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器楽奏者が指揮者に転向する例は枚挙に暇がない。そして、大抵はファンをがっかりさせる。指揮者として成功するか否かではなく、その楽器の演奏が聴けなくなってしまうから。ゼロではないにせよ、機会はグッと減る。録音もグッと減る。

トマス・ツェートマイアーもそうした演奏家の一人ではないだろうか。

この人は随分前から活躍してはいるが、自分が、「お、この人凄いな」と意識したのは、ムジークフェラインで聴いたブロムシュテットとのベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲だった。正統派とも言える質実剛健なブロムシュテットの伴奏に対して、鋭く自由奔放な演奏を披露してくれた。カデンツァなんか変なことやりまくっていて、今まで聴いたことのないようなベートーヴェンになっていた。超個性派。たぶん、こういうのを怪物と言うのだろう。

これは3年程前の話。じゃぁ、その前は?と言うと、これは録音でしかわからないんだけれども、カメラータ・ベルンとの『四季』を聴く限り、やっぱり一筋縄ではいかない演奏家だったようだ。モダン楽器での演奏だけれども、ピリオド楽器でのそれと比較しても一歩も引かぬほど自由奔放。もちろん、アーノンクールと共演するなど、ピリオド奏法には否定的ではないだろうし、少なからぬ影響もあるだろう。それにしたって、やりたい放題。

そんなツェートマイアーなんだけれども、最近は、指揮者としての活躍ばかりが目立つ。今年で52歳。まだまだヴァイオリンの演奏が聴きたいぞ。えっと、ま、あんまりCD持っていないけど…。

そんなわけでツェートマイアーの新譜。ラヴェルとドビュッシーの管弦楽曲集。オーケストラはパリ室内管弦楽団。指揮者じゃん、とがっかりするなかれ、1曲目にツィガーヌを演奏してくれている。もちろん、ソリストはツェートマイアーだ。目当てのヴァイオリニストの協奏曲を見つけたら、そのヴァイオリニストは指揮者で、聞いたこともないヴァイオリニストがソロを務めていた…なんて、ありがちなトラップは仕掛けられていない。

で、このツィガーヌがなかなか凄いのだ。冒頭の無伴奏で演奏される部分からして、強烈。この曲の持っている民族的な部分を強調しているわけではないんだけれども、何とも濃い味わいの導入である。リズムも何ともスムーズにいかず、ぎこちなく刺激的な響きによって音楽が進められていく。リズミカルで踊りたくなるような部分でも、簡単には躍らせてもらえない。ツェートマイアーのヴァイオリンが鋭く刻みつけてくる。こんなツィガーヌって…あ、いや、これがツィガーヌのあるべき姿なのかも…と言う心地よい錯覚を覚える。

のっけから驚かされるが、以降のオーケストラ作品は、清冽だったり美しかったり、冷静で分析的だったり…なかなかの名演。ヴァイオリンの演奏活動を控えすぎない程度に指揮者でも頑張ってくれればと思う。

それにしてもジャケットの写真…レスラーか?(笑)実際、デカいしパワフルな見かけな人だけどね。片手でリンゴは潰せそう。

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