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ベルリン・フィルの後任は誰か?と言う話になると、一昔前は、如何にもしっくりきそうな人がたくさんいた。この人じゃないか、あの人じゃないか…なんて話をしていても、好みの差はあるにせよ、どの人も違和感なく「できそうだなぁ」と言う感じがしたものである。ところが今は、「強いて言えばティーレマンかな?」程度。消去法でしか頭に浮かんでこない。何と言うか、「大物感」がないんである。

じゃぁ、良い指揮者がいないのかと言うとそんなこともなくて、何となく、ベルリン・フィルのトップに立って、音楽界の中心になる、ってタイプがいないだけなのだ。「俺は俺の道を行く」って感じで、好みのタイプのオーケストラと自分の好きな仕事をする指揮者が多いように見える。既存の権力に阿ることがないと言うか、個性派が多いと言うか…それは言いようかもしれないけれども。何でもかんでも多様化する時代にあって、クラシック音楽も多様化しているんだから、そういう指揮者が多いのは時勢と言うべきなのかもしれない。

そんなことを偏見と思い込みで考えつつ、また新しい指揮者を聴く。パブロ・エラス=カサド。1977年生まれと言うから、今年で36歳。ドゥダメルなんかに比べると遅咲き感があるけど、このくらいの年齢で、頭角を現すことが出来れば、とっても将来有望。

今聴いているのは、最近、ハルモニア・ムンディからリリースされたメンデルスゾーンの交響曲第2番『賛歌』。まだCDは少なくて、ハルモニア・ムンディからは、これが2枚目。ほかはドミンゴの伴奏を務めた1枚がソニーからリリースされているのみ。オペラの映像作品も1つある。HMVで検索するとこれしか引っ掛からない。ただ、既にベルリン・フィルにデビューを果たすなど、欧州では徐々に評価を高めているらしい。

で、さて、『賛歌』。メンデルスゾーンの交響曲なら、有名な『スコットランド』、『イタリア』、『宗教改革』のどれかから始めればいいのに…なんてお節介をよそに、『賛歌』で見事な演奏を聴かせてくれる。

オーケストラは、バイエルン放送交響楽団なんだけれども、このオーケストラこんな瑞々しい音出すんだ、と感心。切り口から爽やかな果汁が飛び散ってきそうな、そんな音楽だ。第1部のシンフォニア、第1楽章は神々しさを清純な響きで聴かせてくれる。第2楽章のアレグレットは、実に美しい。こんなに、優しいメロディが溢れていたのか、と改めて感心してしまう。第2部のカンタータは、弾けるようなリズムと柔らかくスマートな響きが何とも魅力的だ。第7曲の合唱「夜は過ぎ去ったのだ」は、この曲の聴きどころの一つだと思うが、メンデルスゾーンらしい勢いを失わずにスマートな音楽作りになっている。クライマックスの第10曲、終末合唱も素晴らしい。

この『賛歌』と言う曲、大規模でありながら、交響曲なのかカンタータなのか判らない中途半端さ、何とも居心地の悪い管弦楽曲と合唱曲のバランスのせいか、メンデルスゾーンの交響曲では、若書きの第1番と並んで地味な存在だけれども、エラス=カサドは魅力的に聴かせてくれる。ちょっと目立たない曲かもしれないけれども、こんないい曲なんだよ、と言わんばかりの演奏はある意味、名刺代わりになりうるのかもしれない。

なお、ハルモニア・ムンディのデビュー盤は、フライブルク・バロック・オーケストラを振ってのシューベルトだった。あー、もうなんだか、既に、ベルリン・フィルの音楽監督には合いそうにないタイプっぽい予感がしてくる。ベルリン・フィルが変わるべき、なのかなぁ?

 

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TITLE > 無題
確かに面白い優秀な指揮者は多いですね。テオドール・クルレンツィスなんかは今までにないタイプで素晴らしい。
ベルリンフィルの音楽監督となると、手堅く古典~現代を振れないとだめなのかもしれませんね。その点有力候補のティーレンマンって意外に現代音楽もやってるんですよね。。
F2 2014/03/19(Wed)08:08:56 #EDIT
TITLE > 無題
クルレンツィス、興味深いですね。今出ているレパートリーが自分と合わないのでまだ聴いていませんが、素晴らしいと聞くと、早く聴いてみたいです。

ベルリンの聴衆が保守的なのかどうか判らないけれども、「手堅く」となるとやっぱティーレマンでしょう。これだけ、このタイプの指揮者が少なくなってきていると言うことは、ベルリン・フィルも変革が必要なのかもしれません。
schunsou 2014/03/19(Wed)22:07:45 #EDIT
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