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ちょっと古い話題だけど小室哲哉が詐欺罪で逮捕された。少し前まで凄いヒットメーカーで売れに売れまくっていたが、最近はとんと低調だった―というのが、マスコミの報道だ。天国から地獄へ。まさにそのまんま、ということらしい。

彼のことはよく知らないけど…古来こういう悲劇は多々あった。古典派のある作曲家は、一時期売れに売れまくって、大人気になったけれども、いつの間にか忘れ去られ、孤独に世を去った。その机の中には、一度も世に出ることのなかった譜面がぎっしりと詰まっていたという。この作曲家、パッと人気が出るもののすぐに飽きられる曲を書いて、次々に新しい需要を生み出していったのだが、最後は彼自身が飽きられてしまった―そんな話だったと思う。えっと…名前は…忘れた(汗)。

有名な作曲家でもこういう例はある。たとえば、モーツァルト殺害疑惑のあるサリエリ。映画『アマデウス』の冒頭で、老いた彼は若い神父に「この曲を知っているかね?」と問いつつ、若い頃に貴族の間でもてはやされた自作をピアノで弾く。しかし、神父は知らない。何曲か弾くが、どれも神父は知らないと答える。そこでサリエリはモーツァルトのアイネ・クライネ・ナハトムジークを弾く。神父はピアノに併せて口ずさみ、「その曲なら知っています。あなたの作曲だったのですか?」と尋ねる―。映画なので実話ではないが、実際あっても不思議ではない光景だ。

サリエリはモーツァルトのついでで何とか後世に名前を残しているが、実際には、こういう作曲家はたくさんいた。いや、むしろ、今でも聴かれ続けている作曲家なんてホンの一握りで、栄光を極めたもののの歴史の中に埋もれていった作曲家の方が大多数なのだ。「クラシックって、何百年も聴かれてて凄いよね」と言ってくれる人がいるが、実は逆で、生き残ることができた作曲家だけが聴かれているのだ。だって、たとえば、モーツァルトの生きた1750~1800年に活躍した作曲家でどれだけの人が、今も聴かれているだろう?クラヲタですら、古典派マニアじゃなければ、10人も対象にならないだろう。50年間もあって…である。

しかも、有名な作曲家であっても、たとえば、モーツァルトにしたって、生涯栄光に浴し続けられたわけではない。晩年の演奏会は、客も集まらず、大して演奏もされないうちに、曲はお蔵入りしてしまう有様。モーツァルトの曲が当時の聴衆の理解を超えていた―と言うことになっているけど、ほんとは飽きられもしていたのだろう。J.S.バッハも没後、メンデルスゾーンによってマタイ受難曲復活公演がなされるまで、殆ど忘れられていたという。

さて―小室哲哉はどうなるでしょう?前にも書いたけど、おいらは彼のことはよく知らないので、どうなのかなんて書く資格ない。けど、何となく、栄枯盛衰の音楽史を思い出したのでつらつらと書いてみた。しっかし、昔の作曲家に比べれば、カラオケとか、CDとか著作権的なところで、収入は続いただろうになぁ~。

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