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ダウスゴー&デンマーク国立交響楽団のBDを買う。デンマーク国立交響楽団…デンマーク放送交響楽団と同一の団体。今回のジャケットにはDanish National Symphony Orchestraと書いてあるので、デンマーク国立交響楽団。どういう風に使い分けているのかはわからないんだけれども、デンマーク王立管弦楽団以外のオーケストラ名を見ると大体、このオーケストラだと思っているので、間違えたことがない…と思う(流石に、室内管弦楽団は別物と理解しているけれども)。デンマークのオーケストラはこの2楽団さえ押さえておけば大丈夫、かな?

ダウスゴーは、昨年プロムスで実演に接することができた。その前後に、ドヴォルザークの交響曲を聴いて少し気になっていた指揮者だ。日本にも、ちょくちょく来ていて、一般的にも多少は知名度を上げているんだろうけど、なんとも、微妙なポジションの指揮者である。あれだ、一部マニアの間で評価の高い指揮者と言う感じ。メジャーどころのオーケストラにはあまり出てこないんだけど、なかなかいい仕事をするというよくあるパターン。こう言う人は、ベルリン・フィルの指揮台に上がるべきではない(と言う、マイナー信仰)。

マイナーな作曲家の演奏に定評がある、と言うと同じ北欧の指揮者、ヤルヴィ(父)っぽいんだが、ダウスゴーは、メジャーな曲でも、なかなかやる指揮者と評価されて来ている。実際、プロムスで聴いたBBC交響楽団とのブラームスの交響曲はなかなか素晴らしかった。

と言うことで、今回のBDに収められているのは、ブラームスの交響曲第1番、ドヴォルザークの同第9番『新世界より』、シベリウスの同第5番、ニールセンの同第3番『広がり』。2曲は超メジャー。残りもそこそこメジャー。そして、おいらが結構好きな曲ばかり。特に、ニールセンとシベリウスの選曲は堪らない。これが、シベリウスの2番と、ニールセンの4番だったら、高いBDを買う気にはならなかったと思う。嫌いな曲ではないけど、是非映像で見てみたいと思う曲じゃないんだろうな。良い線を突いて、そして、盛りだくさんなBDだ。BDも、だいぶ出揃ってきたけれども、まだまだオーケストラものの種類は多くないので、こう言う企画はありがたい限り。

さぁて、と!おいらのBD再生環境は、何つったって、PC。一応、モニタは27インチのFull HDなんで、BDの高画質を存分に楽しめるわけだが、そんな素晴らしいスペックではないので、ほかのことをやっていると動きが悪い。CDのリッピングはやらない方がいい。音楽を聴くのもやめよう(笑)。

メニュー画面は恐ろしくシンプルだが、映像は流石に美しい。演奏会場は、デンマーク放送協会本社(DR Byen)内にあるデンマーク国立交響楽団の本拠地ホール。豊田泰久氏も設計にかかわっているという。永田音響設計の人だ。永田音響設計すっごいなぁ。新しく出来た有名なコンサートホールは大体この会社が関わっている。日本が世界に誇れる会社の一つだと思う。で、このホールも素晴らしい。音響もいいし、デザインもいい。設計はジャン・ヌーヴェルと言う人だが、仄かに臙脂色のライトに照らされた客席に囲まれて浮かび上がるオーケストラ。新しいタイプのコンサートホールで、これだけ美しいホールはあまり見たことがない。高画質のBDで観れるのは、嬉しい限り。一度は行ってみたいという野望もわいてくる。

さて、肝心の演奏。ダウスゴーは、インパクトのないおじさん。半蔵門線に乗っていても気が付かないレベル。しかし、音質の良さもあるんだろうけれども、演奏は素晴らしい。定評のあるニールセンは、スマートだがダイナミックで、ニールセンらしいカッコ良さを存分に楽しむことができる。デンマーク国立交響楽団としても、お国ものだけに気合が入る。シベリウスも、準お国ものと言うこともあってか、好演。ドヴォルザーク、ブラームスもすっきりとした、ドイツやチェコの王道の演奏とはまた違った味わいの演奏が楽しめる。交響曲をBDでたっぷり楽しむと言う目的であれば、これほど充実したものはそうそうないだろう。カメラワークもいいと思う。

なお、最後にダウスゴーのインタビューが付いていて、あまり上等とは言えないけれども、日本語字幕が付くのはありがたい。一流の指揮者の話って面白いんだよね。すべてのプログラムについてコメントをしていて、ニールセンについて10分も語っている。すべては観ていないけれども、聞いた演奏の解釈を言葉で知ることが出来て興味深い。

dausgaard.jpg








 

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