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以前から気になっていたクーベリック&ウィーン・フィルの『わが祖国』がタワーレコードのオリジナル企画でCD化されたので、買ってみた。以前からたまにCD化はされていたのだけれども、何とはなしに見送っていたのだ。

で、なんで気になっていたかと言うと、クーベリック×ウィーン・フィル×『わが祖国』と言う、とっても名演が生まれてきそうな組み合わせだから。でも、数あるクーベリックの『わが祖国』の中では、今一つ、話題に上がってこない。なんなのだ…。

録音されたのは、1958年4月、ウィーンのゾフィエンザール。クーベリックにとって2度目の『わが祖国』の録音である。1度目は、1952年のシカゴ響との録音。こちらはモノラルだった。ステレオとしては、初となる。その後、ボストン響(1971年)、バイエルン放送響(1984年、ライヴ録音)、チェコ・フィル(1990年&1991年、ライヴ録音)と録音を繰り返し、計6種類の演奏を残している。録音場所のゾフィエンザールは、当時、DECCAがウィーン・フィルを録音するのに使っていたホールで、数年前に解体されたようだ。ムジークフェラインが録音に向かないとかで使われていたようだが、その音響レベルには疑問が残る。

演奏は無難。何と言うか…無難。他の5種類、すべてを聴いているわけではないんだけれども、聴いたことのある録音は、もっと熱い思いが溢れていたように思う。クーベリックはライヴで燃えるタイプだと聞いたことはあるけれども、それにしたって、無難に収め過ぎている。ウィーン・フィルらしい美感は損なわれていないんだけれども、それだけだったら、なにもクーベリックである必要はない。

録音は、ステレオ初期っぽい感じ。貧弱っていうのかな、奥行きがあまりないと言うのかな。そんな感じ。最近の録音に慣れてしまうと、せめて、1970年代以降の録音レベルで音楽を聴きたくなる。もっとも、そんな録音状態でも、良い演奏は、感動を呼ぶものではあるけれども。

悪い演奏じゃない、時代を考えれば悪い録音でもないのだろう。だけれども、クーベリックの『わが祖国』としては、6種類も揃っている中で、目立たない存在になってしまっているのは、止むを得ないような録音かもしれない。スタンダードな演奏でウィーン・フィルの『わが祖国』を聴きたいんだと言うのならば、良いかもしれない。殊更民族色を強調しているわけでもないので、過剰な思い入れなしには聴けるだろう。
 
ちなみに、同時期にクーベリックは、やはり、ウィーン・フィルとブラームスの交響曲全集を録音しているのだが、同傾向の演奏なのだろうか。興味はあるんだけれども、やはり後年のバイエルン放送響との演奏を持っていれば、特に必要ないようなものなのだろうか。

 

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