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今さら…な話題なんだけど、オーケストラ受難の時代である。

橋本府知事に補助金を大幅カットされ存続が危ぶまれている大阪センチュリー交響楽団、石原都知事に大幅リストラを敢行され存続が危ぶまれている東京都交響楽団…派手な言動で人気を博している両知事だが、音楽文化は単なる贅沢な娯楽くらいにしか思っていないようだ。大都市の首長とは思えぬ認識の低さにうんざりする…と言うのはクラヲタだけの見解で、ホントは都民、府民は「んなもんいらねーよ」と思っているんだろうか。判らない。クラヲタ的にはとんでもない話だけど。

更に、小泉元首相による公益法人改革も各楽団にとっては大きな負担だ。音楽好きで知られた元首相だが、とんだところで音楽文化にマイナス影響を及ぼしそうだ。詳しくは
こちら。今までの社団法人、財団法人は公益法人、一般法人に分けられるのだが、おいらの見解ではオーケストラは公益法人にはなりにくいように思う。広く不特定多数の人々に利益をもたらしているとは言えないからだ。まだ公益認定委員会のはっきりとした見解は出ていないみたいなので、なんともいえないけど、もし一般財団になれば、地方公共団体からの補助金も貰いにくくなるのではないだろうか?憶測に過ぎないけど…。

ムダな公益法人を潰すための公益法人改革だけど、実に、様々な有益な社団、財団に悪影響を及ぼしているのが、実態である。で、多分、国民の期待しているような効果は得られない。公共工事の落札率が下がっても別に国民サービスが向上するわけでも、税金が安くなるわけでもないのと同じ。

せっかく、都響はインバルを迎えて、黄金時代を築きつつあると言うのに…。政治的なところで、苦境に立たされるなんて、あまりにも悲しすぎる。

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