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網走からウトロへ。陽の見えない曇天の中、寒気に粉雪が舞う。バスの窓外には青い海。ウトロにも流氷はない。打ち上げられ、取り残された流氷が海岸にごろりごろりと転がっているばかり。水平線は、どこの海岸でも見られるありきたりな水平線。流氷の白い帯を見ることすら出来ない。暖冬なのだろうが、少なからず温暖化の影響もあるようだ。ここ知床は流氷の南限だから、些細な温度変化も敏感に感じ取り、大きな変化として顕著に現れる。昔は、「網走まで渡って行けた」とまで言われたそうだが、大仰な虚言にしか聞こえない。

翌朝、予定していた流氷ウォークは、予想通り、中止。スノーシュートレッキングに変更となった。ウトロの街から5kmほど先にある知床自然センターからフレペの滝を目指す。往復2kmほどの行程だが、ガイドさんがあれこれと面白おかしくレクチャーしてくれるのでたっぷり2時間コース。

IMG_3050.jpg














風光も明媚。知床の太陽は薄い雲を通して、柔らかに優しく雪原に弱い光を降り注ぐ。白い空に今にも溶け込んでしまいそうな知床連山は、僅かな陰影をつけて、その存在を我々に知らしめる。フレペの滝は、光の屈折で仄かに青みを帯びて、オホーツク海を望む断崖絶壁で凍てついている。子連れの雌の蝦夷鹿は、人を全く気にする様子もなく、食事に夢中だ。青い海には、塵のように薄い流氷が群れて、一条の筋を成している。その上を大鷲がゆったりと飛んでいく。全てが知床オリジナル。確かに本州にはない趣だ。

IMG_3092.jpg














ウトロに戻ると幸い流氷が接岸している部分があったので、間近で楽しむことが出来た。波に弄ばれ、押しては引く流氷をぼんやりと眺める。動きは緩慢で、激しさはない。幸い帰りのバスからも、もう少し大きな流氷の群れを見ることが出来た。なんとか…目標は達せられた。

IMG_3136.jpg














網走に戻った頃には、とっぷりと日は暮れていた。

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