今月もNAXOSから新譜がたっぷり出た。NAXOSと言えば廉価盤の先駆けのようなレーベルだが、なんか、最近はちっとも安く感じない。と言うか、リアルに高くなってきている。以前は700円前後で買えた記憶なんだが、今じゃ、1,000円以上で売っているのが当たり前。もはや、廉価盤と言うことではブリリアントなどのレーベルには敵わなくなっている感が強い。
しかし、ラインナップはどんどん魅力的になっていて、1,000円以上出しても買っていいかな、と思えるようなアイテムもだいぶ増えてきている。廉価盤と言うよりどちらかと言うと秘曲発掘レーベルの方に価値が見出せるようになっている。hyperionとかCHANDOSとか、そっち系の仲間ってことなのかな。
演奏家の方も充実してきていて、こないだのウィーン・コンツェルトハウスで聴いたドゥネーヴ&ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団のコンビなんかもNAXOSから何点かCDを出している。また、以前はメジャーレーベルから出していたような演奏家もNAXOSからCDを出すことも時々あるようだ。NAXOSが誕生してだいぶ月日が経っているが、その存在価値を変貌させつつ、また注目すべきレーベルになっているような気がする。今後の新譜も楽しみに待ちたい。
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