変な天気。雨がなけりゃ、割と過ごし良い。富士山に初冠雪もあったことだし、このまま秋深まってくれれば吉…なんて甘いっぽくて、また暑くなるんだそうだ。やだねぇ。もう、山にも行っちゃったし、旅行にも行っちゃったし、個人的な事情を言えば、夏は再来しなくていいんである。まだまだ夏になれば出掛けたい気持ちはあるけど。財政難なもんで。
さて、そんな風で、天候も悪い、財政状態も悪化…の今日、なぜか、CDの買出しに石丸&タワーレコード渋谷へ。最近、CD全然買っていなかったので、欲しいものは結構あるのだ。事前にHMVオンラインで調べたし!けど、いざ店に行くと違うものを見てしまったりして、結局、欲しいものはそれほど買っていなかったりする。ネットとショップじゃ、なぜか目に付くものが違うんだよね。結局、お勧め商品に振り回されているってことか。あ、あとタワーレコードはオリジナル商品が多いから面白い。
結局、6枚ほど購入。その中で、帰ってきて真っ先に再生したソフトがグルダ&セル、ウィーン・フィルの『皇帝』。ベタ過ぎるほどの組み合わせ。巨匠×巨匠+ウィーン・フィル。メジャーレーベル向けだが、ANDANTEからリリースされている放送音源。なんと、CDと同じプログラムのDVD付きで今なら1,000円台半ば(ただし、DVDはPAL方式。PCで楽しもう)。演奏はそりゃもう、超優秀で映像もモノクロ、モノラルながら良好。十分鑑賞に堪えうるレベル。ただ…『皇帝』っておいら、あんまり好きな曲じゃないんだよね…。なんか、大味な印象。ま、この演奏もそうだけど、好き嫌いを超越する演奏ってあるから、買ってしまうわけだ。
あと、ベトベンの第9もゲット。テンシュテット&LPOの1992年ライブ。歌手陣にルチア・ポップ、アン・マレイ、アンソニー・ロルフ・ジョンソン、ルネ・パーペを要した豪華盤。ポップ最晩年の録音と言うことになる。ポップ&テンシュテットと言えば、スタジオ録音はさして多くはないが、このところ出てくるライブ音源では、割とよく見るコンビだ。ファンとしてはうれしい限り。演奏も凄い。白熱してて、且つ、重量級。テンシュテットの演奏っていっつも力の限り演奏しているのが判る。余力は残さない、妥協はしない。そういうことがひしひしと感じられる。だから、人の心を打つんだろうなぁ。
ほかは、今評判のスラットキンのルロイ・アンダーソン管弦楽作品集第3集とか、パイネマン&マーク、チェコ・フィルのドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲とか…。あとプレートルのシベリウスなんてものも買った。フランス音楽のスペシャリストがねぇ。でも、こういうのって意外と良いんだよね。視点が独特と言うか、個性的になりやすい。
…って、わけで散財。10,000円も使っていないけど、2軒回れば、そんな気分。久々の渋谷も疲れた…。