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クラヲタにとって、オーストリアは、世界の首都あるいは聖地みたいなもんである。決して、国の標語が「コアラはいません!!」ではない。しかし、一歩、クラヲタから踏み出してみよう(そう、HMVのクラシック隔離部屋から踏み出すように)。そうすると評価はこうなる。→「でっかい岩はありません」(アンサイクロペディにリンク)

そうそう、幼いとき、こんな話もしていたような…。
「オーストリアって国知ってる?」
「オーストリアだろ?」
「違うよ。オーストリアだよ!!」
「そんな国ないよ」

結構悲しい…。しかし、冒頭に述べたようにクラヲタ・ワールドでは、オーストリアこそマイナーな存在である。グーセンスの尽力により、巨大なオペラ・ハウスを得たが、ムジーク・フェラインだよ?シュターツオーパーだよ?ウィーン・フィルだよ?ザルツブルク音楽祭だよ?モーツァルトだよ?と言われれば、全く分はない。しかも、グーセンス、エロ写真所有していた件で、捕まっちゃって引退しちゃうし…。どうしようもない。

そんなオーストリア音楽が、妙に気になる今日この頃。オペラ・ハウスと言うクラシックの殿堂みたいのがあるのに!!と言うわけで、先日はウィスペルウェイ&テイト、シドニー交響楽団のウォルトンのチェロ協奏曲を買ってみたりした。録音場所はもちろん、オペラ・ハウス。そのほかに、ブリギット・ニルソン&マッケラス、シドニー交響楽団によるオペラ・ハウス、オープニング・コンサートのDVDなんかもあるので、より深く追求することも出来る。まぁ、なんだ、オペラ・ハウスを本拠地にしているシドニー交響楽団がもっと頑張ればいいわけだ。

さて、今度は作曲家に眼を向けてみた。オーケストラとか、演奏家は、音楽新興国でも結構、ヨーロッパに対抗できないこともないんだけど、作曲家となると、伝統国のヨーロッパ諸国には、全く歯が立たない。まるで知らない。それほど頑張って探したわけじゃないけど。まぁ、いっか、別に。

と、思っていた矢先、NAXOSからクーネだか、コーンだか、コーネだか…読み方のいまいち定まらない作曲家のCDが出ているのを発見(Koehne)。オーケストラはもちろん、シドニー交響楽団。指揮者は、オーストリア出身の巨匠、マッケラスが腕をまくって出て行った…わけもなく、日本人の湯浅卓夫さん。早速買ってみた。

この作曲家のポリシーは「クラシックの系統に属する現代音楽には、ポピュラー音楽持っているような人を惹きつける魅力に欠けていることに問題意識を持ち、作曲活動を行っています」(ナクソスの紹介文より)とのこと。

早速聴いてみる。1曲目。「エレベーター・ミュージック」。エスカレーターじゃないんかい!!いずれにせよ、こういうものを題材にしちゃうあたり思いっきり、クーネの批判していた「クラシックの系統に属する現代音楽」っぽさ全開で怪しい感じがしてくる。ライヒとか…ね。

ところが、聴いてみると、前衛的でも実験的でもない。強烈なノリノリのリズムとバカ騒ぎ。ルンバだ。あんま聴いたことないけど、ヒナステラとかにありそうな気もする。ただ、妙に洗練された感じもあって、軽くバーンスタインちっくな雰囲気も漂う。もちろん、カンガルーもコアラも感じさせない。軽くシティ派。あ、でも、おいら的にはエレベータも全く感じなかった。高層ビルのエレベーターに流していても十分に違和感を感じさせる音楽だ。エレベーターって静かなんよ?

「発電所」(あ、曲の題名ね。念為)も同系統の音楽。「飛行中のエンターテイメント」はクーネのポリシーどおりポップ(※ルチアではない)な魅力の溢れる音楽。3曲からなる音楽だけど、特に印象に強いのは「西部劇」と題された2曲目。オーボエのわかりやすーいメロディにとろけることができる。アンドリュー・ロイド・ウェッバーなんかを少し思い出させる。うんうん、そうかそうか、ゲンダイ音楽にはこういうのが欠けていると言いたいんだな。大衆性って言うのかな?そういうの。

しかし、この作曲家が100年後にどうなっているかと言うと、多くの歴史に埋まった作曲家同様…なんだろな。久しぶりに良い作曲家に出会えたなぁ~、とは思うけど。

頑張れ、オージー!!

あ、ちなみに、このCD録音はオペラ・ハウスじゃなくてシドニー・タウン・ホール。市庁の中にあるホールだそうで、こちらの建物もなかなか有名らしい。


koehne.jpg






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TITLE > 無題
興味深い音楽です。
聴いてみたいです。

ちなみにこんな記事あります。
http://austria.2japan.net/topics/at/03.html
F2 2009/05/22(Fri)09:59:24 #EDIT
TITLE > 無題
おお…まさかのホントのことだったんだね!!今度から、オードリー…じゃなくて、オーストリーって呼ぼう!!

ちなみに、これナクソスだから5月15日まで聴き放題だったんだよね。残念。情報遅くて申しわけないっす。
schunsou 2009/05/22(Fri)11:47:45 #EDIT
TITLE > 無題
その素敵な音楽、是非とも重低音バリバリ
聴かせて聞いたみたいです♪
今度の、呑み会のときに是非持ってきてちょ!
けんぼう 2009/05/23(Sat)00:11:33 #EDIT
TITLE > 無題
了解っス!!
重低音バリバリと言えば、
うちのスピーカー重低音が凄くて、
今ん所、使用禁止の憂き目…
むなしい。
schunsou 2009/05/23(Sat)09:45:25 #EDIT
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