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L.A.を軽くうろちょろした1週間…その中で、幸いにも音楽的体験も出来た。折角なので、遠い過去になる前に感じたことなんかを、少しまとめておこうと思う。備忘録的意味も込めて。

●L.A.OPERA

さて、まずはL.A.オペラについて。ドライブ事情にしても、ガソリンスタンド事情にしても、スーパーマーケット事情にしても、日本しか知らないおいらは、悉く、日本と比べてしまう。オペラ事情にしても、その他の音楽事情にしても、そう。オペラについては、実は、日本でも1度しか行ったことないんだけど、まぁ、いくらかは“経験上”で比較できると思う。

それで、日本のコンサートとL.A.オペラで何が違うって…一番違うのは客である。L.A.オペラは、演奏についていえば、出演者を見れば判るように日本では知られていない“穴場”であり、ホールについていえば、そもそも、L.A.フィルのためのホールであり、オペラ座仕様ではないが、著名なホールには違いない。実際、演奏は素晴らしく、ホールも中途半端に古いとはいえ、日本のホールにはない豪奢なものだった。しかし、それ以上にカルチャーショックだったのは、客だったのだ。

兎に角、演奏に対する反応がやたらといい。ノリがいい。面白ければ、遠慮仮借なく笑うし、良い歌を聴けば、とことん大喝采を送る。口笛まで吹く。アリアが終わってしまえば、オーケストラのコーダが続いている最中からウォーッて盛り上がるもんだから、気分が高揚する。客が滅一杯楽しんでいるのが凄くよく判る。

それと、なんか、ユルイ…演奏が始まると、日本だと咳をするとぶっ殺されそうな雰囲気があって、息が詰まりそうな気がして、逆に咳が出てしまう、と言う恐怖があるのだが、L.A.オペラではそういう、ピリピリ感は全く感じなかった。途中でトイレに出て行った婦人が普通に席に帰ってくるし、フライング・ブラボーだって、ほぼ全員でやっているようなもんなので、気にならない。演目が演目(『愛の妙薬』)だけに、そういうことになっているんだけど、指揮者が指揮棒振っているうちに大喝采になってしまうのだ。同じ演目をやっても日本ではこうはならない。演奏者のほうも、とても楽しそうで、カーテンコールのはしゃぎっぷりは、観客を上回っていたりする。指揮者を中心に出演者がダッシュして、喝采に応えるし、何故か、カーテンコールの最中も、舞台の上で奏楽隊がチロチロ演奏して、場を盛り上げたりしている。

演奏のレベルが高いだけじゃなくて、こうやって客と演奏者が一体になって、自然体で音楽を盛り上げて、楽しんでいるのがL.A.オペラ。そりゃ、チケットは安くないし、来場者はビバリーヒルズやサンタモニカの金持ち連中ばかりかもしれない。だけど、堅苦しくないのだ。凄く気楽に楽しめる。ラ・フォル・ジュルネ(LFJ)でも、成し得ない、気軽に楽しめるクラシック音楽の空間がここにはある。おいらはこういうほうが好きだ。音楽は、音“学”じゃなくて音“楽”なのだ。日本の堅苦しいクラシックの音“学”的扱いは、好きじゃない。

続いて、L.A.Philと言う存在について…書こうと思ったけど、長くなったのでまた次回にでも。


laopera.jpg












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