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無伴奏ヴァイオリンのための24のカプリースと言えば、パガニーニの名曲。名盤も多い。しかし、つい先日、フランスの若手ヴァイオリニスト、ガブリエル・チャリックの演奏でリリースされた無伴奏ヴァイオリンのための24のカプリースは、なんと、ロカテッリのものだ。

ロカテッリの24のカプリースは、ヴァイオリンの技法op.3に収められた12のヴァイオリン協奏曲のためのカデンツァ集である。ヴァイオリンの名手として知られたロカテッリのヴァイオリン協奏曲には、ヴァイオリンの独奏による長めのカデンツァが第1楽章と第3楽章に含まれている。12曲あって、それぞれに2つのカデンツァ、12×2=24のカプリースと言うことになる。バロック期の曲集はなぜ、12曲でまとめられているのだろう?と言うこの曲固有ではない疑念はあるものの、これで数字は納得がいく。12のヴァイオリン協奏曲+24のカプリースだから13曲じゃない?と言う細かい突込みはなしだ。

で、さて、ロカテッリのヴァイオリン協奏曲だけれども、ヴァイオリンの技法op.3では、コレッリ形式の緩-急-緩-急ではなく、ヴィヴァルディ形式の急-緩-急の形式を取っている。バロック後期の作曲家であり、ヴァイオリンの技法op.3が1733年に出版されたことを思えば、一般的な形式と言えるのだろう(多分)。で、第1楽章と第3楽章にカデンツァ、要するに急楽章用なのだ。と言うことは、このカデンツァ、全部早い!パガニーニの24のカプリースだってゆっくりした曲があるというのに…。

しかも、だ。今日の技術をもってしても、演奏困難な部分がある上に、当時の楽器では、弾くことが出来ない高音が使われているなど、超絶技巧に加えて、謎が多い曲なのだ。

この難曲中の難曲、カプリースだけで演奏されることは多いものの、全曲を完全な形で録音したヴァイオリニストはいなかった。今回のチャリックによる演奏は、世界初となる貴重な試みだ。こういうチャレンジャー精神に充ち溢れているのは、古楽奏者に多いが、チャリックはモダン楽器での挑戦となっている。それに、バロック音楽がオリジナル楽器で演奏されることが一般的になった今日ではこういう珍しいバロック音楽をモダン楽器で演奏すると言うだけで、どこか斬新なような印象を受けてしまう。

演奏技術はさすが。高音でもしっかりとした音程で凛とした響きを持って弾き切っている。心地よくきりきり舞いさせてくれる。この研ぎ澄まされた感覚、今後も期待できる若手ではないだろうか。と、持ち上げつつ、マンゼの演奏で聴いてみたい、なんて、失礼なことを思ってしまったりする(笑)。巨匠崇拝が抜け切らぬとは情けないものだ(汗)。でも、これがきっかけになっていろんな人の録音が出てきたら、間違いなく嬉しい。バロック・ヴァイオリンでも聴いてみたいよね。



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