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先週の日曜日、槍ヶ岳が白く染まった。今年の初冠雪だと言う。この日は槍穂に限らず、立山連峰、後立山連峰、黒部源流域と言った北アルプスの主峰の峰々はうっすらと雪化粧をしていた。

その日、その様を燕山荘から眺めていた。

打って付けの行楽日和が予想された10月の3連休の初日、前泊していた穂高駅前のホテルからタクシーで中房温泉に移動、大勢の人に紛れて、合戦尾根を登る。北アルプス3大急登と言われると、さも大変そうなんだが、地図をよく読めば、北アルプスへのアプローチ・ルートとしては楽な方であることがわかる。3大は、“大変な”ではなく、“メジャーな”と言う意味なんだろう。6時頃中房温泉を出て、9時過ぎには着いていたから、休憩時間を除けば、3時間程度の登り。コースタイムは4時間とあるけれども、そんな快足ではない自分たちでもこんなもの。

心地の良い稜線にこれほどあっさりアプローチできるのは大変魅力的だ。残念ながら、この日は、雲が多く、燕岳の山頂も雲に覆われていて、展望は得られなかった。もっとも、数時間後には青空も覗いていたので、時間帯によっては、そこそこの展望はあったのかもしれない。

この日は、燕山荘泊。9時に到着して、泊まり。まだ受付もしてもらえない。山頂でのんびりするために9時頃山小屋に到着することは、よくあるんだけど受付してもらえなかったのははじめて。流石、大型山小屋。

食事は3~4回転。その度に、小屋の主人が、登山初心者向けのお話とアルペンホルンの演奏を披露する。「あまり知られていないかもしれませんが、アルプスの方では有名な曲です」と言って、紡ぎだされたメロディ…ブラームスの交響曲第1番第4楽章の冒頭のあのメロディ!ここで聴くとは。

消灯は21時。19時には横になったけれども、いつものことで良く寝付けない。夢現を彷徨っているうちに3時頃になる。外に出ると雲一つない快晴に、数多の星が瞬いている。カメラを担ぎ出す。ベンチにセットする。

ジャリ…ん?この感触なんだ?午後遅くにみぞれが降っていたのをすっかり忘れていた。そして、これは…雪。気温は多分氷点下。風もある。だけど、素晴らしい景色。寒さに耐えるか、暖かい室内を取るか。結局、1時間くらいは外で耐えた。

翌朝、大量の人と共に日の出見物。その後、朝食→出発。さほどアップダウンのない快適な縦走路を風景を楽しみながら歩く。前述のとおり、西に見える峰々は雪化粧をしている。この日の目的地は、常念小屋。途中、大天井岳を通り、お昼頃、常念小屋到着。大天井岳は、方々から見ていて、景色の良さそうな山ではないかと思っていたんだけど、思った通り。槍穂の展望が見事な山だった。

この日は常念小屋に泊まって、やっぱり3時頃外に出て、星空見物。槍穂に、常念岳に、星の光が降り注ぐ。しんと静まり返った、異空間。この時間が、とっても好きなんである。

やがて、夜が白んでくる。準備を整えて、いざ常念岳山頂へ。暗い岩場をルートを探しながら登っていく。5時半ころに山頂着。先客は一人。でも、後ろを振り返るとライトをつけた登山客が、列をなして山頂を目指してくる。

日の出を待っていると山頂直下の岩場に動く、白い生き物が…。オコジョ冬毛版。夏毛版は、尾瀬と水晶岳の山頂で見たことがあるけど、冬毛版は初。日の出よりそっちに目が行ってしまった。

いつしか山頂は大勢の人であふれていた。この山に登るのは、10年ぶり2度目だけど、前回は雲が多くて景色が楽しめなかったので、景色を見るのは初。この2日間見続けてきた槍穂を改めて眺める。しかし、これまで写真をだいぶ撮ったので、改めて撮影する気にならず。

日の出が終わると、カメラをしまってさっくり下山。常念小屋の前で朝食を済ませて、一ノ沢登山口に下山。その後タクシーで日帰り入浴&昼食を経由して、穂高駅へ。ここから松本経由で帰京。

今年初の日本アルプスだったけど、やっぱり景色は良いなぁ。また行きたい。もうそろそろ、再訪の山ばかりになってくるけど…。
  


  
  

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