアノのイメージを持っている一般人は多い。あんまりピアノ作品を聴かないクラヲタであるおいらとしては、心外だし、大いに反論したいところであるが、まぁ、世の中そんなものである。

だから!シャコンヌもピアノで弾きたい!と言うわけで、ピアノ編曲を3つばかり集めたCDを紹介してみよう。演奏者は、エドナ・スターンと言う女流ピアニスト。1曲目にブゾーニによるものを持ってきている。これは、ど派手でJ.S.バッハの世界が華麗に吹っ飛んでいる。「こんなん、シャコンヌじゃねー!」と泣きながら走り出したい気分だけれども、詰まらないかと言うとそういうわけではない。正直、なかなか面白い。これはこれとして聴けばよし。続いて、ルドルフ・ルッツと言う作曲家が、エドナ・スターンのために編曲したものが収められている。ブゾーニに比べると地味。響きは、ちっともJ.S.バッハっぽくない。最後に、ブラームスによる左手のための作品。まぁ、もともとヴァイオリンのための作品だから、指は5本あれば事足りるんだよね。割と、原曲に忠実。エドナ・スターンの演奏も、まぁ、無難な演奏。

で、最後に、原曲を持ってきてしまう。これ、ね、あー、今までのはなんだったのか…と(笑)。「やっぱ、この曲は、ヴァイオリンが最高だな!」という落ちになってしまうじゃないか。演奏は、アマンディーヌ・ベイエ。先日、無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータの全曲録音をこのブログでご紹介した女流バロック・ヴァイオリニスト。ピアノの方は、作曲者が作曲者なだけに、全てモダン楽器だけれども、原曲版はバロック楽器で勝負を仕掛けてきた。これが、ピタッと決まる。キリッと張り詰めた、美しくも厳粛な響きが今までのピアノの邪道を糺して行く。

なんとも面白い企画CDだった。レーベルはZig-Zag Territoires。このレーベルは、ホント質の高いCDを作ってくるなぁ。お値段は高いけど。カビかかったような録音をまとめて安く買うより、こういうCDを1枚買うほうに魅力を感じてしまう今日この頃。このデフレの時代を思い切り逆行しちゃっているけど、応援したいレーベルだ。

chaconne.jpg








 

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