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先日、歌舞伎を観に東銀座の歌舞伎座に行ってきた。初歌舞伎である。午後2時開演、終わったのは午後6時頃。演目は2つ。一つ目の舞台は、割と聴き取りやすかったけれども、二つ目は何を言っているのかさっぱり(汗)。オーディオガイド必要だったか。

んで、集中力はそんなに持たないので、ぼんやりオペラとの類似点と相違点を考えていた。まず、最初に感じたのは、これは、延々とレチタティーヴォをやっているものだ、と言うこと。歌がないだけで、あとはオペラに似ている。現地人が聴いてもわからないという点でも似ている(笑)。歌舞伎座があるのに対して、オペラ座がある、幕間に軽い食事をしたり何か飲んだり、と言う形も似ている。

じゃぁ、文化として、オペラは歌舞伎に置き換えられるかと言うと、それは違う。オペラはそもそも貴族文化の産物だ。力のある王侯貴族が、「おれ、こんな豪華なオペラを上演する力があるんだぜ?凄いだろ?だからいうことを聞きな!」と言うジャイアニズムの推進を目的として、発展してきた。要するに、採算度外視。バブリー文化。だから、満席になっても、利益を出すのは難しいし、今日においても、国や地方公共団体と言った、王侯貴族に替わるパトロンを必要としている。

対して、歌舞伎は大衆文化だ。江戸時代に江戸の庶民に支えられて発展してきた。そして、いまだに庶民に根強い人気を誇り、利益を得て運営している(補助金の有無は知らないけど)。国からいかに補助金を引っ張り出そうか四苦八苦している欧州のオペラ座とは対照的な姿に見える。

そんなわけで、歌舞伎とオペラでは文化を支える基盤はまったく異なる。とは言え、座席数もチケットの値段も大して変わらないのに、片や儲かって、片や補助金なしにはやっていけない。どんだけ、舞台に差があるのか。パッと見で感じたことは、何といっても、人の数。100人規模のオーケストラ、合唱団、場合によってはバレエ団を擁するオペラは、人手がかかり過ぎる。歌舞伎は楽器奏者を含めても精々、30人。そりゃ、利益率違いすぎる…。

しかし、いずれの観客も高齢層ばかり。将来はどうなるんだろう?年を取れば、観に行くようになるものなのだろうか…。

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