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ドメニコ・スカルラッティと言えば、バロックにおける鍵盤楽器音楽の大家である。バロック音楽が過小に評価されていた時代においても、名ピアニストたちが、レパートリーにしており、録音にも恵まれている。

そんな録音の一つ、ホロヴィッツのレコードを聴いて、スカルラッティに夢中になった音楽家がいた。テディ・パバヴラミと言うヴァイオリニストである。そう、ヴァイオリニスト…であって残念ながら鍵盤楽器奏者ではない。彼は、12歳のときに件のレコードに出会って、それから遊び半分でヴァイオリンでスカルラッティの鍵盤楽器音楽を弾いていたと言う。やがて、プロのヴァイオリニストとなってそれなりに名前が売れるようになって(残念ながらおいらは知らなかったが)、この子供の頃からの遊びに本格的に取り組み、それをレコーディングした。なんと、伴奏なしで、である。10本の指で摘む出される音楽をたった4つの弦、5本の指で演奏してしまおうと言うのだ。

なんというか…無茶しやがって…。

と言いつつ、そんなCDを見つけたら、欲しくなるに決まっている。マイナーレーベルに日本語訳をくっつけて、ばか高い値段で売っているマーキュリーのCDだが、ディスク・ユニオンで見つけたのは、ラッキーだった。レーベルはaeonと言うフランスのレーベルで、パパヴラミはここから何枚かの録音をリリースしているようだ。

スカルラッティに挑むと言うと、バロック・ヴァイオリン奏者か?と思ったんだけれども、モダン楽器奏者である。バロック・ヴァイオリン奏者ならば、無伴奏に編曲する場合でも、オーセンティックに気を使っているものだけれども、パパヴラミは、純粋に編曲もの、要するに、自分の表現の欲求のために演奏している。バロック・ヴァイオリニストたちのそれとは少し意味合いが違ってくる。モダン楽器奏者らしい立ち位置だ。ちなみに使用楽器は、2006年製のもの。弓は、19世紀初頭のものを使っている。録音は2006年6月なので、出来立ての楽器だ。弾き込みとかしなくて良いのか…?

さて!その成果は?と言うと、これがなかなか面白い。不勉強にして、スカルラッティの作品はあまり聴いたことがないんだけれども、それでもこの録音は楽しめる。「あー、こりゃ、鍵盤楽器のための曲だなぁ」と感じさせつつも、飽かず聴けると言うのは、編曲が良く考えられているからだろう。多少の違和感も、新しい響きと感じることが出来るものだ。これに比べると、J.S.バッハのトッカータとフーガの無伴奏ヴァイオリン版って、違和感ないよなぁ。若しかすると、ホントに無伴奏ヴァイオリンのために書いた曲なのかも…と疑いたくなる。

スカルラッティの鍵盤楽器音楽の新たな一面を切り拓いたこのCD、面白がりの人には良いだろう。ヴァイオリン好きなので、スカルラッティにはあんまり縁のない人も、何かのきっかけになるかもしれない。まぁ、今後、スカルラッティを弦楽器一挺でやろうなんて思う奏者もいないだろうけど、ね。

papavrami.jpg








 

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