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■ 巨星墜つ

若杉弘、逝く。

…マジか。これはショックだ。小澤征爾と同じ年に生まれたこともあって、小澤と比べられることが多かったと聞くが、実際に日本人で世界的な指揮者といえば、小澤と若杉くらいなものだっただろう。日本人特典で、実際の世界での評価以上に過大評価されて報道される人はいくらでもいるけど…。

経歴はこんな感じ↓名門だらけ。クラシックの本場でこれだけの評価を得るのは並大抵ではない。小澤と比べられると書いたけど、小澤はアメリカン・ドリームを掴んだような人なので、最初からヨーロッパでガチで勝負して、成功を掴んだ若杉とはちょっと違うと思う。

1977-83 ケルン放送交響楽団主席指揮者
1981-86 ライン・ドイツ・オペラ音楽総監督
1985-95 東京都交響楽団音楽監督
1987-91 チューリヒ・トーンハレ管弦楽団主席指揮者
1990-91 シュターツカペレ・ドレスデン常任指揮者

1997年にはミュンヘン・フィルを率いて来日したほか、ベルリン・フィルやバイエルン放送響、ボストン響にも客演。こうした客演歴や上記の経歴からも判るように主にドイツ圏を中心に活躍した指揮者だった。特に、凄いのがシュターツカペレ・ドレスデンの常任指揮者。常任指揮者としては1シーズンだけだけど、1982年から専任指揮者と言う役職にあり、深い関係にあったことが推測できる。400年の歴史を誇る世界最高峰の楽団とこうした関係を保ち続けるには、相当の評価が必要だっただろう。

ただ、小澤に比べると日本での活動も活発で、チューリヒ・トーンハレ管の指揮者を務めていたのと同じ時期に東京都交響楽団とマーラーの交響曲全集を録音したりもしている。チューリヒ・トーンハレ管と録音していたら、今進行中のジンマンの全集と比較できて面白かったかもしれない。ちなみに、都響はこれを契機にマーラーの得意なオーケストラになったんじゃなかろか。ベルティーニやインバルと名演を残す土台を作ったのかもしれない。あ、若杉&都響のマーラーは聴いたことないので、何ともいえないけど評判はすごく良い。シュターツカペレ・ドレスデンとの交響曲第1番『巨人』を聴けば、若杉がマーラーを得意としていたことは判る。

この様にマーラー指揮者としての評価がある一方、ライン・ドイツ・オペラ音楽総監督やシュターツカペレ・ドレスデンと深い関係にあったことからも判るようにオペラ指揮者としての評価も高かった。最近では、新国立劇場の芸術監督の監督も務めていた。また、武満徹の作品にも定評があり、弦楽のためのレクイエム、ノヴェンバー・ステップスなどを収めた1枚は名盤の誉れ高い。

さて、コンサートに殆ど行かないおいらだが、若杉の演奏には1回だけ聴いたことがある。東京交響楽団(都響…ではなかったんだなぁ)で、マーラーの交響曲第8番『千人の交響曲』。はじめて聴いたこの曲の生演奏でとても感動したし、なにより若杉のスマートな指揮振りが印象的だった。

小澤のようなスター性はなく、比較的地味な指揮者ではあるけど、結構凄い人だった。もっと、この訃報、大々的に報じられるべきだと思うんだけどな?少なくても日本の楽壇にとって、間違いなく今年最大の衝撃でしょ?

最後に…若杉弘氏の日本の音楽界に与えた多大な功績に敬意を表するとともに、ご冥福をお祈りします。今日は、氏の録音した武満徹の弦楽のためのレクイエム、それにブルックナーの交響曲第2番を拝聴いたしました。本当に今までお疲れ様でした。そして、ありがとうございました。


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