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欲しいCDが自分のCDラックから見つかった…と言うのは、最悪の事態ではない。より最悪な事態は自分のCDラックを見ていて、「へぇ、こんなCD出てたんだぁ~」と感心してしまったときである(凹)。おいらのCD管理能力の限界なんだな…2,000枚。クラヲタ的には大したレベルじゃないと思うんだけど。今後はより慎重なCD購入計画が求められる。いやぁ、それでも、以前よりはだいぶ的を絞って購入するようにはしていたんだけど…。

今回見つかったのは、モーリス・アンドレのバロック協奏曲集。トランペットの協奏曲を聴きたいと思ったので、「アンドレ&マッケラスの程よいCDがあったな」と思って、EMIの棚を探していたら、アンドレ&カラヤン盤が。え、カラヤン?フンメル、モーツァルト父、テレマン、ヴィヴァルディ…こんなの録音しているんだ?!って自分の持ち物から新たな発見をしてしまったのだ。あー、でも、これ、あれだな、たとえば、今日、石丸電気に行ったとして、特価で980円で売っていたとしても、買わないな。そういうCDが見つかってしまうこと…感心している場合ではないのだ。

さて、折角見つけてしまったので、聴いてみる。カラヤン&ベルリン・フィルのたっぷりと重厚なサウンドがフンメルを鳴らしだす。オリジナル楽器全盛の今日では、ないんだろな、こういうの。邪道。いや、昔は王道。時々、バロック~古典派の作曲家の協奏曲集であることを忘れさせる。特にヴィヴァルディは、ほかの作曲家よりもおいらにとって馴染みがあるから、さらに違和感増量。なんか、新しい…いや、古いんだけど。ピノックなんか聴いている耳には、別世界。楽しい(笑)。アンドレの独奏も小気味がいいほど輝いちゃってて素敵。ヴィヴァ!輝ける1970年代。おいらの知らない古きよき時代へのメランコリック。

karajan-andre.jpg






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