プレヴィンのサイン会、行くつもりじゃなかったんだけど、今日一日、家でゴロゴロしてるっつうのはあまりにも芸がないと言うか、ムズムズしてきちゃったんで、ぶらりと出かけてみることにした。場所は、渋谷のタワーレコード。
18時から…だけど、タワーレコード探索もしたかったので、17時過ぎに到着。エレベーターの操作盤の前に陣取りながら一切操作をしない馬鹿野郎のおっさんのせいで、何度か、扉にぶつかりながら6階に到着。着いて驚いた。物凄い人の数…。おいおい、おいらはインバルのサイン会くらいのを想定して行ったんだよ?ヲタ満載。クラヲタっつうのは、つるまないと思っていたんだけど(確信ではない)、つるんでいるグループも多々いたりして、基本、一匹狼のおいらは、感心する。まぁ、やっぱ、一匹狼も多かったけど。
どうやら、NHK交響楽団の演奏会が終わった後らしく、「演奏会では見かけるけど、普段CDショップでは見かけない」系統の人たちも沢山。
こりゃぁ、CD探索は無理だと観念して、サイン会対象商品を片手に長蛇のレジの列に並ぶ。ちなみに、今回の対象商品は、プレヴィン80歳の記念で出た一連の国内盤商品だけであり、イケてる輸入盤を購入しても、サインはしてもらえない。前回は、グラモフォンのCDにサインしてもらったので、今回は、TELARC盤にサインをしてもらうことにした。
さて、暫くして、プレヴィン登場。10年以上前に山野楽器でサインをしてもらった時と比べると、当たり前だけど、だいぶ、老け込んだ。寂寥。
トークは、今後の予定など、割と緩い内容で、インバルの時みたいに、マーラーの壮大な宇宙観を語ってくれるような深遠なものではなかった(まぁ、インバルは勝手に喋くりまくっただけだが)。強いて印象に残った一節をあげるとすると…
「私にとって、これまでの人生で音楽活動(作曲、演奏など)のない一日があれば、それは無駄な一日だったと言えるでしょう」
これだけのビッグネームになるっていうのは、そこまでのめり込んで何ぼのものなんだろうなぁ。おいらもヴァイオリン頑張ろう(汗)。せめて、週に1回は触ろう。
さて、トーク終了後、サイン会開始。写真撮影禁止だが、皆撮り捲くり。やれやれ…だ。関係者と雑談をしながら、サインをこなしていくプレヴィン。一人一人に、「サンキュー」と声を掛けて行く。なのに、サインを貰うほうは、無言だったり、「ども…」てな感じで、離れてから写真を撮ったりしている。おいらの見ている人だけだったのかもしれないけど、演奏会終わって疲れた体で、サイン会をやっているのだ。「サンキュ、ベリマッチ」くらい言っても良いもんだと思うが。
さてさて、おいらの番。緊張気味に、ジャケットを差し出す。どこにサインするか少し思案して、サインをするプレヴィン。どぎまぎして、一言、お礼を言って立ち去るおいら。
で、貰ったサインを見て、またまた寂寥感。なんと、縮こまったサインだろうか。以前貰ったものと比べると、比べると、その違いは歴然。年のせいなんだろうか…。あ、それともジャケットのせいか?「書く場所少ねーじゃん!」とか思ったのかな?
まぁ、しかし、いつもはCDの中の雲の上の存在を身近に見ることのできるサイン会、いい経験だと思う。家でゴロゴロしていなくて良かった…。
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