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レコードアカデミー賞…あんまり興味のある話題じゃないんだけれども、これまでこのブログでちょいちょい書いたことがある。と言うことはおいらにとっては、多少は気になる程度というか、ネタ的な存在なんだろうか。自分のセンスに合わないもんだから、文句ばっか言っているような気もする。国内盤が基準はおかしいとか、なんとか。

今年もめでたくこの賞が発表された。さっと見て思ったんだけれども、案外に過去中毒をこじらせていないセレクトだ。HMVの売上とはあまりリンクしない。過去の演奏こそ偉大であると考える人からしてみれば、おいら以上に納得のいかないものかもしれない。まぁ、それでも未だに、オペラ部門あたりにカラヤンが君臨していたりするわけだが。

それで、と。今年は、おいらの買ったCDが1枚だけ選ばれていた。音楽史部門でレツボール&アルス・アンティクァ・オーストリアのビーバーのヴァイオリン・ソナタ集。ちなみに、去年は、大賞にミンコフスキのハイドン、銀賞にラトルのシェーンベルクが入っていて、妙においらと好みのあった年だったと思う。しかし、今年は、1枚だけ。しかも、これ、随分前に買ったような気がしていたんだけれども、国内盤の発売は2011年の12月。今年の受賞。輸入盤は半年くらい前に発売されているので、人によっては凄い時間差攻撃を食らった感じだ。この違和感がねぇ…。それと、音楽史部門って、どうなんだろう?古楽部門とかにしたほうが良いんじゃないか?

と、おっと愚痴になってしまった。ブログのネタになっているだけでも感謝しておこうか。

さて、このレツボールのビーバー、どうなのかと言うと、文句なしに面白い。この人のロザリオ・ソナタは相当面白いということだけれども、残念ながら廃盤中(Youtubeで一部視聴可能)。ARCANAのCDなんで、今後、復活するかどうかは、よくわからない。ちなみに、2003年には日本でもロザリオ・ソナタを披露したらしい。聴いた人、羨ましい…。

そんな訳で、レツボールのビーバーをたっぷり楽しみたい人には現在は、このCDがベストと言うことになる。何つっても、2枚組みだし!収められているのは、8つのヴァイオリン・ソナタと描写的なソナタ。メインは、8つのヴァイオリン・ソナタで、90分ほどかかる。ジャケットには1681年と書かれているが、これは作曲年だろうか、出版年だろうか。いずれにせよ、ロザリオ・ソナタが1670年代に作曲されたと考えられているので、それより後のもの。ビーバーらしい革新的な音楽だ。今聴いたって随分革新的に聴こえるんだけれども、聴衆に拒否反応を起こさせるものではない。

演奏は相変わらずの、レツボール節。熱気と言うか、狂気と言うか(笑)。濃厚でリズミカルな演奏だ。間違いなく、汗は飛び散っている。古楽の演奏は、最前列で聴きたいが、この演奏なら、5列目くらいでも良い。だけれども、決して雑って感じじゃないのが、一流の証。案外歌う。技巧的にも凄くって時々、拍手をしたくなる。小気味がいいほどの切れ味だ。ビーバーの曲って、精緻な感じがしなくって、荒削り感満載でそれがまたなんとも言えず魅力的なんだけれども、レツボールの演奏スタイルにも合っていると思う。なお、バックには、ミヒャエル・オーマンもヴィオラ・ダ・ガンバで参加している。

音楽之友社とともにおいらも推したいCDだ。

biber-letzbor.jpg








 

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