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秋も深まってきて、だいぶ寒くなってきた。寒い日に暖かい部屋で厚手の布に包まる至福。そして、音楽を聴く。ふと思い浮かべるのは、雪のウィーンザルツブルク…そして、ドレスデンだ。朝、ホテルの部屋のカーテンを開けて、眺めた銀世界、寒々とした空に鳴り響くフラウエン教会の鐘の音。氷点下のオープンカフェでビールを飲んでいるドイツ人たち…冬のドレスデンは観光シーズンではないが、なかなか風情があったと思う。

そのドレスデンは音楽の都である。と言うことは、よく知られているんだけれども、じゃぁ、代表する作曲家は?と言うと、今日ではリヒャルト・ワーグナーとリヒャルト・シュトラウスと言う2人のロマン派の大作曲家の名前を挙げる人が多いと思う。それと…なんか、バロックの作曲家たちと認識できていれば、上々。バロック時代の作曲家の名前を挙げられるのは、少しは古楽に興味のある人だろう。有名なのは、ゼレンカ、ハイニヒェン、ハッセと言ったところだろうか。ライプツィヒにJ.S.バッハがいたので、インパクトに欠けるかもしれないけれども、ドイツ・バロックの中心地と言ってもいいところだったようだ。

さて、そのドレスデンのバロック作曲家たちの中にピゼンデルと言う人がいる。ドレスデンの宮廷楽団(シュターツカペレ・ドレスデンの源流)で楽師長を務め、ヴァイオリンの名手として知られていたと言う。寺神戸氏の『シャコンヌへの道』の記事でも紹介したけれども、J.S.バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータはピゼンデルのために作曲されたと言う説があるし、作曲にあたってはピゼンデルの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタに影響を受けているとも言われている。また、ヴィヴァルディやアルビノーニがピゼンデルのために作品を書いている。

ただ、作曲家としては、寡作だったらしく、今日伝えられている作品は決して多くはない。バロックの作曲家の多くは多作で、残された作品が少ない作曲家の多くは、紛失してしまっているだけの場合が多い。ピゼンデルの場合はどうなんだろうか。宮廷楽師長の仕事に集中していたために、作品が少なくなったとも考えられているようだ。そのため、当時いくら有名なヴァイオリニストだったとは言え、バロックの作曲家としては、今日さほどに知られた存在ではなくなっている。

そのピゼンデルの貴重な作品を収めた1枚をループで何回も聴いている。アントン・シュテックとクリスティアン・リーガーによるヴァイオリン・ソナタ集。1曲目のニ長調ソナタから一気に引き込まれる。軽やかで流麗な1楽章、哀愁漂うメロディアスな2楽章、開放的で技巧的な3楽章。とにかく美しくって、馴染みやすい魅力的な作品なのだ。一度聴き始めると止められない。その後、無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ イ短調、ホ短調ソナタ、ハ短調ソナタ、ト短調ソナタと一気に聴き切ってしまう。5曲中、4曲が短調と言うことで、バロックとしてはずいぶん落ち着いたイメージ作品が多いが、メリハリがあるので、冗長になることはない。シュテックの演奏も流石。素晴らしい表現力で曲の陰影も見事に描かれている。

ドレスデンの写真でも見ながら、冬の夜を過ごそうか…。あ、まだ秋だ(汗)。


pisendel-sonatas.jpg







 

 

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