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初音ミクのフォーレのレクイエムよりイン・パラディスム(天国にて)をYoutubeで聴く。いや~、意外とやりおる。「お、曲になってるじゃん。ハイ、スゴイスゴイ」と言うレベルは遥かに超越。マイナスイオン(違うか…汗)たっぷりの超癒し&祈りの音楽を十分に表現している。製作者に敬意。→視聴はこちらでどうぞ。

もちろん、まだまだ実演には遠く及ぶものではないが、この調子でいくと、そのうちヴォーカロイドのようなコンピューター音楽が実演を超越する日が来るんじゃないだろか。例えば、ファミコンが出たばかりの時のRPGと今のRPGの違いを考えてみると良い。おいらは、RPGってやらないんだけど、こないだ秋葉原で一番新しいファイナルファンタジーのデモを見て、びっくりした。髪の毛の一本一本が風に靡く様までリアルに美しい。ホンの20数年前は、ドット30個くらいで出来上がったファミコンのスーパーマリオだったわけだから、この進歩は驚愕に値する。

と、口でそんなことを言いつつ、本心は違うんである。人の演奏するものに、機械は追いつかない。少なくても、現在の常識では「有り得ない」。例えば、ロボットが完璧にヴァイオリンを弾きこなしたとする。そうして、オーケストラを作り上げたとする。しかし、ここではヴァイオリンの数を増やすことはただ音量を大きくするための手段でしかない。一人一人が別人ではないから、そこにオーケストラの個性は生まれない。独特の音色を醸し出す細かい諸条件を整えることは難しい。だから、常識的に現状では無理と言うことになる。

と言うことで、冒頭に帰るんだけど、そう言う絶対的な不利を抱えながら、そうか、フォーレのレクイエムをここまで歌えるとは…と感嘆するんである。少なくても、はじめてこの曲を聴いた人が「なんて美しい曲なんだろう!」と感激できるレベルだ。

なんだか、萌えアニメちっくではあるけれども、お花畑でほほ笑む少女の絵もほのぼのとしていて、曲のイメージにあっている。ツインテールだから初音ミクなのだろうか?全然似ていないけど。

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