その後、演奏者を調べてみると、ジョルジュ・エネスコは20世紀前半に活躍したルーマニアの結構有名な作曲家であることが判明した。ドヴォルザークのバックを演奏しているのが、パリ音楽院管であることも間もなく判明した。しかし、最後まで判らなかったのがOrchestre des Concerts Colonneと表記されたオーケストラだった。オーケストラ名鑑の類を見ても一切載っていない。色んなCDを見て歩いたけど、なかなかこのオーケストラの演奏は見つからなかった。コンセール・コロンヌはそれだけマイナーなオーケストラになってしまっていた。
やがて、コンセール・コロンヌの存在を知り、Orchestre des Concerts Colonneがこのオーケストラであることに気がつく。そうか…このオーケストラは、現存するものの、もはや、過去の伝説のオーケストラなんだなぁ、って思ったけど、そりゃ、失礼だな(汗)。今の演奏、聴いたことないし。