The Celtic Violと言うCDを買った。Celtic…おお!セルティック!サッカーチームだね?って、そうなんである。いや、サッカー関係ないんだが、意味は一緒。セルティックってケルト族って意味なんである。って、ことに数か月前に気付いて喜んでいた。気付くの遅いよね…。
つうわけで、The Celtic Viol、「ケルトのヴィオール音楽集」とでも訳しておこうか。ヴィオールの名手、ジョルディ・サヴァールとバロック・ハープの名手でサヴァールの盟友、アンドリュー・ローレンス・キングが組んだ1枚。サヴァールのサヴァールによるサヴァールのためのレーベル、ALIA VOXからのリリース。素敵な企画と高音質、あとやたらと凝ったジャケットが魅力的なレーベルだ。逆にそのせいで、値段がやたら高いのが難点。こだわりの逸品と言うやつだが、SACDプレイヤーを持っていないおいらにはオーバースペック。
さて、ケルト、と言うとちょっと前に、ポップなジャンルでも世界的にブームになっていたと思う。多少は、日本にも伝播していたのかな?このCDもその流れを汲んでい…ない。もちろん、近しい響きはあるんだが、もっと、原始的な響きを持つ。なんつっても、ヴィオールだ。そっと添えられるハープの伴奏も素朴な味わいを増してくれる。そんな中に、物悲しい調べやノスタルジックな響きが加わると、なんと美しいことか。ロマン派の雄弁なオーケストラ曲に慣れた耳には逆に新鮮に響く。シンプルなのに、素敵な音楽。オーケストラが豪奢な都会の音楽だとすれば、この音楽は素朴な田舎の音楽。この味わいは、ロマン派には失われたものだろうなぁ。雨の日の午後に読書をしながら聴きたい音楽だ。
それにしても、ALIA VOXはホントに面白い企画を次から次へと繰り出してくる。古楽好きには堪らないだろう。こういうことは大手のレーベルではできないんだろうなぁ。しかも、演奏が良い。サヴァールの演奏は古楽の楽しさを改めて感じさせてくれる。素晴らしいレーベルだ。
そうそう、このCeltic Viol、人気があったのか、第2弾も発売された。ジャケットのサヴァールの写真のポーズがほぼ一緒と言うのは、何なのか。なんであれ、近いうちにゲットしたい。

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