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記録的な猛暑がはじまった今週の初めのこと。夕方、半袖Tシャツ1枚で街を歩いていると酒屋の前で作業をしていた老婆に声を掛けられた。「そんなかっこうで寒くない?」確かに、少し肌寒さを感じていたところだったので、「そうですね。ちょっと寒いです」と言葉を返した。

もちろん、ここは東京ではない。日本の北の果ての離島、礼文島の香深。離島と言うと、沖縄であったり、小笠原であったりと、南のイメージが強い。しかし、北海道の離島も魅力的なところが多いのだ。なかでも、花の浮島と呼ばれる礼文島は観光客に人気が高い。レブンアツモリソウやレブンソウ、レブンウスユキソウなどの固有種が多いことで知られるが、何といっても、海岸から咲き乱れる高山植物の群生は他では見られない風景だ。島全体の風景はニュージーランドに似ているとも言われている。

隣の利尻島は、島中心部に標高1,700mを超す利尻山を擁する山の島。遠くから見ると、端正な三角錐をしているため、利尻富士と呼ばれることもある。しかし、近付いてみると、その峨峨たる山容は、富士山とは似ても似つかない。北海道銘菓『白い恋人』のケースにプリントされている山が、この利尻山なんだけれでも、これをみて富士山を思い浮かべる人はまずいないだろう。登山道も、富士山とは比較にならないほど変化に富み面白い。山頂付近のお花畑も素晴らしい。

そんなわけで、この1週間ほど、利尻、礼文、そして、ついでに大雪山を少しだけ歩いてきた。

最初は、利尻島。羽田から稚内へは直行便で2時間ほど。稚内からハートランドフェリーに乗り継ぎ、利尻島の鴛泊港までは、2時間弱。9時過ぎに家を出ても、到着するのは、18時近い。目的はもちろん、登山。

海抜0mから登り始めることもできるが、一般的には、標高200mほどの登山口から登り始める。それでも、標高差1,500m。登りっぱなしなので、日本アルプスの標高差1,500mよりはずっと楽だけれども、日帰りしなくてはいけない。登りより下りの方がきつい。私が登った日は、雲が多く、山頂付近で漸く青空が覗く程度だったが、それでも、お花畑やローソク岩、長官山からのすっと聳え立った利尻山などを満喫することができた。

 

礼文島は、少しの散策と、定期観光バスツアー。花の季節は終わっていたけれども、レブンウスユキソウの咲き残りなど、その片鱗を楽しむことができた。印象的だったのは海の色。深く濃い色をした透明な輝きは、沖縄のそれとは全く異なる魅力がある。空の色もまるで海の色に染まるように透明だ。この海に高山植物を抱えた草原を頂き柔らかくも、険しく聳える西海岸の風景は、一幅の絵のようだ。スコトン岬ではシオリガモ、バスの車窓からは、アザラシの群れを見ることができたのも良かった。

礼文から稚内に戻り、納沙布岬へ。夕日に染まる利尻山は登った身には、一入の思い入れを持って眺めることができた。

翌日は、レンタカーでサロベツ原生花園を経由して、旭川へ。ここからバスに乗り継ぎ、層雲峡温泉に入る。ここで一泊して、翌日に黒岳を目指す。さらに、旭岳を目指すが、荒天のため、登頂をあきらめて旭岳を巻く道を通って旭岳ロープウェイへ。この巻道は、お花畑が素晴らしく、結果的にはラッキーだった。秋の紅葉の見どころでもあるとのこと。登山の最後に道に飛び出してきた愛らしいシマリスとの出会いも忘れ難い。

 

下山後は旭岳温泉で汗を流し、バスで旭川へ。翌日、飛行機で東京帰着。

と、以上がざっとした旅の流れ。全般的に天気は良くなかったんだけれども、道北の魅力をいっぱいに感じることができたと思う。

あと食事。これはさすがに文句のつけようがなかった。利尻のエゾバフンウニ、モズク、ホッケは、今までの常識を覆す味。礼文ももちろん、美味しい海の幸だらけ。旭川のジンギスカンも◎。

  

また行きたいな、北海道。都市部はもういいけど(汗)。特に、利尻・礼文にはぜひ再訪したい。

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