熱狂の日事務局から公演時間変更の連絡。ロッシーニの小荘厳ミサ、2公演の演奏時間を下記の通り変更するとのこと。なお、その後の公演についても、繰り下げられる(各一公演)。
5月4日 公演番号347
20:00~20:45→20:00~21:20
5月5日 公演番号443
13:00~13:45→13:00~14:20
ほぉ、そうなんだ…って、えー!!小荘厳ミサは80分近い曲なのに、45分の演奏時間しかとっていなかったんだ。凡ミスなり。「変更情報の更新」…でいいのかな?プログラムに影響出ちゃった人は、やむ得ぬ変更で済まされちゃう範囲なのかな?おいらは特に影響はないけど…。つか、プログラム作りってどういうスタッフでやっているんだろう?「いやぁ~、そんな長い曲とは知りませんでした」とかw。巨大なイベントなんで大変なのでしょう。
ちなみに、他の公演は、45分だからこの公演は得だ。80分もコルボの音楽に浸れる。
先週末あたりから、この曲もちょくちょく聴くようにしているが、なかなか素敵な作品だ。ロッシーニ晩年の作品なのだけれども、ロッシーニって若いうちにほぼ作曲の筆を折っちゃった人で、晩年の作品って凄く限られている。オペラ作曲家として知られているけど、オペラの作曲をしていたのは30代後半まで。だから、世間一般で知られているロッシーニって、30代までのもの。その後は、美食にふけって余生を楽しんだ、ってのが良く知られている話。その美食にふけるのもそろそろ飽きてきたか…と言う72歳頃に書かれた作品がこれ。
教会音楽に手を出して、これは悟っちまったのか、と思いきや、ロッシーニはそんなにぬるい男じゃなかった。やっぱロッシーニはロッシーニ風。歌心満載の美しくも明朗な音楽。ヴィヴァ、ウィリアム・テル。たまにオペラ聴いているような錯覚に陥ることも。いろんな意味で傑作なり。これが、ロッシーニの荘厳。ちなみに、オーケストラ版もあるらしいけど、オリジナルは、ピアノ伴奏。それが小荘厳たる所以。まだ、途中までしか聴いていないけど、是非、演奏会場にも足を運ぶことをお勧めできる作品。
ちなみにおいらが聴いているのは、クレオバリー盤。ポップ、ファスベンダー、ゲッダと往年のスター歌手がぞろりと揃い、伴奏のピアノをラベック姉妹が弾くというバブリー盤。お勧め。EMIの廉価盤で入手可能。ジャケットが安っぽいのは、勘弁。
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