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ケルト…と言う言葉を聴くと、妙にわくわくしてくる。頭の右の方からワサワサワサ~ッと厨二病が湧いてくる。なんつうのかな、伝説の勇者が古の壮大な世界で活躍するRPGの世界に迷い込んでいくような、そんな気がするんである(RPGやんないけど(汗))。一言で言えば、神秘。歴史のロマン。

ケルトと聞いただけで、わくわくしてしまうのに、ケルト音楽と言うどうしようもない味わい深いものがある。ケルト音楽を聴きながら、目を閉じれば、一気に気分は古のヨーロッパだ。もしも、当時と同じ音楽が流れているとしたら、体験感覚は、当時の人たちと同じわけだ。なんと、見事なタイムスリップ。音楽は簡単なタイム・マシンだ。まぁ、ケルトに限らず、古楽ってそう言うところにも魅力があるんだと思う。カルミナ・ブラーナ(オルフのやつじゃなくってオリジナル)なんか聴いちゃうと、もう、中世の寺院の裏道を歩いているような気分になるのだ。ヨーロッパに行った時の記憶で補填しながら…。

さてさて、話を戻そう。まぁ、そんなわけで、ケルトという言葉の付いているCDを見るとついつい手が伸びてしまうんだが、これは少し考えた方がいい。そもそも、ケルト音楽って何かと言うと、これが実に杳として掴めないものなのだ。漠然とイギリス、特にスコットランドあたりの音楽かと思うんだが、ケルト人自体はヨーロッパの広い地域に住んでいて、それぞれに文化があった。現存するケルト文化がイギリスにあるというだけ。あ、まぁ、だから、今日的にはイギリスってイメージしときゃいいっちゃいいのかもしれないけど。

ジャンル的にもケルト音楽は縛り難い。よく知られているようにケルト音楽はポップスにも広く浸透している。しかし、ポップスの多くはケルト音楽を基盤としたオリジナル音楽であることが多いようだ。対して、サヴァールがローレンス=キングと組んで録音したケルティック・ヴィオールと言うCDは、古のケルトの響きを実証的に再現しているので、廚二病を発動させるにはよりもってこいだ。メランコリックでどこかもの寂しいような神秘的な響きは、古のケルトに思いを馳せる時には欠かせない。

このようにケルトと言っても音楽は一様ではないのだが、今回は、またちょっとした色もののCDを。ゴールウェイによる『ケルティック・ミンストレル』と題されたアルバムである。ミンストレル…要するに、吟遊詩人である。『ケルトの吟遊詩人』。これは…そそられるタイトルではないか。が、ゴールウェイである。そもそも、金属製のフルートなんざ、ケルトとはあんまり関係ない。あの輝かしい響きは、ケルトになるんだろうか。と言うわけで、買ってみた。ブルーグラスなんかも、心地よく聴かせてくれたしね。

内容は、イギリスの民謡が中心である。Down by The Sally GardensやDanny Boyなんてのも入っている。しかし、イギリスの民謡集をただ単にフルートでやってみましたって感じではない。曲によってはバグ・パイプを使ったりしているせいもあるんだろうが、ケルトっぽさは出しているようだ(それはどんなだと聞かれるとこまるけど(汗))。もちろん、サヴァールのように古の響きがするわけじゃない。サヴァールの音楽が、ケルトだとするならば、ケルト風の音楽。タイム・マシンにはならない。しかし、それでも、やっぱりゴールウェイのフルートは綺麗だし、異国情緒漂う音楽世界は、実に幻想的だ。これはこれで悪くない。ケルティック・ミンストレルと言うよりは、イングリッシュ・ファンタジーと言う気もしないではない。まぁ、これはこれで結構楽しめるので、時折聴くことになるかな。

celtic-minstrel.jpg
 

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