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昨日、トーマス・ダウスゴー指揮東京都交響楽団の演奏会へ。会場は、久々のサントリーホール。演目は、日本初演となるサーリアホによるクラリネット協奏曲“D'OM LE VRAI SENS”とニールセンの交響曲第3番。クラリネット独奏は初演者のカリ・クリーク。作曲者も臨席。

サーリアホの作品は、中世のタペストリー『貴婦人と一角獣』にインスピレーションを得て作曲されたもの。このタペストリーは1500年頃に6連作として作製されたもので、名品として知られているものの、謎に満ちたものであるという。6連作に対し、6部構成となっている。

真っ暗に電気を落とされたホールの中で、曲は静かに始まる。やがて、舞台の袖から、クラリネットの強烈な咆哮が聴こえてくる。どうも、これは一角獣(ユニコーン)の嘶きらしい。空想の動物なのに妙に生々しい響きだ。

1階客席の端から登場したカリ・クリークにスポットライトが当てられる。壁に映し出されたシルエットはどこかピエロっぽく、現実のものに見えない。丸で切り絵のようだ。動きもまた軽妙で、実に芝居上手だ。

いかにもゲンダイ音楽の響きではあるけれども、ファンタスティックでどこか怪しげな響きに満ちている。最後の1枚だけは、コンサートの解説書に載っているものの、他の5枚の絵がどんなものであるかはわからない。だけれども、絵の雰囲気は十分に伝わってくる。

ヴァイオリン奏者たちが演奏しながら舞台から降りてくるという演出の中、曲は静かに終わる。ちなみに、タイトルの“D'OM LE VRAI SENS”は「人に真なる感覚/意味」と訳すことが出来るらしい。6枚目のタペストリーのタイトル“A mon seul desir”のアナグラム(文字を入れ替えて別の文章にすること)となっている。この隠された文章から、最初の5枚の絵は5感、最後の1枚の絵は第6感を意味していると考えられている。

演奏後は大喝采。独奏者のカリ・クラークは、とにかく上手い。芝居も含めて、他にこの曲を演奏できる奏者はいるんだろうか。

休憩を挟んで、ニールセンの交響曲第3番。今月2度目の実演。1度目は海外公演とは言え、あまり演奏されないこの曲を短期間の間に聴き比べられるとは。ちなみに1度目は、ブロムシュテット指揮ゲヴァントハウス管弦楽団。

冒頭からゲヴァントハウス管弦楽団と都響のパワーの違いを思い知る。これは、きっとダウスゴーの指示と言うよりは、金管群のパワーの差だろう。とは言え、演奏そのものは大変な熱演だった。弦もしなやかでよく響いていたし、十分に豪放な響き。オーケストラを煽りまくっておきながら、わりと引き締まった演奏。2楽章の独唱者は、後方座席を挟んで、オルガンの前で歌唱。遠くから響いてくる音響効果を狙ったのだろうか。第4楽章まで一気呵成に演奏しきって、観客から大喝采を浴びていた。

なお、ダウスゴーは来年1月にも新日フィルを振って、ニールセンを演奏する。曲目は交響曲第5番。2月には同曲をパーヴォ・ヤルヴィ&N響が演奏するので、こちらも聴き比べが可能。

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