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フツーの人から見ると、ミニマルっておかしいのかな?意味わからない音の羅列聴いて、「ヒャヒャヒャヒャヒャ~!!」って感じか?んなことないか。でも、ホント、ナイマンなんか、とてつもなく判りやすい。ループ地獄がそんなに苦にならないくらい、メロディが綺麗にはまっている。で、いつしか、グラス、ライヒと感染していくんだな。

そんなわけで、昨日、HMVで買ってしまったライヒが数点届いた。とりあえず、聴いているのが、Different Trains(様々な電車)と言う作品。戦前のアメリカ、戦中のヨーロッパ、戦後のアメリカの電車が描かれている。戦中のヨーロッパは、ホロコーストを表しているらしい。収容所に向かう電車と言うことだろうか。繰り返されるメロディが緊迫感を醸し出している…。そして、所々出てくる古い肉声。この肉声の音程に合わせて音楽が奏でられていく。これにいやなサイレンの音が加わる。少し暗澹たる気分になる。ずるずるとループされるメロディに飲み込まれながら…。シェーンベルクの『ワルシャワの生き残り』を思い出してしまった。

演奏はロバートソン&リヨン国立管弦楽団。本来は、弦楽四重奏で演奏されるもので、クロノス四重奏団のものが名盤として知られているが、敢えてオーケストラ版を買ってみた。指揮者、大変だろうなぁ…。


reich-trains.jpg






 

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