当たり前のようにサロネンのニールセン、録音集を買った。一部、在庫残りみたいな感じで流通していたけど、殆どが長らく廃盤だったもの。おいらも、かれこれ10年くらい探し回っていたと思う。それが、まとまって、ドーンと6枚組み2,000円台で出てしまったんだから嬉しい限りだ。
しかも、おいらが唯一、所有していた管楽協奏曲集ほかを収容した1枚は、このセットには入っていない。なんだ、おいらのために作ったようなセットではないか。これで、サロネンのニールセン録音はコンプリートしてしまった。
ケースは近頃のボックス廉価盤によくある、紙のBOXに1枚ずつ紙ケースに入れてあるというものだが、紙ケースの1枚ずつに印刷されているのが、オリジナル・ジャケットのデザインになっている。これだけで、だいぶ安っぽさを回避できている。もちろん、解説書は付いていない。個人的には要らないけどね。
ちなみに、当時のサロネンは、まだまだ若くって、爽やかなイケメンだったので、ジャケットもそれなりに小奇麗にまとまっている。
演奏は、サロネンだからにして、熱しすぎないが、サロネンにしては、意外と中庸を行っているような気がする。この人の演奏で、スタンダードな形で名演…って言うのはあまりないような気がしていたんだけど。ニールセン入門には最適すぎるセット。
で、少し不思議に思っているのは、サロネンは北欧の指揮者だからにして、ニールセンの交響曲全集を録音するのは、義務みたいなもんなんだけど、なぜか、もう一つの義務であるシベリウスの交響曲全集の録音は存在しない(映像はある)。いつかやるんだろうか。もう現代音楽のスペシャリスト感満載で、今更、国民楽派を録音しそうは雰囲気は絶無なんだが。
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