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HMV Onlineにお気に入りリストと言う機能がある。買おうかどうか迷っているソフトを取り敢えず放り込んでおくもの。購入が決定したら、カートに入れてポチッとすればよい。このお気に入りリストに200以上のソフトが入っている。どんだけ迷っているんだか…(汗)。古いやつは改めて見てみると、さほど興の湧くもんじゃないんだが、一度、気になったCDだけに簡単に消し難いのだ。ものによっては、もう廃盤になってしまったりして…これはもう消すべきなんだろうけど、ひょっこり復活したりするので、やっぱりほっといてしまう。弊害がないのなら、別にいいんだけどね。

先日、ここにしばらく置いてあって、遂に、カートに移動したCDが届いた。ずーっと欲しいままだったCDなんだが、入荷までの日数が、大変なことになっていたので、購入に踏み切れなかった。それがひょっこり見てみると、在庫ありになっていたので、試しにカートに移してみたのだ。“試しに”と言うのは、HMVの“在庫あり”表示は当てにならないと言うこと。検索結果表示→お気に入りリストまでは、“在庫あり 24時間以内に出荷”になっていても、いざカートに移すと、“入荷まで○○日”と変化する。だから、今回も“試しに”カートに移してみたのだが、“在庫あり”のままだったので、そのままポチッとなった。

で、それが何かと言うと、ゲーベル&ムジカ・アンティクヮ・ケルンによるフルート四重奏曲集。2004年の録音だが、2007年に30余年にわたる活動を休止したムジカ・アンティクヮ・ケルンの最後の録音である。

フルートと言うと、今や、金管楽器になってしまったあのフルートを思い浮かべるんだけれども、ここで言うフルートは、ちょっと違う。縦笛のリコーダー(ブロック・フレーテ)、若しくは、フラウト・トラヴェルソである。フラウト・トラヴェルソのトラヴェルソはフランス語で、「横向きの」と言う意味なので、現在のあのフルートにかたちは似ている(と言うか、原型)。リコーダーは、あの小中学校で使うもののまんまである。当然プラスチック製ではなくって、木製。フラウト・トラヴェルソも木製。現在のフルートが木管楽器と言われる由縁である。

と言うわけでここで言うフルートは、ざっくり笛と言う意味。オーボエも登場する。そして、四重奏である。と言っても、ロマン派以降における、四重奏曲とは、ちょっと違う。ロマン派の作品で、協奏曲を聴く時と四重奏曲を聴く時は、まったく異なった編成の音楽を聴く覚悟が必要だが、バロックでは同じようなノリで聴いても問題ない。ちょっと編成が小さいぐらいに思っておけばいい(厳密に言えば色々あるだろうけど)。特に、時代考証がなされた古楽器での演奏では問題ない(適当過ぎるか…)。

CDの内容は、「もっと早く買っておけばよかった」と後悔させられるもの。曲も演奏も素晴らしい。ゲーベルのテンポの良い演奏が、テレマンの音符を切り裂いていく。フルート四重奏曲と言っても、フルートはさほど主役を担っているわけではなくって、激しい合奏の合間を揉まれるように流されていく。木管楽器のフルートたちの温もりのある響きも魅力的だし、ベテラン古楽奏者たちを相手に、若い奏者たちも大健闘している。そんな演奏が、カッコ良かったり、美しかったり。テレマンの音楽って、演奏によっては、とても退屈になると思うんだけど、こう言う音楽を聴くと、放っておくにはもったいない作曲家だなと思う。当時は、J.S.バッハよりも人気があったらしいんだけれども、今では、評価は真逆。古楽運動の中で大分、録音も揃ってきたし、再評価されていると思うんだけど、もっと聴かれてもいいんじゃないかと思う。

まぁ、そんな作曲家はたくさんいて、全てが「もっと聴かれる」状態になることはあり得ないんだけれども(汗)。

telemann-goebel.jpg







 

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