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先日紹介した書籍『クラシックの音楽祭がなぜ100万人を集めたのか ラ・フォル・ジュルネの奇跡』(片桐卓也著/ぴあ/2010年)に気にかかる箇所があった。核心だけを抜粋してみよう。

「…政権交代があり、文化予算についての政府の考え方が変わることもあり得るでしょう。その時にラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンへの支援がどうなるか、不確定要素はあると思います」(P.221、6行目以降)

少し前に国内のオーケストラへの助成金が削除されそうだ、なんて話があったけれども、LFJも例外ではなかったのだ。「え?あんなに人が来ているんだから儲かってるんじゃないの?」と思うかもしれなけれども、チケット収入は総事業費の3分の1程度らしい。要するにあと3分の2は赤字。国からの助成金の金額も大きいらしい。見る人から見れば、「無駄な事業」と言うわけだ。もちろん、「無駄」と判定されれば、LFJは終了となる。スポンサーを募れば…なんて、そう簡単にはいかない。

そもそも、こうした文化事業を縮小する必要があるのだろうか。統計局のホームページでちょっと調べてみた。例えば、昭和60年度と平成20年度の国の歳出予算額を見てみよう。

まず、総額。昭和60年度は53兆2,230億円、平成20年度が83兆610億円。30兆近い増加である。なるほど減らさねばなるまい。

続いて、文教及び科学振興費。昭和60年度は4兆9,040億円、平成20年度は、5兆3,120億円。増加はしているが、30兆円もの増加の要因とは言えないんじゃないだろうか?ちなみに、いま、歳出増加の最大要因とされている公共事業関係費も、昭和60年度の6兆9,220億円に対して、平成20年度は6兆7,350億円と減少している。

文教及び科学振興費と公共事業関係費を悪者扱いにしても、マスコミが喜ぶだけで、財政状態は絶対良くならない。極端な話、この2つを0にしても平成20年度の歳出予算額の総額は、昭和60年と比べて、18兆近い歳出の増加になってしまう。個人的には、あまりここで政治的な話はしたくないので、数字の羅列だけで終えておくけど、どう考えても歪んでいるよなぁ。

まぁ、せっこらせっこら国内オーケストラの演奏会に足を運びますか。都響とかホントひどい状況だし。

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