この広い東京、サミュエル理髪店とかありそうじゃないか?もちろん、店内はバーバーの音楽しか流れない。弦楽のためのアダージョなんか流れたりしてね。泣けるぜ。
それはともかく。このサミュエル・バーバーと言う作曲家、これまであんまり聴いてこなかった。それでこそ、弦楽のためのアダージョくらいかな?一度、初演者ブラウニングの独奏でピアノ協奏曲をサントリーホールで聴いちゃったりしているんだけど、ホント、このときは、全然、ピンと来てなくて…猫に小判、馬の耳に念仏。しかも指揮者は、アメリカ音楽のスペシャリスト、スラットキン。もったいなかった。
で、最近、なんとなく、ヴァイオリン協奏曲を買ってみた。シャハム&プレヴィン、ロンドン交響楽団の演奏。うーん…ロマンティック。20世紀ド真ん中の作曲家なのに全然、前衛的なところも、実験的なところもない。そういう意味では、イギリス近現代に通じるものがあるのかも。シャハム&プレヴィンと言う組み合わせも無敵。ぜひ、もっともっと広く聴かれてもいい作品じゃなかろか。つか、バーバーに限らず、アメリカの作曲家って殆ど、日本では受容されていないかも。そう、イギリス音楽以上に。
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